本日 10月15日に英単語をタイピングゲームで覚えるサービス「iVoca(アイボキャ)」 ( http://ivoca.31tools.com/ ) をリリースしました(サイボウズ・ラボのリリース文はこちら)。
まあ能書きはさておき、まずは是非遊んでみてください。
【遊び方】
- 「Game Start」をクリックすると、上から単語カードが落ちてきます。その英語の綴りをタイピングすればOK!
- 正解すると次々とカードが落ちてきますので、続けてどんどんタイピングしてください。
- わからない単語があっても、しばらく待っているとヒント(先頭1文字)が、それでもわからず待っていれば綴り全体が表示されてきます。
基本的なルールは先月βテスト公開したときと全く同じです。
今回は、より広く多くの人に楽しんでもらうための工夫をさらに加えてリリースしました。
- ユーザ登録しなくてもゲームを遊べるようになりました。
- ユーザ登録すれば学習結果を保存できるようになります。
「まず試しに遊んでみて、保存したくなってから登録」ということもできるようになっています。 - 作成したブック(単語帳)をブログパーツとして公開できます。
- iVoca ではブック(単語帳)をユーザ自身が作成できるのですが、そのブックをブログパーツとして誰でも貼り付けることが出来るようになっています(上のゲーム画面はその機能を利用しています)。
おもしろいブックを作ったら、ブログに貼って自慢しましょう! - ゲームスピード自動調整
- ゲームスピードが、タイピング速度にあわせて自動的に調整されるようになりました。
タイピングが不慣れなら次第にゆっくりとしたスピードに、タイピング猛者なら……!!
その他にも、βテスト公開のときの繰り返しにもなりますが iVoca の特徴を挙げておきます。
- 苦手な単語は何度も練習、得意な単語は確認程度でいいよ
- 出題はランダムですが、間違える(答えるのが遅い)と出題率があがり、正解すると下がります。
もちろんどこまで覚えたかはちゃんと記録されますのでご安心。
この出題率は時間がたつとまた上昇するので、憶えたつもりの単語も「そう言えばこれ憶えてる?」と時々出てきますよ! - 自分で単語帳(ブック)を作って遊べ(学べ)ます
- 登録されているブックで遊ぶもよし、自分で特に憶えたい単語やおもしろい単語を集めたブックを作るもよし。
タグを付けて共有することもできます - ライバルと競い合え!
- 全体ランキングって、どうやってそんな点数出したの何時間やったのって人たちが上位を占めていて、つまらないなあと思ったことは?
iVocaのランキングはあなたが(勝手に)ライバルと認めたユーザのランキングです。
知っている人たち、同じくらい頑張っている人たちと競い合いましょう。 - mixi OpenID / サイボウズ ネットID に対応!
- mixi ユーザなら簡単なプロフィールの登録だけですぐに遊べ(学べ)ます(βテスト期間中の制限については後述)。
作ったブックをマイミクのみとか特定のコミュニティ参加者のみなど、限定したユーザだけに公開できます。
AltSpace(サイボウズ ネットID に対応した SNS 的グループウェアサービス)なら、iVocaを掲示板に埋め込むことも!
iVoca はなぜゲームなの?
そもそもゲームって「目的にまで昇華されたユーザインターフェース」だと考えています。
つまりゲームとは、「ここでこのタイミングでボタンを押す(あるいは押さない)のが気持ちいい」もののことで、ゲームのルールもキャラクターも経験値も、ストーリーですらそのための手段に過ぎません。
ボタンを押すのが難しかったら、それだけで「気持ちいい」のためのハードルが高くなります。
というわけで、ゲームにはプレイヤーが余計なことを考えずに(説明書の類を読まずとも)、いかに楽しんでボタンを押してもらうか(あるいは押させないか)というエッセンスが詰まっています。
翻って、iVoca は「ユーザには、とにかく単語を覚えることだけに集中してもらいたい」というコンセプトの元に設計しました。
手を動かした方が覚えるからタイピングは必要としても、単語覚えるのに単語に含まれないキーを押すのは苦痛だよね。
次の問題に進む「次へ」ボタンとか、わからなかったときに押す「ギブアップ」ボタンとか、覚えるのにいらないよね。
勉強を始めるのに何回も選んだりクリックしたり、ページが開くのを待ったりするのは無駄だし、やる気なくなるよね。
設定とかでスピード選ばせたり問題数選ばせたり。ユーザは本当にそんなの選びたい? てか覚えるのにいらないよね。
そして、
勉強とか暗記とか、とにかく自分が頑張るしかないんだけど、手軽で気持ちいい達成感があれば継続する力になるよね。
余計なことを考えず、必要なキーだけを楽しんで押してもらい、時には押させないことでユーザの意志を汲み取り、とにかく単語を覚えることだけに集中……それってなんてゲーム?
iVoca は、そのような必然からゲームという形式をとりました。iVoca はゲームにしかなりようがなかった、といってもいい。
などという御託を並べるのももしかしたら手段に過ぎなくて、実のところ「ゲームなサービスが作りたかった」というのが唯一の本当かもしれません(笑)。
そんな「余計なことを考えず」、遊んだり勉強したりブックを作ったり、多くの人に楽しんでもらえれば嬉しいです。