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2007年02月28日
Yahoo! UI LibraryによるJavascriptゲームのサンプル集
Yahoo! UI ライブラリを使って、テトリス(Yetris!)、15パズル、スペースインベーダー、ソリティアなどを作って公開しているKris Cieslakという人のインタビューが、Yahoo User Interface BLOGに出ていた。
それぞれのゲームについては、Javascriptでも昔からそれなりのものはあっただろうと思う。テトリスについては、何年も前にすごい方法で作ってた人もいるし。ソリティアがしたければWindowsについてるやつを起動すればいいでしょ、という話はある。まあ、これらの目的は技術力のデモ的なところがあるのだろう。
ライブラリを活用し、ゲーム本体のJavascriptファイルはどれも非常に小さい(10KBとか20KB)ところがこれらのデモの肝かなあと思う。
これで、Yahoo UIライブラリの各ファイルはYahooにあるものを呼べるようになったことをあわせると、Javascriptでいろんなものが動いたり動かせたりするページも、より軽く作れるようになってきたということじゃないだろうか。
インタビューでは、それぞれのゲームの開発時のエピソード(大晦日にパーティーにも行かずに作ってた、とか)や苦労したところ(どうやってJavascriptだけで一枚画像を分割したか、とか)、なども語られている。
アラビアのDigg
アラビア語のDiggクローンサービスがあった。
右から左に書かれたテキストと、ウルトラサインのような文字が、見慣れたDigg風のインタフェースに載っているところが面白い。
ソースを見ると、HTMLでもCSSでもrtl(Right to Left)指定がいっぱい入り込んで大変そうだ。
僕も、右から書く言語(アラビア語、ヘブライ語、ペルシア語とか)へのローカライズという仕事はやったことがないので(左から右はいろいろやった)よくわからないけど、アラビア文字の部分は普通に書いても右から左に表記されるらしい。だったらrtl指定はなくてもいいんじゃないか、と思うけど、数字(アラビア数字なのに!)とか英単語の部分は左から右表示になるとか、それらの混在とかもあるからなのかも。
左から右の言語の文字でも、スタイルの指定によっては無理矢理逆方向にできる。
試しに、右から左へ受け流してみる
どんなことが話題になってるか調べてみようと思ったら、いつも使ってるBabelfishはアラビア語に対応していなかった。
グーグル翻訳はベータながらアラビア語という選択肢があったので、Google Translationで英語にしてみるとこんな風に。
ざっとタイトルをみただけだが、Diggでも話題になっているようなサイトが同じように話題になっていたりする一方で、アラビア語圏でのみ話題になっているニュースなどもあるようだ。
アラビア語 ⇒ 英語 ⇒ 日本語と2回Google Translationをかけたら日本語で読めるか、と思ったら、Google Translationに弾かれてしまった。
2007年02月27日
ITmedia日本全国ラボめぐり - gooラボ
ITmedia Biz.IDで、日本のいろいろな「ラボ」に訪問し、そのサービスや研究員の仕事スタイルを聞く、という連載がスタートした。
初回のインタビュアーとして、gooラボに伺ってきた内容が記事となったので紹介させていただく。
gooラボの本拠地である大手町は、サイボウズ・ラボの最寄駅から同じ路線で数駅と近く、移動の手間がほとんどない取材だった。
また別のラボにお話を伺いに行くこともありそうなので、そのときはよろしくおねがいします > ラボなみなさま
1899年生まれの世界最高齢ブロガー
オーストラリア、シドニー在住、今年で107歳になるオリーブ・ライリーさんが始めたブログがdiggで話題になっていた。
1899年10月20日生まれだそうだ。19世紀だよ。まず世界最高齢ブロガーだろう。
さすがに自分でサイトを作ったわけではなく、友人のマイクによる口述タイプブログではあるらしい。
最初のエントリはクリスマス旅行の思い出、二つ目は近所の雑貨屋についての話だ。
2007年02月23日
Yahoo! JAPAN WEB APIコンテスト
11月にPHPxAPIの本を出した関係か、Yahoo! Japanさんよりお声をいただき、Yahoo! JapanのWEB APIコンテストに審査員として参加させていただくことになった。
本日から応募開始となっている。
優秀作品はYahoo! JAPANのサービスとして採用される可能性も!
ということなので、日本でのYahoo! JAPANのシェアを考えると、本採用されるようなサービスを作ったらすごいことになりそうだ。
また、そこまでいかなくても、次の文も注目だろう。
受賞作品はYahoo! JAPANや各種雑誌・ウェブサイトで紹介されます。また、優秀作品はYahoo! JAPANのサービスとしての採用も検討されます。
何が大きいって、入賞するとYahoo! APIを使ったアプリケーションとしてYahoo! ディレクトリに載るそうなのだ。Yahoo! ディレクトリの掲載価値を考えるとこれもすごいと思う。
Yahoo! JAPANのAPIと他社のAPIを絡めたマッシュアップもOKということなので、かなり自由度も高いと思う。いいアイデアのある方はぜひ応募してはと思う。
Yahoo UIライブラリの各ファイルがYahooから直接ホストされるように
via Yahoo! User Interface Blog
Ajaxパーツやページデザイン/レイアウト支援のYahoo! UI ライブラリの各ファイルが、Yahooのサーバから直接提供されるようになったという発表があった。(←リンク先には各ファイルのURLも載っている)
YUIに含まれるCSS, Javascript, 画像ファイルについて、直接 yahooapi.com サーバにあるものを指して使っていいということ。(従来通り、ダウンロードしてローカルのサーバに置くことももちろん可能)
つまり、YUIのファイルを改変したりせずそのまま使ったネットサービスを作った場合、これらのファイルを自分のサーバでホストしなくていい、ということになる。
yahooapi.com にはYahooの分散システムが適用されているので、ファイルの取得はネットワーク的に近いサーバから行なわれるということだ。自前でakamaiのような技術を導入しなくても、YUIの中のCSSやjsに関しては、遠地のクライアントでもそこそこの時間で読めるようにしてくれるということだろう。
また、同じバージョン・同じURLのYUIファイルを使ったサービスが他にもあるだろうから、ユーザ側のキャッシュに既にそれらのファイルが存在している、という可能性もありそう。
自分のサーバへのアクセス者は、yahooapi.com のサーバへもファイルを取りに行くことになるので、それがまずいような場合はダウンロード版を使う必要があるだろう。
他のAjaxライブラリ提供者達が簡単にはマネができない、しかしパフォーマンスに良い影響を与えそうな面白いところを突いてきてる、と思った。
[関連]
2007年02月22日
Google Appsに企業向け有償版が登場
via Read/WriteWeb, Google Operating System
これまでのGoogle Apps for domain と言われていた、自分のドメインでGMailなどGoogleのアプリケーションを使えるサービスはスタンダード(Standard Edition)、今回追加された有償版がプレミア(Premium Edition)となるようだ。機能比較表はこちら。
比較表によると、一ユーザあたり年間50ドルでフリー版から得られるのは、
- Gメールの稼働率99.9%保証
- Gメールのメールボックス容量10Gbytes(フリー版は2Gbytes)
- メールに出る広告を(消したければ)消せる
- カレンダーの共有 (?)
- シングルサインオン・ユーザ管理・メールゲイトウェイAPI
- (限定的ながら)メール移行ツール提供
- 24時間電話サポート
- サードパーティー・アプリケーション
サードパーティー・アプリケーションか…なんか出るのかな。おおっぴらに募集や開発は呼びかけてないと思うので、協力企業が何か作ってるという感じなのだろうか。
プレミアについては英語版メニューしか見えてない。4月いっぱいまで無料で利用できるということだ。
無料サービスで様子を見て、企業からサブスクリプションで収益を上げるサービスが始まったんだなあ。Zimbra/feedpath Zebraの説明会でもGoogle Appsが競合と言ってたが。
投稿者 秋元 : 18:52 | コメント (2) | トラックバック
2007年02月19日
feedpath Zebra(Zimbra)日本版リリースと次世代Zimbraのオフライン・サポート機能
サイボウズの子会社、サイボウズ・ラボからみると兄弟会社のfeedpathから、feedpath Zebraのブロガー向け発表会に招待いただき参加してきた。
詳しい内容はグロービスの小林さんがまとめておられるのでそちらをどうぞ。
今回は、米国からCEOが来日しての説明ということで、日本対応されたZebraではなく、オリジナルのZimbra、それも夏頃に出荷予定の最新版についての機能説明が多かった。
ネットサービスとのマッシュアップをプラグイン的に追加していき、メール閲覧ページなどに様々なリンクが現れる仕組みはとても面白かった。企業の内部システム向けにWeb2.0的なサービスをつなげることに価値を見出すようなエンドユーザや企業の導入担当エンジニアにとって興味深い製品ではないかと思う。
もう一つ感心したのは、オフラインでの利用を可能にするオフライン・サポートの話だ。これは米国で開発中の次世代Zimbraに関する話になるが。
Zimbraでは、ネットワークにつながった状態で、キャッシュデータをクライアント側に保持し、再接続した際にシンクロナイズさせるような形のプロキシを開発中で、これを使うことでオフラインの出先でもメールの読み書きやアドレス帳の参照ができるようになる予定だということだ。
Web型のコラボレーション・ツールの利点は、新たに各ユーザのPCにクライアントアプリのインストールを要求しないところにある。数百数千ユーザを抱える企業が、他のグループウェアではなくサイボウズのようなWebグループウェアを選択してきたのはそれが理由だ。
とはいっても、ノートパソコン等を使い、ネットワークから離れた状態で仕事をする際にはこれが弱点となる。Zimbraのやろうとしているオフライン・サポートは、どうしてもオフラインになる人に対して、オフライン用のキャッシュストレージを持つブラウザ(WHATWGで提案されているような)と組み合わせて使えるソリューションを提供することで、これにより、多数の人にWebアプリケーションの利点を提供しつつ、これまで弱いとされてきた点を改善するということだろう。
また、これとは別に、Mozillaの仕事をフリーランスで請け負っているエンジニアのブログで、Zimbra をオフライン・サポート化する方法について書かれており、注目されていた。
このニュージーランド在住のフリーランスエンジニアはhttp://www.bluishcoder.co.nz/2007/02/new-job.html">最近Mozilla Corporationで仕事を始めたのだが、その内容が、Firefoxの新オフライン機能を使ってのZimbraのオフライン・サポート検証で、その目的はFirefoxブラウザの将来のバージョンでのオフライン・サポート機能を実践を通して研究することにあるということだ。
この人は、改造したZimbraとFirefoxを使って、オフライン状態でメールを読むというスクリーンキャストを公開している。
オフライン・サポートに必要な要素のいくつかはすでにFirefox2.0に入っている、ということも知らなかった。パッチを当てないといけないとはいっても、試そうと思えば自分で試すこともできるようだ。
2007年02月18日
新たなF*ワード、それはファイヤフォックス
某大手ブラウザベンダの会議室、シェアを上げてきているライバルブラウザの名前を挙げて部下をしかりつけるボス。ライバルの製品名は言うのもはばかられるのか、ピー音で聞き取れない。
英語のF*ワード(4文字)は放送禁止用語で、こんなふうにテレビではビープ音が被せられる、というのを踏まえた上でのファイアフォックスのコマーシャルだ。
某大手ブラウザベンダ(どこのことか知らないが)にとってはこれぐらい脅威になってきているのかもしれない。
# 埋め込むとページが崩れてしまうので、リンクに変更した
2007年02月17日
アレクサ(Alexa)の新機能: Reachの変更、国別アクセス元と国別アクセスランキング
ウェブサイト(ドメイン)のアクセス数を推計するアレクサ(Alexa Internet)の提示する情報にいくつか追加と変更が行われたようなのでレポートする。
一つめは、Reachの変更。これまで、百万ユーザあたりの訪問ユーザ数、という単位で表示されていたが、今回の変更で、すべてのインターネットユーザ数に対するパーセント表示となった。
百万ユーザあたり、というのがわかりにくく、いろいろな間違った読み方を誘発していたように思うので、これはわかりやすくなったかと思う。もっとも、全インターネットユーザ、なる数が正確にわからないように思うけど。自分の入手できたネットの総人口に、このパーセントをかけて使え、ということなのだろう。
もう一つは、アクセス元の国・地域による統計。そのドメインへのアクセスが、どの国・地域からのものなのか、がわかるようになった。上のサイボウズの例だと、93.8%が日本からのアクセスだが、なんと台湾からのアクセスが4.8%もあることがわかる。(台湾からそんなにアクセスされる理由は思い当たらないけど)
そして、国別では上位100位のランキングしか表示されていなかった、そのドメインの国ごとのアクセス順位も、表示されるようになった。
先月、PHPマッシュアップ本のサンプルとして日本のアクセス数を500位まで表示できるランキングを公開したけど、500位圏外のサイトも、これで自サイトの日本での順位はわかるようになったわけだ。また、あまりないかもしれないけど、国外へ向けて主にサービスしているようなサイトだったら、どの国からのアクセスが多いかということも調べられるだろう。
以下いくつかサンプルを。
YouTubeのアメリカからのアクセスはたったの17.8%、ブラジルが7%、日本が4.7%と、世界中に利用者が散らばっている。
ミクシィ利用者の20人に1人は海外からのアクセス。アメリカから1.8%、中国から0.8%。
楽天には台湾や香港からそれぞれ全体の1%超のアクセスがある。
2ちゃんねるは台湾・香港より中国・アメリカのほうがアクセスが多い。 はてなも似た傾向。
どれを見ても、9割以上は日本国内からのアクセスのようなので、そういう場合は想定ユーザを考慮してサイトやサービスを作る際に、それほどこれらの統計は影響しないかもしれない。まあ、国内にしか発送しないようなオンラインショップだったら、日本90%のサイトより日本99%のサイトに広告を出した方がロスが少ないとか。そんな程度か。
ということで、独自ドメインを運用していて、日本での順位などをチェックしたい人はAlexaのTraffic Rankingsでドメイン名を入れてみると面白いかと思う。
[関連]
2007年02月16日
ラボ新入社員, 新サービスHunchz
サイボウズ・ラボ関連ニュース
サイボウズ・ラボに新しい仲間が増えた。中谷 秀洋さん(社員ブログ)、ようこそ!
また、さきほど須之内さんによる新サービス Hunchz が公開された。Flickrに公開されているイメージ・写真をベースに、検索・一覧・利用の流れを助けるアプリケーションだ。
内部的に日本語⇔英語の翻訳機能を持っているそうで、日本語の単語で検索しても、対応する英語タグのついた写真がちゃんと出てくる。これとFlashによる独自のユーザインタフェースの組み合わせによって、日本語タグによる連想的な画像検索をすることができるようになっている。
そのままブログに貼り付けるためのコードも取り出せるので、ブログのエントリにイメージにあった写真を貼りたいが、ちゃんとライセンス的に問題のない写真を使いたい、というような用途か。ブログの編集画面に内蔵されていても便利かも。
新着ブログの画像だけをひたすら表示し続けるサービス
RSSリーダーBloglines.comが、ユーザの購読しているフィードから画像を取り出して表示する、というだけのページを公開している。
Image Wall というこのページ、まずアクセスすると、「ランダムに画像が流れるので、不快なものも混じるかもしれないよ」という確認画面が出たあと、20枚程度のサムネイルが表示され、一枚ずつ他の画像に切り替わっていく。
マウスオーバーすると少し大きめの画像がポップアップ表示され、クリックするとBloglinesのキャッシュしているそのエントリのフィードが表示される。
なんとなく表示しておいてボーっと見る、ような用途だろうか。もう少し面白いものだけ表示されるともっといいけど、なにが「面白い」か抽出するところは別の仕掛けが必要だろう。
RSSを大量に取得しているようなサービスであれば、他のサービスでもこの手のページは簡単に作れそうだ。
[参考]
帰納法障碍 Bloglines にまた謎の新機能 "Image Wall"
2007年02月13日
ブログで年収1200万円以上を稼ぐたった2ステップの方法
タイトルは釣り(英語がお好きならリンクベイティング)。
ちなみに「2006年は用語リンクベイティングが定着した年だった。2007年はウィジェットベイティングだ」とか言ってる人もいる。まあそれもまた釣りっぽいんだけど。
ということで、ブログを書いて1200万円以上(ドルで6桁は100,000ドル。10万ドル以上、というのを"six figures"と言ったりする)稼ぐ方法は以下のマンガのとおり。
Harold is a Robot #3 - How to Earn a Six Figure Income From Blogging in Two Easy Steps
- 10万ドル以上くれる仕事につく
- 仕事中にブログを書く
うーむ。それができたら苦労はないよ。
この"Harold is a Robot"は、最近はじまったGeek関連をネタにしたウェブコミックのシリーズのようだ。
どうも、Macです。どうも、パソコンとVistaです。
Macの比較広告にVistaが登場。Vistaの融通の効かない音声認識機能を揶揄している。
Vista 「Macは挨拶しています。 キャンセル? 許可?」
Mac氏とパソコン氏が何か話すたびに復唱して許可を求めるエージェントVista。
パソコン 「彼をオフにすることもできるんだが、そうすると今度は必要な警告も出なくなっちゃうんだよ」
[関連]
Vistaの音声認識でPerlプログラミング
Vistaの音声認識セキュリティホールに思う
投稿者 秋元 : 19:24 | コメント (3) | トラックバック
2007年02月07日
Vistaの音声認識でPerlプログラミング
ウィンドウズ・ビスタの音声認識を使って、Perlスクリプトを書いて保存するまでの実演。
まあ、自然文を書くことを想定して設計されている音声認識だから、それでプログラムを書こうというところに無茶はあるんだけれど。
それにしてもこの奮闘っぷりが面白い。途中でPCを壊すんじゃないかとハラハラしたよ。
[関連]
投稿者 秋元 : 22:45 | コメント (4) | トラックバック
2007年02月06日
imified メッセンジャーxマッシュアップサービス
新しく公開されたimifiedは、メッセンジャーと各種ネットサービスをつなげて、メッセンジャーをネットサービスの通知アプリとして使えるようにしたサービス。
別の言い方だと、ネットサービスの更新を巡回してくれるbotの無料ASPかな。
メッセンジャー側は以下に対応している。
- AOL
- Yahoo(ただし米国のYahoo)
- MSN/Windows Messenger(こちらは日本も共通)
- Google Talk/Jabber
個人的にはSkype Chatが無いのが残念。
ネットサービス側は、まずは以下のサービスが対応
- 30 boxes
- Backpack
- Basecamp
- Blogger
- Google Calendar
- Movable Type
- Remember the Milk
- Typepad
- WordPress
- imified自身のnotes(メモ)
- imified自身のリマインダー
- imified自身のToDo
カレンダーやToDoなどのサービスについては、通知の有無をimifiedが見に行って、チャットで教えてくれるようになる。ブログサービスが多いが、これもコメントやトラックバックなどを通知してくれるのだろう。
メッセンジャーとブラウザを組み合わせて使うサービス、ということで、通常のブラウザで完結するサービスとは違った工夫が見られるようだ。
まず、登録はimifiedの登録用アカウントにメッセージを送ることで行なう。4つのサービスでのアカウント名はトップページに表示されている。
自分が使っているメッセンジャーに対応するアカウントにメッセージを送り、相手を自分のコンタクトに追加すると、相手とのチャットがコマンド実行や通知用の画面になる。次の画面は、Windows Live Messengerでメニューを表示したところ
imifiedが提供する3つのサービスは、既に登録済になっていて、この画面だと1, 2, 3をチャットで送ると、ToDoの追加や閲覧がメッセンジャー上でできるようになる。
"My Account"を選ぶと、URLがいくつか出てくる。URLに飛ぶと、その他のネットサービスとimifiedをつなげるための設定ページに行くことができる。リンクは以下のような感じ。ユーザ毎、時間ごとに設定画面用のURLを生成しているのだろう。
Add/Edit Services https://www.imified.com/settings/imauth.cfm?key=123456-7890-1234-567890§ion=services
後は、飛んだ先のウェブページから、連携のできる各サービスを選択し、連携のための設定をすればいい。
設定では、連携のための識別名をつけるほかに、ユーザ名やパスワードなどを入力したり、フィードのアドレスを入力させられる。
いくつかのサービスでは、imifiedにそのサービスのパスワードを教えなければならない。これはちょっと気持ち悪いので試してないが。imifiedが完全に信頼できると思った人はこれも使えるだろう。
Remember the Milkについては、認証APIを使って、RtMの認証ページに飛ばされ、そのあとimifiedとRtMの自分のアカウントを接続させることができた。これで、Windows Live メッセンジャーからRtMのToDoを一覧できる…はずだったのだが、残念ながら日本語の項目が化けてしまった。
ブラウザベースのサービス・アプリケーションでは、更新のリアルタイム通知やブラウザを閉じている時の通知がしにくいため、リマインダー・ノーティファイアのためにクライアントアプリケーションを別途配布したりすることが多い。
しかし、それぞれ異なるWebアプリケーションのためにどんどんクライアントアプリケーションをインストールしていくというのは手間もリソースもかかる。
imifiedのように、これまで使っていてすでにそこにあるメッセンジャーを流用して通知を受け取ることができるのが嬉しい人は多いだろうし、メジャーなメッセンジャープロトコルにひと通り対応してしまえば、あとはそれらのプロトコルを理解できるクライアントをユーザに用意してもらうことで、PDAやケータイでも通知が受けられるようになるだろう。
花火-流星-雷
毎日一枚の天文写真を天文学者の解説つきで出しているNASAのサイトから、1月26日にオーストラリアのパースで観測された、「花火-流れ星-雷」の写真
一枚で撮り切られたというわけではなく、パノラマ状に3枚をつなげたものではあるらしい。
投稿者 秋元 : 00:01 | コメント (1) | トラックバック
2007年02月04日
アルファブロガー2006
選考についての説明を読むと、
- 第一次選考が複数人の推薦
- 第二次が各ランキング指標による評価
ということらしい。ということで、推薦がないと入らないのは確かなようだ。
当ブログを推薦いただいたみなさんには深く感謝します。当ブログが何らかの役に立っている、というフィードバックがいただけたことはとても嬉しいです。ありがとうございました。(*1)
このブログを始めたのは、2005年夏、いちばん初めのアルファブロガー(2004)の選出・発表があってから半年後になる。ブログをはじめた直後には、その名も「アルファブロガー」という本まで出ている。
2005年夏の時点で、既に「有力ブロガーは固定化された」とか「今後出てくるブロガーは認められにくい」みたいな意見も出ていたのを思い出す。
しかし、当初は業界っぽい人ばかりだったブログ界も、IT業界と関係ない書き手の参入が続き、面白いブログはどんどん増え続けてきた。ブログの世界そのものが広がって来たのはご存知のとおりである。
活動一年半でもアルファブロガーになれる、ということは、一、二年後にはまた別の、今は形も無いアルファブロガーが登場してるかもしれない。そう思うとわくわくする。
「アルファブロガー」という言葉は英語圏では定着しなかったよね。というツッコミを早い段階で書いている当ブログにも関わらず(笑)認定していただいた、鷹揚で(たぶん)公正な選考のみなさまにも感謝。
(*1) 当ブログからはアルファブロガー選考イベントの紹介も、投票への誘導もしなかったにも関わらず
人命救助2.0
サンフランシスコ沖でボートと共に消息を絶って4日になる計算機科学者ジム・グレイ(Jim Gray)の捜索に関して、シリコンバレーを中心とした多数のIT企業の社員によるネット上の救助活動が行われている。
衛星から撮影した海上の画像をサーバ上に用意し、手分けしてボートの場所を見つけようというものだ。Google Mapsなどで表示される衛星画像は必ずしも最新のものではないため、NASAなどから行方不明後の最新衛星画像データを随時受け取っているらしい。
手分けの方法は、簡単な、しかしプログラムでは処理が難しい問題を人間にさせるAmazon Mechanical Turk(アマゾン・メカニカル・ターク)が利用されている。通常、数セントの報酬で写真の判定などをおこなわっせるMechanical Turkだが、今回の件は報酬0のボランティアで参加者を募っている。
僕もMechanical Turkに行って、表示された5枚のイメージに船影らしいものが写っているかを判定してみた。しかし、ジム・グレイのボートのサイズは10ドットx4ドットのサイズほどとされており、波が作った模様なのかボートなのかを判断するのは非常に困難に思える。走行中であれば大きな波紋が出るだろうが、波に流されているだけの可能性は高いだろうし。
正直、大量の画像から特徴を抽出することに、人力を使うのが適しているかどうかは疑問が残る。むしろスクリプトで処理するほうがいい問題のようにも思うけれど。
しかし、NASA, デジタルグローブ、マイクロソフト、グーグル、オラクル、アマゾン等々の関係者が企業の壁を越えて協力していることや、過去には考えられなかった方法で海難救助が行われているという点で注目ではある。
時間と興味のある方は、Amazon.comアカウントとMechanical Turkのアカウントを取ってこちらを見てみていただければと思う。
2007年02月02日
コンテキスト連動広告の失敗例
via digg
「教師が車にはねられた」というニュースの上に、間の悪い広告が出ていたようで、diggで悪い意味で話題になっていた。
単純な単語マッチングによる広告選定の限界かと。
元のサイトがアクセス過多で見えなくなっているので、教師をはねた車のメーカーは不明
# そもそも車のメーカーなんか事故のニュースで出ないか
Vistaの音声認識セキュリティホールに思う
via Vistaで勝手にファイルを削除されるセキュリティホールが見つかる など
たとえば「ファイルを削除」といった音声をMP3ファイルに録音し、友達に送ります。それを友達が再生すると、マイクが認識してしまえばそのとおりに作動してしまいます。
マイクロソフトから、このセキュリティホールの存在を認めたという返事を貰ったというGeorge Ouの話では、この問題は
- マイクとスピーカーがつながって
- 音声認識機能がオンになっている
という状況でのみ発生するらしい(そりゃそうだ)。とりあえずの回避策は、
- マイクやスピーカーを切れば、このセキュリティホールは発動しない。
- コマンドを実行するような音楽ファイルを開いてしまったら、メディアプレイヤーを閉じ、音声認識機能をオフにして、コンピュータを再起動するべきということ。(間に合うのだろうか)
いろんなところで、「良くないコマンドを実行させる音声ファイルを送りつけて」みたいに書かれているけど、そんなことしなくても、開くと音が鳴るウェブページに誘導するとか、YouTube等に最初は魅力的な動画で、途中でいきなりコマンドを喋る動画をアップロードするとか、任意の音を鳴らすだけならいろいろありそうな気がする。
# これまで、その手のいたずらは起こってないのかな。動画の途中からいきなり不快なものを挿し込むとか。
MSの回答はもちろん今危険にさらされている人のための暫定的な対策で、今後ちゃんとした対策を考えるのだと思うけど、音声認識機能をあきらめる、という以外の解決法ってどういうものだろう?
OSが音楽を鳴らすときに、「これはOSが鳴らしてる音だよ」みたいな識別信号を(人間に聞こえない周波数で)混ぜたりするのかなあ。しかし、単純なものならそれを含めて音声を作ればいいわけで、そうすると識別信号に時間情報やシステム固有のキーを入れるとか…
それか、自分の出した音をちょっとだけ覚えておいて、それを入力の音声から差し引くとか…
なんにしてもリソースを喰いそうだなあ。CPUベンダーとかハードベンダーが喜ぶかも。
投稿者 秋元 : 10:56 | コメント (5) | トラックバック
2007年02月01日
イギリス版「どうも、マックです。こんにちは、パソコンです」
MacとPCを擬人化したCM、日本語版も話題になったけど、イギリス版が出たようだ。「ウィルス編」を並べてみる。
アメリカ版
日本語版
イギリス版は、「イギリス訛り」が面白い、ということだけど、そこまでわからないよ…
どっちかというと、日本もイギリスも、元のコマーシャルをあまり変えないようにしようとしてるように思った。