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サイボウズ本社のMySQLプレゼン資料が公開されている

ご紹介が遅くなったが、MySQL Users Conference Japan 2007で講演された、サイボウズ本社のMySQL利用に関してのプレゼン資料が公開されている。 パッケージでのMySQL(やその他のオープンソ […]

ご紹介が遅くなったが、MySQL Users Conference Japan 2007で講演された、サイボウズ本社のMySQL利用に関してのプレゼン資料が公開されている。

パッケージでのMySQL(やその他のオープンソースソフトウェア)の利用には、サービスとはまた異なる苦労点がたくさんある。一番大きな違いは、ユーザによってばらばらな下位層の環境に対応して動くようにしないといけないところだろう。

サービス運営するだけなら、同じスクリプトがLinuxでもWindowsでも(SolarisでもFreeBSDでもAIXでもHP-UXでも…このへんは製品ごとにサポート範囲は違うけど)動くように努力する必要はない。同じLinuxといってもバリエーションは多数あるし、カーネルのバージョンの違いもある。同じ製品を数千・数万の異なるサーバで同じように動かすためには、それに対応した技術力が必要なのはわかっていただけると思う。

技術に詳しくないユーザでも簡単に設定・運営していけるようなレベルまで運用を噛み砕かないといけなくて、サーバの追加やキャッシュ、シャーディングなども、環境をこちらで指定するわけにはいかない分、汎用的な設計にするのが大変だったりする。

サイボウズ本社の開発部は、そういうところの技術を苦労して蓄積してきているので、興味ある人はもっといろいろ尋ねてみると、今後も何か出てくるかもよ。