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データ可視化

地図で嘘をつく – 事実をプロットしても色や形で印象は変わる

ニコラス・ランバートさん(Nicolas Lambert)の公開したインタラクティブな地図 How to Lie with Maps (地図で嘘をつく)は、9月29日にフランス各地165都市で行われたデモに参加した人数をフランスの地図上に描く、というだけのことが、地図作者の意向次第でどのようにも変わりうるということを示してくれます。

How to lie with maps moderate expression by @neocartocnrs (MIT license)

これはスライダーを中間ぐらいにした表示。タイトルもスライダーに連動して変わり、この時は「フランス全土で2万5000人が」となります。

How to lie with maps reticent by @neocartocnrs (MIT license)

スライダーを絞ると、同じ場所・同じ人数がより小さな円でプロットされ、地域や参加人数の描かれる色も熱量を感じないものになります。タイトルは「大失敗」

サイト上で実際にスライダーを動かして、5種類のタイトルと連動した「同じ」地図を見比べてみてください。地図で事実を書くだけでも、受け止め方をまったく変えられることができるのだなというのを実感することができます。

via Maps Mania