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WordPress.comが採用を発表したRSSCloudを試しました

WordPress.comが、ホストするブログのすべてにおいて、RSSCloudに対応したというニュースが入ってきました。 WordPress.comサービスに存在する750万個のブログすべてが、この仕様に対応したという […]

WordPress.comが、ホストするブログのすべてにおいて、RSSCloudに対応したというニュースが入ってきました。
WordPress.comサービスに存在する750万個のブログすべてが、この仕様に対応したということですが、さらに、WordPress.org、つまり自分のサーバにインストールするタイプのWordPressでも、プラグインRSS Cloudが提供されています。早速自分の持っているWordPressブログの一つにインストールしてみました。
それで何が起こるかというと、RSSのソースを見たときに、cloudというタグで情報が増えます。こんな感じ。

<sy:updatePeriod>hourly</sy:updatePeriod>
<sy:updateFrequency>1</sy:updateFrequency>
<cloud domain='akimoto.jp' port='80' path='/blog/?rsscloud=notify' registerProcedure='' protocol='http-post' />
<item>
<title>Symfony Meetup Tokyoやります</title>
<link>http://akimoto.jp/blog/2009/09/05/symfony-meetup-tokyo/</link>
<comments>http://akimoto.jp/blog/2009/09/05/symfony-meetup-tokyo/#comments</comments>
<pubDate>Fri, 04 Sep 2009 23:24:04 +0000</pubDate>

これによって、RSSCloudに対応しているリーダーでは、購読しているブログの更新を数秒で取得することができるようになります。リーダーが
今のところ、RSSの生みの親であるDave WinerさんによるRSSリーダーRiver2のみがこのRSSCloudをサポートしていますが、Daveさんは様々なクライアントがこのRSSCloudに対応するように呼びかけています。
# 発表からまもなく、LazyFeedというRSSリーダーも対応を表明しました。
実装方法を解説した文書と、WordPressのRSSCloudプラグインの、たいへん短い4つのソース、およびWordPressプラグインの解説が参考になると思います。(これによると、ホスト型WordPressの方の通知はページの表示タイミングで起こるので、たとえば新しい記事を書いても書いた本人自身が記事を表示せず、誰もサイトに来なければ、数秒で通知されることはないようです)
[追記]
PubSubHubbub側としては、Prior Artとして、「RSSCloudというのが先行して存在するが実際には使われておらず、機能的にも不十分」という主張をしています。RSSCloudはPubではあるがSubは無い、と最初は書いていたようですが、それは他からの指摘を受けて修正されています(PubSubHubbubとRSSCloudの比較)。ただし、2001年に書かれたRSSCloudに比べて、多少なりともPubSubHubbubのSub側の利点はあるような気もします。PubSubHubbubの方はGoogle ReaderやBloggers, livedoor ブログ/リーダー等が対応していますね。
# Dave Winerさん絡みということで、なんとなくRSS1.0/RSS2.0/Atomの時のことを思い出してしまいますが
また、Robert Scobleさんのブログでは、どこか一社、twitterのことですが、が集中管理してその中のユーザー間でメッセージを送りあうサービスではなく、各自が自社・個人のドメイン下でRSSCloudのような仕組みを使ってリアルタイム(に近い)通知をすることでオープンな代替twitterが実現できる可能性について論じています。
via ReadWriteWeb