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データ可視化

地図で嘘をつく – 事実をプロットしても色や形で印象は変わる

ニコラス・ランバートさん(Nicolas Lambert)の公開したインタラクティブな地図 How to Lie with Maps (地図で嘘をつく)は、9月29日にフランス各地165都市で行われたデモに参加した人数をフランスの地図上に描く、というだけのことが、地図作者の意向次第でどのようにも変わりうるということを示してくれます。

How to lie with maps moderate expression by @neocartocnrs (MIT license)

これはスライダーを中間ぐらいにした表示。タイトルもスライダーに連動して変わり、この時は「フランス全土で2万5000人が」となります。

How to lie with maps reticent by @neocartocnrs (MIT license)

スライダーを絞ると、同じ場所・同じ人数がより小さな円でプロットされ、地域や参加人数の描かれる色も熱量を感じないものになります。タイトルは「大失敗」

サイト上で実際にスライダーを動かして、5種類のタイトルと連動した「同じ」地図を見比べてみてください。地図で事実を書くだけでも、受け止め方をまったく変えられることができるのだなというのを実感することができます。

via Maps Mania

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fun

ウェブページ制作のたいへんさを見せるページ

英語圏の巨大掲示板redditの一ページを新規にデザインしたとしたらどれぐらい手間か、というのをブラウザ上で見せてくれるページです。

reddit-designing-1

画面右側にCSSとHTMLの枠が表示され、そこにコードが追加されていくにつれて、ページ上にredditのデザインが少しずつ出来上がっていきます。右上のスライダーで作業速度を速めることもできますが、それでもなかなか出来上がりません。

redditは、どちらかといえばシンプルなデザインとされるサイトですが、それでも、これだけの画面を表示するためにどれぐらいのソースコードが必要か、一度もサイトを作ったことが無い人は、もっと短くできるのではと思っているかもしれません。

このようなサイトを見せることで、ウェブ制作の裏側を知らない人にも少したいへんさを伝えられるかもしれませんね。このデモでは上から順にスラスラとコードを書いていってるので、実際のウェブ開発では手戻りや調整でさらにずっと大変なんですよ、と。

このデモで生成される掲示板のやりとり自身が指しているように、Jake Albaughさん脈打つハートを作る様子を再現するコードを見て、それに触発されて作られたということです。

同じコードを参考に、CSSで描くダースベイダーデモ化したページも作られています。

darth-vadar-web-building

via TheNextWeb

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技術者と英語

Vistaの音声認識でPerlプログラミング – 喋ってコーディングしようとした男の奮闘記

ウィンドウズ・ビスタの音声認識を使って、Perlスクリプトを書いて保存するまでの実演。

まあ、自然文を書くことを想定して設計されている音声認識だから、それでプログラムを書こうというところに無茶はあるんだけれど。

それにしてもこの奮闘っぷりが面白い。途中でPCを壊すんじゃないかとハラハラしたよ。

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Vistaの音声認識セキュリティホールに思う