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その他のアレクサ関連Firefoxアドオン

About This Site(このサイトについて)アドオンなど、他にもAlexaの情報を取得表示する機能を持つアドオンは存在します。

また、AlexaのRelated Links機能を提供するアドオンとしてAlexa Sidebar AgainMetaTagsがあります。

どのアドオンも、アレクサの統計データを表示するためにはアレクサに閲覧情報を送信しているので、公式でも非公式でも同じようにアレクサに一人分の閲覧データは送り込まれます。データ収集の内部仕様が変わらなければ、自分にとって一番便利なアドオンを使って問題ないと思います。

Sparkyが出る前から存在していたこれらのアドオンやSparkyによって、Firefoxのユーザの閲覧情報もアレクサの統計に反映されているといえます。また、FirefoxはMacOSXやLinuxなどでも動くので、Windows以外のユーザでもこれらのアドオンを使うことができるようになったわけです。

Pathtraq(パストラック)公開

筆者の所属するサイボウズ・ラボでは、8月8日に新しいトラフィック統計システムPathtraq(パストラック)をリリースいたしました。([更新] Pathtraqはサービス終了しています)

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Pathtraqトップページ

アレクサの弱点や限界については、この連載でもいずれお話しする予定となっています。新サービスPathtraqは、それらの問題に対するサイボウズ・ラボからの対案です。

アレクサとパストラックでは、その内容や実現の仕組みに大きな違いがあります。詳しく知りたい方はぜひPathtraqのサイトや今後出てくるであろうニュース記事の解説をお読みいただきたいと思います。

一つだけ例としてあげると、たとえば、Alexaがドメイン単位での集計でしかなく、一つのドメインに異なる複数のウェブサイトやコンテンツがある場合にそれ以上の情報が見えてこないのに対して、Pathtraqではページごとのアクセスやページ間の遷移情報なども活用しています。

アレクサやその競合サービス(これらも今後紹介いたします)とは異なる、後発らしい工夫を盛り込んでありますので、ぜひお試しいただければと思います。ユーザ参加型のシステムですので、参加者が一定数を越えればかなり面白いサービスとなることでしょう。

今後の連載で、アレクサやその他の類似サービスの特徴について解説していきますが、そのときにパストラックについても必要に応じてお話させていただきます。

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ツールバーのオプション設定

ツールバーの左端、Alexaロゴの右にあるプルダウンの最後の項目”Options”(オプション)から、ツールバーの動作設定をすることができます。

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ツールバーの設定もブラウザ上で

一般設定(General Options)

“Search Box”は、ツールバーの検索ボックスの大きさを、狭くしたり広くしたりするものです。

“Buttons”では、ツールバーのボタンの表示を、「アイコンのみ」「アイコンと、いくつかはテキストも添える」「アイコンとテキスト」から選べます。

その下の”Special Feature”は、ツールバーとアレクサが提供する機能のオン・オフを設定できます。

一つ目の”Enable The Web You Made”は、前述した”The Web You Made”というあなたの最近の閲覧履歴をまとめたページを作らせるかどうかというオプションです。このページを作らせたくない場合はオフにしてください。

二つ目の”Pre-fill search box”オプションについては、Alexa自身のヘルプページにすでに記述がなく、ネット上でも説明を見つけることはできませんでした。ツールバーの検索ボックスが過去の検索キーワードを記録するか、というようにも読めますが、設定を変えても特に動作に変化はありませんでした。Alexa社に問い合わせをしていますのでわかり次第連載の後の回で述べたいと思います。

最後のチェックボックス”Enable Toolbar Hints on Startup”は、ブラウザのデフォルトページに行った時にたまに表示される、アレクサからのツールバーに関するヒントを表示させるかどうかです。

ポップアップ・マネージャー(Popup Manager)

ポップアップ・ブロック機能を使わないときは、”Enable Popup Manager”のチェックをオフにしてください。

その下の”Show Popup Manager Status on Toolbar”のチェックをオフにすると、ポップアップ・ブロック機能のアイコンがツールバーに表示されなくなります。

最後のフォームでは、常にポップアップを許すサイト、常にポップアップを禁止するサイトのリストを管理することができます。

アレクサ・ツールバーは役に立つのか?

今回は、アレクサ・ツールバーの機能を一通り説明しました。元々英語版しか提供されていないこともあり、ネット上の情報と連携する付加機能は日本のユーザに取ってはあまり使えないものも多いかと思います。

以前の回でも説明したように、アレクサ・ツールバーが閲覧したページのURLをアレクサに逐一送ってしまうことから、このツールバーをスパイウェアだとする人もいますし、ウィルス対策ソフトの中にもこのツールバーを排除しようというものは一つならず存在します。

そのような状況で、このツールバーをインストールする理由があるとすれば、アレクサのデータ集計に実際に参加してみるという意味と、自分や自分のまわりの人がツールバーでデータを送ることで、どれぐらいアレクサの統計が変動するのか、というのを確認するための意味ぐらいでしょうか。

次回は、アレクサの公式サイトやツールバーとは無関係に、アレクサに関連したツールやサービスなどの紹介をしようかと思います。

Firefox向け公式ツールバーSparky公開

今回の解説を公開する直前に、Alexaから新しいツールが公開されたのでご紹介いたします。

Firefoxのアドオンとして機能するAlexaツールバーで、Sparkyという名前がついています。

Firefox向けには、勝手に作成された同種のアドオンは既にいくつか存在しています。しかし、Alexa自身が公式なツールバーを出したことで、これまでWindows/Internet Explorerの利用者のアクセス統計しか集めていなかった、というAlexaへの批判に対する一つの回答になるのかなと思います。

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Alexa Sparkyの配布ページ

FirefoxでAlexaにアクセスすると、Sparkyのダウンロードページへの誘導が出ます。インストールは他のFirefoxアドオンとまったく同じなので、すぐに試して見たい方はFirefoxのアドオンのインストール方法を解説しているページを検索されるといいでしょう。この連載でもいずれ紹介したいと思います。

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使い方と次回予告

インストールの手順だけでかなりの分量になってしまいました。この状態で、あなたがInternet Explorerで閲覧したページのURLがアレクサ社に逐一送信されています。また、ポップアップウィンドウをブロックする機能なども有効になっています。

ツールバーの細かい機能と利用法については次回に説明します。

すべての機能を把握するまではツールバーにデータを収集させたくない、という場合は、メニュー[ツール]-[ツールバー]から[Alexa Toolbar]を非表示にすると、データを送らなくなります。

または、[コントロールパネル]の[プログラムの追加と削除]から”Alexa Toolbar”を一旦削除し、連載の次回をお待ちください。