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書評

ねじれ脳の行動経済学

いただいたもの

以前にも、わかっちゃいるけど、痩せられない―メタボの行動経済学という新書をいただき、楽しく読ませていただきました。

今回のこの本も、同じ著者古川雅一さんによる、タイトルに行動経済学と入った本です。
前回はダイエットというテーマを中心に、しかしメインはダイエットではなく行動経済学の紹介だった、と僕には思われた本でしたが、前回の本の評判が良かったのでしょうか、今回は最初から行動経済学をメインに立てた本。
さまざまな周辺情報に、いかにして人は影響され、理にかなってない選択肢を取ってしまうのか、ということが、いろいろな例をもって紹介されます。この本にある全部の知識が簡単に身に付くとは思えないのですが、それでも、知っていることで正しい損得勘定をできたり、あるいは逆に、人に物を売ったり部下に仕事をさせたりするときに、実際の合理と別にこちらの都合のよいように動かすことができたり、ということもできるのかもしれません。

[書評に関する注意書き]

  • 貰って書いた本についてはその旨記述します
  • このブログはサイボウズ・ラボの社員ブログなので、秋元個人に献本いただいても、何でも自由に書けるわけではありません。
  • もちろん、書評以外の他のブログエントリもそうですが、社員ブログではあってもサイボウズ・ラボ全社やサイボウズ・グループの意見を代弁してるわけではありません。
  • 献本いただいても必ず読めるわけでも、ご紹介できるわけでもありません。読書の速度は遅いので、発売前や発売直後に送っていただいても、ご紹介が半年後になるようなことも多々あります。

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書評

Twitter革命

いただいたもの

神田 敏晶 ¥ 767

ビデオジャーナリストとしてKNN.comを運営されている神田さん(@knnkanda)が書かれたツイッターのガイド本。
神田さんのツイッター愛があふれる熱い本でした。ツイッターを使って楽しんでいるポジティブな成功事例が多く紹介されていて、この本を読んだ人はとにかく一度はツイッターに登録して試してみるんだろうなと思います。
見開きごとに5行程度のミニコラムがあり、ここでツイッター関連サービスやツイッターに関連した事件などが大量に紹介されています。俳優のアシュトン・カッチャーがどうしてツイッターでそんなに人気を博したのか、とか、日本語英語どちらも追っている神田さんならではのネタの選択でした。
本をいただく前に、誤植がありましたという連絡を先にメールでいただいたのですが、この本では僕が個人で作って運用している、ツイッターで読書記録を取る読んだ4!というツイッター利用サービスを紹介いただいてます。
本書のp.58なのですが、ここで「読んだ本をつぶやく相手のアカウント @yonda4 が、誤って @4da4< になっていました」という連絡をいただいたのですが、急遽 @4da4/a> アカウントを取ってそこに正しいアカウントへの案内を掲載するという対処を行いました。これで大丈夫!
2バイト文字とかOAuthの説明とか、技術的に少し変なところはあるけれど、このへんは技術者のチェックを経ずに出版を急いだのかもしれませんね。@yonda4と同様次版で直るといいなと思います。

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書評

書評: フリー 〈無料〉からお金を生みだす新戦略

フリーでいただいたもの
フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略
「ロングテール」のクリス・アンダーソンさんがまたやってくれました、の本書 フリー 〈無料〉からお金を生みだす新戦略
無料(フリー)を活用したビジネスが昔からあったこと、データのデジタル化に伴って複製のコストが0に近づいたことで、フリーを使った新しいビジネスモデルが多数登場したこと、を、豊富な事例と歴史的な資料をふんだんに使って読み解いてくれる本です。
デジタルと著作権のまわりで起こるトラブルと、それに対して中国やブラジルで起こっている新しい時代のビジネス関して、ラジオの広告、そしてそれのバリエーションであるテレビの広告、という僕達が当たり前のものとして受け取っているフリーを使ったモデルも、ラジオの黎明期には確立したアイデアではなく、直接課金など他の方法も模索されていた、など、過去の面白い話もたくさん載っていたのが個人的にはツボでした。
「ロングテール」でも出版後の調べてロングテールではなかった事例があったように、またどんな業界のどんな商売にも適応できるようなものではなかったのと同様に、フリーや本書で紹介されている様々なビジネスのアイデアも、なんにでも使えるものではないでしょう。しかし、こういったやり方でも継続するサービスが成り立つことがあるのだ、という情報は、知っておいて損がないのでは、と考えさせられました。

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