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FacebookのLikeボタンをさっそくWordPressブログ(Asiajin)につけてみました

F8カンファレンスでFacebookが色々と新しい機能をリリースしましたね。
日本ではFacebookは4位以下のソーシャルネットワークなので、F8もそれほど注目されてはいないと思いますが。主に英語圏ではGoogleをFacebookが凌駕するのかどうか、というぐらいの大きな話になってきてるみたいですね。
なお、F8カンファレンスの日本語でのレポートや解説はTech WaveやTechCrunch Japanで読めます。

今回発表されたソーシャル関連プラグインは、Facebookのこのページで提供されていますが、一番最初に出てくるLikeボタン、日本のウェブで言うWeb拍手やはてなスターみたいなもののようです。ReadWriteWebを読んでいると、早速記事の最後につけられていて、Facebookユーザーのアイコンつきの「イイネ!」が表示されていました。ちゃんと日本語で表示されています。
Facebooklikebuttononreadwritewebinj
僕もAsiajinという英語ブログをやってて、読者の多くは海外からなので、このLikeボタンを早速つけてみようかなと。このページから埋め込みコードを作れます
Likeボタンでイイネと言ってもらいたいURLを最初のボックスに入れて、あとはまあ幅・フォント・色等は好みの調整なのでデフォルトでも。”Get Code”ボタンを押すと、埋め込みのHTMLコードが表示されます。
Facebooklikebuttongenerated
こんな感じのコードが取れました。

<iframe src="http://www.facebook.com/plugins/like.php?href=http%3A%2F%2Fasiajin.com%2F&amp;layout=standard&amp;show_faces=true&amp;width=400&amp;action=like&amp;colorscheme=light" scrolling="no" frameborder="0" allowTransparency="true" style="border:none; overflow:hidden; width:400px; height:px"></iframe>

ここでは、固定のURLを入れただけなので、これを貼って出てくるのは「アジアジンが好きだ」というブログのトップを指すLikeボタンになりますね。
ブログの記事ごとにその記事をLikeしてもらうボタンを置くには、上記のエンコードされたURLの部分を、記事のURLに差し替えればいいわけです。
WordPressの場合なら、個別のエントリーをあらわすSingle.phpを開いて([Appearance]-[Edit]-“Single.php”)、記事の終わりのLikeボタンを置きたいあたりに、以下のようなコードを挿入します。

<iframe src="http://www.facebook.com/plugins/like.php?href=<?php echo urlencode(get_permalink($post->ID)); ?>&amp;layout=standard&amp;show-faces=true&amp;width=500&amp;action=like&amp;colorscheme=light" scrolling="no" frameborder="0" allowTransparency="true" style="border:none; overflow:hidden; width:500px; height:60px"></iframe>

URLのところを、自分の記事のURLを取る関数を読んで(、あとURLエンコードして)いるだけです。
これでページを開くと、こんな風になりました。
Facebooklikebuttononasiajinnoclicke
「まだ誰もこの記事を好いとらんけん」と出たので、自作自演で自分で押してみます。
Facebooklikebuttononasiajinclicked
Facebookユーザーが多いサイトやブログなら、主に海外向けになるでしょうが、つけてみてもいいかもしれませんね。
自分でテーマファイルを編集したくない人や、一覧ページや検索結果ページでもボタンを出したいという人は、たぶんWordPressのプラグインがすぐ出ると思うので、数日中にプラグイン検索するといいかと。

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参考

【ハウツー】Webブラウジング新時代到来!? 新アドオン「Ubiquity」を"しっかり"試す (1) Firefox上で簡単に呼び出せるコマンドライン | エンタープライズ | マイコミジャーナル

FireFoxプラグイン「Ubiquity」に大量のコマンドを登録して日本のサイトを一発で開くすごい方法 (eXtreme Gadget (エクストリーム ガジェット) ポケットに入るアジャイルな究極の小道具)

Latest topics > Ubiquityの先にある未来についてAza氏と直接話せた – outsider reflex


(こっから下は余談)

ちなみに、なんで会うことになったかというと、Harper Reedさんの紹介で。Azaさんは以前はシカゴに住んでいたことから、シカゴローカルのウェブコミュニティでの知り合いだったということだ。

今回、Azaさんが東京に行くならということで、Harperさんが「この男に会うと面白いかもよ」と推薦してくれたそうなのだけれど、そもそもHarperさんと東京で会ったのは、MashableのKristen Nicoleさんが「今度知り合いが東京に行くのだけれど」と紹介してくれたからだ。Kristenさんと会ったのはサイボウズ・ラボで行なわれた、LUNARR主催の米国ブロガーとの交流会。ということは大元は高須賀さんのおかげだな。

シカゴなんて行ったこともない(空港で乗り換えたことならあるけど)のに、不思議なつながりで紹介が続いて、活躍してる人たちと会えている、というのは、ありがたいことだなあ。としみじみ思った。僕はエンジニアとしては決して一流ではないけれど、英語で意思疎通できるというだけでいろんな機会が増えていると思うし(Azaさんは日本語ぺらぺらだが)、できることなら中国語とかスペイン語のような他の(利用者人口という意味で)有力な言語でもそういうことができれば、もっと世界が広まるだろうと思っている。

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第一回ソーシャルブックマーク研究会に行ってきた

参加者のレポート率が非常に高いので出遅れた感があるけども。東工大大岡山キャンパスで土曜日に終日開催された、ソーシャルブックマーク研究会(SBM研究会)を聴講してきた。

はてな、ECナビ、livedoorクリップ(担当違う?)、favgrなど中の人がいっぱい来ていた。土曜日に朝から一日やるという会に100人近い参加者。

全体的によく準備されていて、初回・90人もの参加者・無料ということを考えると素晴らしい運営だった。内容については充実したレポートがいっぱいあるのでそちらをどうぞ。

他の方のレポートでいろいろ書かれているとおり、発表はバラエティもあって良かった。途中、アルゴリズムの詳細に入ったようなところは難しくて寝そうになったけれど。

ひとつ気になったのは、Yahoo!ブックマークもYahoo!みんなのトピックスの名前も出なかったところ。(曖昧な状態のときに言われてたら申し訳ない。)

実際はこの二つが日本のソーシャルブックマークとソーシャルニュースのトッププレイヤーか、それに近いところに来ているのではと僕は思っているのだけれど(データは持ってない。勘ですいません)。発表・質問・懇親会での話からすると、圧倒的に、はてなブックマークのユーザが多かったみたいで、データマイニングやマッシュアップの話もはてなのデータを使ったものばかり。たとえばYahoo!ブックマークで一番ブックマーク数の多い記事は17万人を越えている。

はてなブックマークが日本のウェブ開発者達の中心の一つであることは確かだし、asahi.comや日経BPなど伝統的なメディアにもブックマークボタンを置かせている点はすごいけれど。

このあたりはソーシャルニュースも同じで、じつはYahoo!みんなのトピックスが日本で一番成功してたりしないんだろうか。(日本では米国式のソーシャルニュースは成功しにくいと思うので、その中で一番ということだけれど)

FAQでもYahoo!の名前が出てこない。

さらに言うと、アメリカでも業界人が多い一番手のソーシャルサービスというのは微妙な状況におちいっている。ソーシャルブックマークの第一人者del.icio.usは勢いを無くしている(Yahoo!による買収。バージョン2開発の遅れ。創業者のYahoo!退社など)。Diggの方も、Yahoo! Buzzに抜かれてるんじゃないかという話もある。僕は両方好きだけど、好き嫌いとは別にして。

ソーシャルブックマークの認知度7%という面白い調査結果の紹介もあったし、ソーシャルブックマークを広めたいという気持ちの人が多かったが、「ソーシャルブックマーク」という名前を使わずに別のものが取って代わったりするかもしれないというところも見る必要があるのかなと感じた。

それと、ソーシャルブックマークの普及自体は善なのか、とか、普及してみんなの推薦が集まったとしてもその結果が役に立たないものばかりになる、という可能性はないか、とか一つ外側の枠でも研究してほしいかなと。ソーシャルブックマーク自体が数年経ったものでしかないし。

といいつつ、ソーシャルブックマーク関連では一つやりたいアイデアはある。非常に刺激になったし、ぜひ第二回にも参加したい。