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ネットの事件

腕に巻く方式のフィットネストラッカーがトイレットペーパーの心拍数を検出

中国版ツイッターの Weibo ユーザーが「Xiaomi のフィットネスバンドがトイレットペーパーの心拍数を表示した!」という話が話題になっていたそうで、中国メディアの Abacus が実際に検証しています。

Xiaomi Mi Band 3 をトイレットペーパーに巻いたところ、

心拍数81と出てますね。

黄色いマグカップでも出る。

Apple ウォッチや Android Wear でも無生物の心拍数は表示されてしまうようで、シャオミのバンドだけが悪いわけではありません。

これらの心拍数チェッカーは、光を皮膚の表面に当てて、反射してきた光を解析することで脈拍数を調べているそうで、人の腕と同じように光を反射する物体については、間違って脈拍を計ってしまう、ということ。トイレットペーパーや黄色い陶器・バナナなどがそういう性質を持っているんですね。

via Lost at E Minor

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ネットの事件

中学校の校長と副校長が学校でイーサリウム採掘し逮捕される – 中国

学校に持ち込んだ高性能PC 9台で暗号通貨イーサリウムを日夜採掘し続けていたことが発覚し、中国湖南省のとある中学校の校長・副校長が逮捕されたそうです。香港のHK01が報じています

学校の電気代が高騰し、夜中の騒音もひどかったことから構内を巡視した結果、この違法採掘が発覚したそう。

校長は最初自宅の機械でイーサリウムを採掘していたのですが、電気代が非常に高くつくことに気づき、場所を自分の職場である中学校の空き部屋に移したということ。また、副校長に高性能PCを売って採掘に引き入れたのもこの校長なんだとか。この校長は懲戒解雇され、副校長は注意を受けたということです。

以前なら、電気泥棒といっても盗んだものを貯めたり運んだりするのも難しく、生活する場で即消費できないと意味がないことから、電力にアクセスできたとしてもそこから私的な利益を得ることは簡単ではありませんでした。しかし、暗号通貨の採掘が電気をお金に換える道筋を作ってしまったことで、電気の管理や監視の手間が世界中どこでも増えてしまっているのでしょうね。今回はやり方も雑だったのでしょうけれど、いろいろなところでもっと巧妙な盗電採掘がおこなわれているかもしれません。

TheNextWeb

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中国版ツイッターWeiboで”N”が検閲される

中国数字時代(中国数字时代, China Digital Times)によれば、中国版マイクロブログのWeibo(新浪微博)でアルファベットの”N”が発信できない状況が発生していたということです。

中国国家主席の任期制限撤廃が、現在の国家主席習近平氏の専制化につながるのではないか、というニュースが中国以外の各国のメディアで報じられています。中国国内のネットでは、習氏を揶揄する「ディズニー」「くまのプーさん」などの単語が検閲され書き込めなくなったり、法改正とか皇帝即位とか終身制とかにあたる単語も使えなくなっているそうです。

米国カリフォルニアで活動する中国数字時代は、Weiboなどでのこの検閲の実態をウォッチしているメディアです。最新の記事
微妙な言葉: 習氏は王座へ登る」では、新たに検閲対象となった多くの単語の中に、アルファベットの”N”が含まれていると報告しています。

上は、中国数字時代のSeverdia氏による、Weiboのスクリーンショット。「移民」、「N」、「終身制」などと打とうとすると、「コンテンツは違法です」というエラーが出ています。

なぜ「N」とつぶやけなかったか、本当の理由はわかっていないのですが、こちらのブログでは、今回3選や多選に道を開いた変更に関連して、「在任n期」(连任n届)という表現が(出る|出た)ことを嫌って起こったのでは、という推理をしています。

# だったら 3期, 4期… と具体的な数字を入れて規制すればいい気もするのですが

ただ、この”N”の検閲は観測してから半日以内で解除になったということ。単に検閲プログラムの設定を間違えた可能性もありますね。

今回この記事から知ったのですが、中国数字時代ではGoogle Spreadsheet で Weibo で検閲対象になっている言葉を収集したデータベースを作成・公開しています。

古くは2011年からのデータがあり、”N”のように二度目の観測で検閲が解除されたようなものもごく少数ありますが、マイクロブログでつぶやけない単語はかなり多くあり、それが最近も増加を続けているというのがわかりますね。