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情報共有ツール

indieblog.page – Dokuwiki作者による、個人ブログアグリゲーションサイト

indieblog.page は、個人ブログのページを集約したアグリゲーション、サイトそしてサーバツールです。

インディーウェブ運動は、独自ドメイン、セルフホスト、非集中管理の個人ブログ等を、著者がコンテンツの所有権を自ら保持したまま連携させることで集権型の SNS に対抗しようとする運動です。

運動自体は2012頃に一番盛り上がっていたようで、その後ツイッターの代替を個人サーバの集合体で実現しようとした Mastodon の登場が2016 年、今もインディーウェブの運動は続いているようです。

アンドレアス・ゴアさん(Andreas Gohr)は、Wikiツールの一つとして有名な DokuWiki を2004年から開発している有名人ですが、このゴアさんが新たに公開したのが indieblog.page

indieblog page's top
indieblog.page のトップページ

サイトはシンプルな作りで、中央の青い”Open Random Blog Post”ボタンをクリックすると、登録されている様々な個人ブログ記事にランダムで飛びます。それだけ。

自分もインディーブロガーだと思う人は誰でも、あるいは他のインディーブログを推薦したいときも、RSSフィードが提供されている個人ブログの登録を提案してよいことになっています。

indieblog に戻ってボタンを押しても、次はまた別のブログ記事にジャンプします。今も個人ブログを続けている人たちの間で、新たな個人ブログの発見を手助けするwebサービスと言えますね。

ソースコードも公開されていて、indieblog.page と同じようなサイトを自分でホストすることもできます。Dokuwiki はファイルベースだけでデータを記録していて、当初はそれが管理も楽で広まったのだと思いますが、この新ツールは SQLite を使っています。

ゴアさんのオリジナルは「個人ブログならなんでも」でしたが、特定のジャンルで募ってジャンル内のブログを集約するようなサイトも立てられますね。

via Hacker News

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ネットのサービス

lists.sh – リスト形式だけ扱うマイクロブログサービス

lists.sh は、要素が並んだリスト形式を扱うことに特化したマイクロブログ・プラットフォームです。

利用者は、テキストファイルに箇条書きにしたリストを、取得したユーザー名の下に公開することができます。

登録は lists.sh の ssh サーバへのアクセスで行います。あまりこういう形式のユーザー登録は見ないですね。

ユーザー名の取得や、既存の投稿の削除などが行えます。メニューでできる機能は今後も拡充されていく予定だそう。

こちらは新着投稿のページ。Hacker News のトップページに載ったため、いろいろな人がテスト投稿をしに来ています。

リストをプレインテキストで表す仕様が用意されていて、それに従って書けば、単なる項目の列挙だけでなく、リンク、画像、ヘッダなどの要素も表現できます。

登録してみたところ、日本語も問題なく動きました

sshでアクセス、というところはユーザーの足切りになるかなとは思いますけど、今のままだとあっという間にスパマーに見つかりそうなサービスですね。

Go言語によるソースコードも公開されているので、自分でホストしたり、登録の仕組みに制限をつけて仲間内や会社内で使うといったこともできるでしょう。

あえて書けることをリストに絞る、というところは可能性を感じます。

via Hacker News

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アメリカ

McMansion Hell – マックマンション(粗製乱造された豪邸)を批評するブログ

mansion(マンション)は英語では「豪邸」「大邸宅」という意味です。(日本でコンクリート製の集合住宅のことをマンションと呼ぶのは英語としては間違い)。

McMansion (英語版Wikipedia) という言葉は、1980年代に生まれた新語で、規模が大きくて立派だけど「大量生産で」「粗製乱造の」「質が低く」「規則性のない複数の建築様式をごちゃまぜにしたような」邸宅、という意味になるそうです。

# “Mc-“は「マクドナルドのような」ということらしく、マクドナルド社にしてみれば災難なネーミングでしょうね。

McMansion Hell は、そんなマックマンションの外観や内装を、ひとりの建築家が実例を挙げて批評するというブログ。23歳の建築家ケイト・ワグナーさんが昨年7月に開設したものです。

(credit: McMansion Hell)

「左右の対象性が無い」「同じ階の窓のデザインが一つ一つ全部違う」「窓の高さが揃ってない」「窓の間隔が一定でない」「左側と右側で建築様式が違う」など、豪邸の正面写真に様々な突っ込みを書き込んで、公開しています。

(credit McMansion Hell)

対象性や不整列については、言われてみればなるほどと思いますが、いろいろな批評の中にはわかりにくいものも。ただ、ブログでは建築用語や各建築様式などについて詳しく解説してる記事もあり、購読していると知識が増えてわかるようになるのかもしれません。

Zirrowとの揉め事

今回このブログが有名になったのは、不動産情報サイトのZillow が、Zillow 上にあった豪邸の写真を使っての批評を「著作権違反だ」とし、写真の削除を求めたことによるものです。

Zillow 側の訴訟も辞さないという警告文

ワグナー氏はZillowなど他サイトの写真を使った記事に、引用元のクレジットを示し、教育・風刺・パロディのためのフェアユースの範囲内である、との宣言を追加しましたが、一時サイトを停止することに。

しかし、Zillow 上の写真に、Zillow 自身の著作権はないことが明らかとなります。家の売主やエージェントが写真を掲載しているのですからね。そして、電子フロンティア財団(EFF)の支援が入り、ワグナー氏の代理としてのEFFからZillow へ返答が送られます。

この返答の中でワグナー氏が今後はZillow からの写真を使わないことを宣言したこともあってか、「それでもやるって言うならそっちの主張の間違いについてとことん争うぜ」というEFFの最後の一文が効いたのか、Zillow は法的な手段を取らないことを公表しました。

via Electronic Frontier Foundation, The Verge and Wasington Post