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アメリカ ネットの事件

「白鯨」の絵文字翻訳版がアメリカ連邦議会図書館に収蔵されることに

emoji-dick-book

19世紀の捕鯨をテーマにした名作「白鯨」(モビー・ディック, Moby-Dick)を、絵文字・ディック(Emoji Dick)というタイトルで、

  • 日本の生んだ絵文字だけを使い、
  • 全編クラウド・ソーシングのAmazon Mechanical Turkで発注し絵文字で書き直させ、
  • クラウドファンディング・サービスのKickstarterで募金を募って出版費用を集める
    • という、これ以上ないぐらいに最新のソーシャルなウェブを活用して出版されたのですが、この著者フレッド・ベネンソンさんによれば、つい最近アメリカの連邦議会図書館から連絡があり、この「絵文字版白鯨」が収蔵されることになったのだとか。

      emoji-dick-sample

      古い文学作品と最新のインターネットという組み合わせで(おそらく)世界で最初に出版されたフル絵文字文学、ということで、史料価値があると認定されたのでしょうね。

      via Library of Congress Accepts First Emoji Novel

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絵文字だけで書いたブログ Narrratives In Emoji

ツイッターのほうで、iPhone上での積極的なサポートに伴って日本のケータイから出てきたEmoji(絵文字)を使う人が増えてきている、というニューヨークタイムズの記事を紹介しましたが、その記事中で面白いブログが紹介されていました。
Narratives In Emoji (絵文字でナレーション)というタイトルのこのブログ、iPhoneやAndroidが対応したおかげで日本以外でも広く使えるようになったEmojiを組み合わせて、映画のあらすじや時事のニュースなどを紹介しています。(なお、ブログ記事は、絵文字対応していない環境でも読めるように、全部画像化されてしまっています。)
たとえばこれ、
Emojiindependenceday
映画「インディペンデンス・デイ」だそうです。なるほど!
ではこれは?
Emojititanic
ニューヨークタイムズも、本当にアメリカ人がみんな絵文字を使うようになるかどうかはまだわからないし、絵文字の中には日本人じゃないと理解しにくいものもあり、アメリカ人には必要そうなもので無い絵文字も多い、と書いていますが、もし同じ絵文字を世界で多用するようになったら、言語がわからなくても感情が伝わるという事も将来増えるかもしれないですね。