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ユーザが期待するページデザイン (クリックされやすいネット広告 ^^;)

Examining User Expectations of the Location of Web Objects では、304 人への聞き取りを基に、ウェブページのどこに何があると期待されているか、を調べている。

ウェブサイトに置かれる(コンテンツ自身以外の)5つの要素は以下、

  1. サイト内へのリンク
  2. 他サイトへのリンク
  3. ホーム(トップ)に戻る
  4. サイト内検索
  5. 広告スペース

それぞれについて、サイト内へのリンクは左端にあると思われていることが多い、といった結果を、賛同者が多いと色が濃くなるグラフで表している。(各グラフはリンク先の記事を参照)

ページの最後には、すべての調査をまとめたグラフがあり、どこにどの要素を配置すれば、「よりユーザが意表をつかれない」デザインにできるかを考える参考にできる。これはウェブサイトを設計する際の重要な知見の一つと言えると思う。

トップへ戻るリンクが左上、というのは、わざわざ言われなくても今ではほとんどのサイトがそうしているだろう。ただ、ページ最下部の中央にも、同じくらい、トップへ戻るリンクを期待している人がいる、などといったこともわかる。

僕は、まったく別々に作られた様々なアプリが、一つ使えれば他も見よう見まねで使える、というのがブラウザベースのアプリケーションの大きな利点だと思っている。なので、こういった配置情報も、ユーザがウェブアプリを操作する際の違和感を軽減するための重要な要素だろう。

何か新しいウェブサービスを開始する際には、こういった典型例から外れないデザインが重要だと思う。

blog_20051104_ad.gif

一つ面白いのは、(5) の広告配置(Figure 5)。ユーザは、「このあたりには広告がよく置かれる」と思うエリアがあるわけで、そういう場所に置かれた広告は、より簡単に無視されやすい。広告があると思いにくい場所、そういう「意表をついた場所」に広告を置くことで、思わず広告を読ませたり、クリックさせたりできるのではないか、みたいな話も書かれていた。上がその図。白いあたりが「まさか広告だとは思わなかったよエリア」、ということに。ココ重要。

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日経コンピュータ2005/10/31号にて取材を受けた

日経コンピュータ 2005/10/31号、p.22 にて、サイボウズ・ラボの成果第一弾であるオープンソースライブラリCBL Partial Updater をご紹介いただいた。取材は、新技術用語である Ajax についてご説明させていただいたもの。

# 本文では「データベース検索用」となっているが、データベースは無関係で、PHP 用の Ajax 開発ライブラリだ。

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「オープンソースソフトウェアの作り方」がオンライン公開されている

Producing Open Source Software

副題: How to Run a Successful Free Software Project

名前の決め方からはじまり、ライセンスの選定、仕様の決め方、バージョン管理、ユーザからの意見の集め方、お金の集め方、メンバー間のコミュニケーションやプロジェクトの運営方法などを一通りまとめている。