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Google が OpenOffice に開発リソースを投入

via cnet

Google が、OpenOffice のための技術者を雇う予定を明らかにした。

Sun と Google の提携が発表されて一ヶ月になる。OpenOffice は Microsoft Office のオープンソース対抗であり、Google と提携した Sun は OpenOffice をベースとした StarOffice という製品を売っている。

Google は、元々、オープンソースに対してそれなりに支援をしているため、技術者を数人貼り付けてオープンソースプロジェクトに投入すること自体は目新しい動きではない。IBM をはじめどこでもやっていることだ。

OpenOffice への関与が、Ajax Office、ブラウザで動くオフィススイートを目指しているとは僕は思っていない(OpenOffice のインストーラは 80MB あり、そのロジックをウェブベースアプリケーションに持ち込むことは非常に難しいと見る)が、cnet news でも指摘されているように、OpenOffice で採用されている OpenDocument 仕様をサポートしたウェブアプリを検討している可能性はある。

その何かは、Ajax Office そのものではなく、Google の強み、インターネットによる共有や検索、を生かしたものになるのではないか。

一太郎の Open Document 対応予定も発表されたことだし、今後、Open Document という規格を軸に、ネット上のサービスとクライアント側のオフィススイートの距離が縮まっていく動きが見られるのでは。

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できる! クラスタリング/RAID

これほどわかりやすい説明を、僕はこれまで見たことがない。

… RAID5 のあたりがちょっと苦しい気がするが。

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新登場のフレームワークをいくつか

なんだか次々と新しいオープンソースフレームワークが出てくる。出ないよりいいけど、どれかが定番になってほしい気もする。Rubyist は Rails で決まり、なんだろうけど。

Symfony

WASP

この二つは PHP5 専用。PHP4 との互換維持を気にしなければ、PHP でも他のスクリプト言語と同じレベルのフレームワークは作れると思う。なのでこれらには期待。

Symfony のほうは、Mojavi3 から分岐したプロジェクト。DB ドライバに Creole、O/R マッパーに Propel、ビルドに Phing と Pake を使っている。pear を使って簡単に手元にインストールできる。コマンドラインでウェブアプリの雛形を生成するあたり、Ruby on Rails の影響が大きそう。

WASP は、DB_DataObject や HTML_Template_Flexy など、PEAR を多用したフレームワーク。こちらも Phing を利用。

RIFE/Crud

RIFE 自体は新登場ではないが、Java による less programming を目指したフレームワーク Rife の新バージョン 1.2 とほぼ時期を合わせて、普通の Java クラス(POJO)をそのまま使って CRUD (Create, Read, Update, Delete)のためのコードを自動生成してくれる RIFE/Crud モジュールが登場した。

RIFE は、Ruby on Rails の「15分でアプリができる。開発速度は Java の 10 倍」への反証として使われたことで有名