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英語学習

“where the sun don’t shine” はなんでdoesn’t じゃないのか

なぜTikTokでアナル日光浴が流行っているのか」、たいへんバカバカしい記事(褒めてる)で面白かったんですが、

ここが英語で『太陽があたらない場所(where the sun don’t shine)』と呼ばれる

の英語で “the sun” なのに “don’t” なのなんでだろう、と引っ掛かって理由を探してみました。

FarlexのThe Free Dictionaryでは don’t でも doesn’t でも両方の項目が出てきて、どちらでも同じ意味のよう。今回の「おしりの穴」という意味は2番目の項目で、第一義はやはり言葉通りの「陽の当たらない場所」という意味らしいです。

doesn’t の方には “Don’t” is used as a colloquial way of saying “doesn’t.”(don’t は doesn’t の口語的表現)とあり、話し言葉で使われるということ。

ではなぜ話し言葉で使うのか? Stack Exchangeの英語掲示板での回答を読むと、方言とか階級とかそういったものの違いを表すのに、わざと標準的でない言葉遣いをしているから、という意見が多いです。

そもそもこの Stack Exchange の質問で訊かれたのは “That don’t impress me much”(あまり感心しないね)という歌のタイトルでしたが、他にも6個ほど、曲のタイトルやアルバムのタイトルが「正しくない」don’t を使っている例として挙がっています。

細かなニュアンスはまだわかりませんが、バカな話題を話すのに文法を間違えることで文法を間違えるような人になり切って話したから、ということでしょうか。悪意がないのか見下したような感じなのかまではわからないので、自分で使いこなそうとするのは難しそう。