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Zak Greantさんに会った

Forum PHP 2008 Parisで、Mozilla FoundationのZak Greantさんと一時間ぐらいお話する機会があった。なんでも首突っ込んでみるものである。

フランスのPHPカンファレンスではあるが、6つのセッションは英語で行なわれるということで、Mozillaから二人のスピーカーが呼ばれていたようだ。(もう一人はMozilla自身のウェブサイトのスケーリングを解説されていた)

これが彼のプレゼンなのだけど、プログラミングとかPHPとかよりもかなーーり前から話が始まっている。ほとんど人類や文字、道具、宗教の歴史だ。おもしろいけど。

ちゃんとフランス人向けにフランスのネタがいろいろと仕込んである。これは日本の技術セミナーではなかなか見ないような内容だなあ、と思った。でも最後はちゃんとオープンソースの意義とかに帰着している。

プレゼンテーションの様子は動画でも見ることが出来る。

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フランス「10万人起業家」主催のシリコンバレー企業家に学べイベント

Le Web ’08の翌朝にも一つイベントが。Le Web公式ブロガーの肩書きを使わせてもらい潜り込んできた。

100000entrepreneuers(企業家10万人)というフランスのNPOが主催するイベントで、Le Webの主催者Loic Le Meir氏、Le Web ’08では最後のパネルで「ヨーロッパ人は成功したければもっと働け」発言で物議をかもしたTechCrunchのMichael Arrignton氏、起業家へのアドバイザとして知られる500 HatsのDave McClure氏の三名が、「シリコンバレーと起業精神」についてフランスの学生達と話し合う、というもの。

場所はパリのアメリカ大使館。警戒厳重でノートパソコンまで取り上げられ、写真撮影は禁止というものものしい会場。「公式カメラマンが撮ってますので(、みなさんが撮影する必要はありません)」と。

通訳つき、と聞いていたのだけど落とし穴があって、通訳はArrignton氏とMcClure氏に通訳するだけで、会場にはそれが聞こえないんだよね。なので、司会とかフランス人学生の質問は全部フランス語のみでまったくわからず、英語での回答だけを聞いて質問を推測する、みたいになってしまった。

学生からの質問は、推測と後から聞いた情報から、起業のアイデアはどうやって得るのか、資金の集め方は、人材の集め方は、といったものなど。Loicさんは2年前にフランスからシリコンバレーへ移住している。あとの二人はアメリカ人、ということで、なぜ成功したIT企業のほとんどはヨーロッパじゃなくてアメリカに、特にシリコンバレーにあるのか、とか、フランスからシリコンバレーに行かないといけなかった理由は何か、とか、フランスから世界的企業になるにはどうしたらいいと思うか、みたいな質問(推測だけど)が多数された。

アメリカの起業家からのアドバイス、としては、好きなことを楽しんで、しかし一所懸命にやろう、というようなものと、Le Web ’08でもさんざん語られた話ではあるけど、もっとリスクを取ろうよ、楽観的に行こうよ、というようなもの。

途中、Arrignton氏がLoicさんのシリコンバレーでのお屋敷がいかに豪華か、みたいな話をしはじめて、Loicさんがちょっとムッとしていた。やはり、アメリカと違ってフランスではどんな豪華な家に住んでいようと車を何台持っていようと、そんなのはわざわざ他人に言うようなことではないのだろうな、と。アメリカでも言わない人もいるだろうけど、成功者が形に出る成功をより隠さない、というのも日本やヨーロッパにないアメリカっぽいところかなと思った。

終わったあと、正門前に出てきた学生たちの写真。

us-embassy-paris.jpg

なお、Dave McClare氏とはLe Web ’08でもこの100000entrepreneursでも挨拶できなかったのだけれど、翌週日本に戻ってきたら来日されていて、とある忘年会でお会いし、話すことができたのは不思議だった。東京でのセミナー等のために来られていたということだ。

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Le Web ’08前夜祭

世界中から参加者が集まるLe Webイベントでは、二日間の本編以外にも夜のイベントや前夜のイベントなど、参加者のネットワーキングを助けるさまざまなイベントが開催されていた。

前にも書いたけれど、二日間のセッション自体は全部ustreamで中継されてしまうので、セッションをきちんと全部聞くことよりも、集まった人たちに会って知り合いになることが重要なのだろう。

開催前日の夜は、スピーカーだけが参加するスピーカーイベントと、それとは別にOpenCoffee Clubという団体の主催で希望者が参加する前夜祭が行なわれた。

前夜祭の場所はパリ市内北東部にあるサン・マルタン運河沿いのバー。僕は見てないけど映画「アメリ」でよく登場する運河らしい。

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会場内の様子。

before-event.jpg

参加者は400名ほど。Le Web全体で1600名ということなので、4人に一人、実際はLe Web本編と無関係に自由に入れるイベントなので、本編は参加できないけどという地元の起業家やウェブビジネス関係者も多かったようだ。

いわゆる「ネットワーキング」は苦手とするところなんだけど、せっかく13時間もかけて来たんだし、2時間ほどいろいろな人に話しかけてみた。

前夜祭に限らず、サイボウズを知ってる人はほぼ居ないわけで、会社の説明から話は始まる。

会って話した人

KonoLiveのCEO Yossi Danさん (グループウェアだ)。イスラエルから

メールで送った画像からギャラリーを作る2Padの創業者Philippe LumbrosoさんとAaron Boublilさん。彼らもイスラエルから

出納帳とカレンダーを結び付けたようなサービスpocketsmithの創業者Francois Bondiguelさん

フランスの重役向けヘッドハンター

ウェブ経理サービスを開発中のMawuneさん

フランスのブロガーJean-Christophe Camusさん(文豪の親戚ではないらしい)

フランスのブログサービスプロバイダEklaBlogのGodefroy de Compreignacさん

同じくフランスのブログサービスプロバイダSukiWebのCEO、Kevin Chanteclairさん

イタリアはナポリのブロガーDario Salvelliさん

ニュージーランドの物々交換サイトTradeMeの人

コーチング関連で起業準備中のChrystelle Chinonさん