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主要なウェブサービス支持者の政治的傾向を調べたチャート Politics of the Social Web

今年はアメリカ大統領選挙の年で、アメリカではこれから秋にかけて選挙の話・政治の話が盛り上がっていくと思われます。

そんな中、EngageがリリースしたPolitcs of the Social Web(ソーシャルウェブ上の政治)は、Facebookのデータの統計から作られた面白い情報です。

「eBayをよく使うユーザーはロムニー支持で政治にも積極的」とか、「Tumblrユーザーはオバマ支持だが政治にあまり興味が無い」といった傾向を見ることができます。

Facebookのプロフィールでは自身の政治的傾向を登録して公開できます(日本人はそんなに使ってないし見てもいないのではと思いますが)。それらのユーザーが、これらのwebサービスやオンラインゲームなどに対してFacebookで押した「イイネ!」と、政治的傾向の関連を数千人分集めてプロットしたところ、このような傾向が出たということ。

フェイスブックで好きだと表明することが、必ずしも本当に好きかどうか、良く使っているかを表すとは限らないですが、Engageの主張ではこのようなデータを知ることで、自陣営の支持者が多いサービスや少ないサービス、投票を働きかけて動いてくれそうなユーザーが多いサービスや少ないサービス、という傾向を知ることができ、オンライン広告の予算配分等を効率よくできるようになるはずだ、と言っています。

日本でも、2ちゃんねる利用者が保守的で、はてなユーザーはリベラル、といった政治的傾向が語られることがありますが、FacebookのイイネやMixiのコミュニティで表明された個人の嗜好を大量に集めると、そういった印象が本当に正しいのかどうか調べることができるのかもしれませんね。

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フェイスブックのつながりから国と国の間の関係度を抽出したインタラクティブ・マップ

Mapping the World’s Friendship(世界の友人関係をマッピング)では、フェイスブックのソーシャルグラフの国籍情報を利用して、どの国とどの国の間にフレンドが多いのかを教えてくれるインタラクティブな地図です。
Facebookfriendshipsinternational
大陸ごとに色分けされた丸が、それぞれの国を表します。ある国をクリックすると、その国のフェイスブック利用者が持っている友人関係の総数に対して、それぞれの国の人に対して持っている友人関係の割合を求め、上位1位から5位までを表示してくれます。
日本を選んでみると、日本のフェイスブック利用者からつながっている他国の利用者は、韓国、フィリピン、台湾、マレーシア、香港、の順で多い、ということになりますね。フィリピンやマレーシアが上位に出てくるのは、ちょっと「本当かな?」と思わなくもないですが、アメリカとかは上位ではないんですね。
アメリカ合衆国からみると、メキシコ・カナダ・ドミニカ共和国などの隣国、イギリスやオーストラリアなどの英語圏諸国とのつながりが強い、と。全体的に、同じ言語・近い言語を話す国の間や、旧植民地と宗主国、移民が多く移動している二国、経済的な結びつきが強い二国、などの間で、国境を越えた友人関係が多く形成されているようです。
他国と比べて、島国日本の利用者の多くは日本国内でだけつながっている割合が多そうで、日本関連ではそれほど面白いつながりは見えてこないのですが、アイルランドとポーランド・リトアニア、とか、スペインとルーマニア、とか、「近くもないのにそこがそんなに関係が深かったのか」みたいな関係が見えてきたりもして、なかなか飽きない地図です。
地図の下側には、選んだ国ごとに、その国と深い関係にある国や、その歴史的な事情などについての短い解説も出てきます。
via How people are connected on Facebook, by country

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ネットで共有されるのは、猫より犬のほうが多い by Bit.ly

URL短縮サービスのBit.lyが、人々が共有したURLのデータを解析して、どの動物がどらぐらい共有されているかを調べたそうです。
Whatshouldicuddle
これまで、インターネットでもっとも人気のある動物はネコである、と言われてきましたし、LOLCatやNyancatなどネコを扱ったインターネットの流行も多いと思います。しかし、上のグラフにあるように、犬が猫よりも1.5倍も共有されているということです。これは動物全体の37%を占めます。鳥・ウサギ・ペンギン・熊・七面鳥(これは感謝祭シーズンに調査したためらしい)・ヒヨコ・猿、などと続きますが、犬と猫の二つが残りを圧倒しています。
なお、グラフの赤と青は、赤が複数の犬や猫、青が単数の犬や猫だそうで、犬派では複数の犬を指すことが多いけれど、猫派は複数・単数同じぐらいで登場しています。
via The Big Secret About Cats On The Internet