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誤字を振動で伝えるハイテクペンLernstift

クラウドファンディングサイト Kickstarter に登場した Lernstift は、間違ったスペルを書いたら震えてそれを教えてくれるというペンです。

子供が宿題をしていて、気づかずに次々と間違った綴りの単語を書いているのを見た発案者の妻が、「この子には間違えるたびにすぐに教えてくれるペンが必要ね」と思ったのが発端だったとか。

ペンにはモーションセンサーが内蔵され、ペンの動きにあわせて持ち主がどんな字を書いたかを認識します。

lernstift-inside

ペンには、綴りの間違いを指摘してくれる Orthography(正字法)モードと、筆記体の読みやすさを判定してくれる Calligraphy(書道)モードの二つがあります。また、技術的な延長線上には文法をチェックするモードも考えられ、いずれは追加できるだろうということです。

対応言語は、まずドイツ語と英語、続いてヨーロッパの主要諸語が予定されているということですが、文字認識ソフトウェアのトップ企業から40言語以上のデータをライセンスしているということで、より多くの言語に対応したいということです。

フィードバックを早く得ることで、間違いを早めに正してより早く習得することができそうですね。人類があと何年ペンと書き文字を使い続けるかはわかりませんが、移行が済むまでは、子供たちもまだまだ手書きと綴りの技能を練習しないといけないですし、面白い商品ではないでしょうか。

via Lernstift – A pen that reacts to spelling mistakes | Ufunk.net

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身の回りの色をそのまま使えるペン color picker pen

[追記 2016-08-03] クラウドファンディングレベルではありますが、このコンセプトをまさに実現しようとしているガジェット Cronzy が発表されています

韓国のデザイナーJin Su Parkさんが考えた、カラーピッカーペンというコンセプトモデルだそうです。

ペンのおしりにつけられたスキャナで読み取った色を、3色のインクで調整しならがペン側で書けるということ。

コンセプトと言っているので、実際にこの製品が実現できているわけではないとは思いますが。コメント欄では「RGBのインクじゃ白地に色を再現できないのでは」というツッコミがはいってたりしますし。

Colorpickerpenredscreenshot

ただ、この機器のアイデアはいいかなと思いました。最近だとタブレットとパソコンで絵を描く人も多いでしょうから、実物のインクを混ぜ合わせるなんてことをしなくても、スキャナで取り込んだ絵を次の着色に使う、とかできれば十分なのかも。と書いてたら、そんなことは既にいくらでもできてそうな気がしました(あまりこのあたり詳しくないので)。やっぱり、紙にペンでこういうのができる道具も、いずれ実用化されるといいかも。

Colorpickerpengreenscreenshot