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サイボウズ・ラボに新しい仲間が増えた

先月に引き続き、新しい仲間が増えた。しかも二人。

山口 徹さん。コミュニティサービス運用の実力者。山口さんの社員ブログ log4ZIGOROu はこちら。

中島 薫さん。 MS系技術に詳しい。社員ブログは近日スタート。

サイボウズ・ラボはいっしょに働きたいエンジニアをまだまだ募集している。応募はこちらから

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Japanizeの処理速度が大幅アップ

英語など外国語のページのメニューを日本語に置き換える便利ツール Japanize のFirefox版が速度的に大きく改良されたので紹介する。

Japanize 拡張機能バージョン 0.8 リリースのおしらせ

新しいバージョンでは、更新された翻訳データのみを追加で取得するようになっているので、更新があった際の通信量が大きく減少している。また、不要な翻訳データの取得を避ける方式に内部の処理を改善したことで、ブラウザ側のPCのスペックが非力でもそれなりの速度で処理できるようになっている。

これまでに、比較的非力な環境でJapanizeを試してみてレスポンスに不満のあった方は、ぜひもう一度ためしてほしい。

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feedpath Zebra(Zimbra)日本版リリースと次世代Zimbraのオフライン・サポート機能

サイボウズの子会社、サイボウズ・ラボからみると兄弟会社のfeedpathから、feedpath Zebraのブロガー向け発表会に招待いただき参加してきた。

詳しい内容はグロービスの小林さんがまとめておられるのでそちらをどうぞ。

今回は、米国からCEOが来日しての説明ということで、日本対応されたZebraではなく、オリジナルのZimbra、それも夏頃に出荷予定の最新版についての機能説明が多かった。

ネットサービスとのマッシュアップをプラグイン的に追加していき、メール閲覧ページなどに様々なリンクが現れる仕組みはとても面白かった。企業の内部システム向けにWeb2.0的なサービスをつなげることに価値を見出すようなエンドユーザや企業の導入担当エンジニアにとって興味深い製品ではないかと思う。

もう一つ感心したのは、オフラインでの利用を可能にするオフライン・サポートの話だ。これは米国で開発中の次世代Zimbraに関する話になるが。

Zimbraでは、ネットワークにつながった状態で、キャッシュデータをクライアント側に保持し、再接続した際にシンクロナイズさせるような形のプロキシを開発中で、これを使うことでオフラインの出先でもメールの読み書きやアドレス帳の参照ができるようになる予定だということだ。

Web型のコラボレーション・ツールの利点は、新たに各ユーザのPCにクライアントアプリのインストールを要求しないところにある。数百数千ユーザを抱える企業が、他のグループウェアではなくサイボウズのようなWebグループウェアを選択してきたのはそれが理由だ。

とはいっても、ノートパソコン等を使い、ネットワークから離れた状態で仕事をする際にはこれが弱点となる。Zimbraのやろうとしているオフライン・サポートは、どうしてもオフラインになる人に対して、オフライン用のキャッシュストレージを持つブラウザ(WHATWGで提案されているような)と組み合わせて使えるソリューションを提供することで、これにより、多数の人にWebアプリケーションの利点を提供しつつ、これまで弱いとされてきた点を改善するということだろう。

また、これとは別に、Mozillaの仕事をフリーランスで請け負っているエンジニアのブログで、Zimbra をオフライン・サポート化する方法について書かれており、注目されていた。

このニュージーランド在住のフリーランスエンジニアはhttp://www.bluishcoder.co.nz/2007/02/new-job.html“>最近Mozilla Corporationで仕事を始めたのだが、その内容が、Firefoxの新オフライン機能を使ってのZimbraのオフライン・サポート検証で、その目的はFirefoxブラウザの将来のバージョンでのオフライン・サポート機能を実践を通して研究することにあるということだ。

この人は、改造したZimbraとFirefoxを使って、オフライン状態でメールを読むというスクリーンキャストを公開している。

オフライン・サポートに必要な要素のいくつかはすでにFirefox2.0に入っている、ということも知らなかった。パッチを当てないといけないとはいっても、試そうと思えば自分で試すこともできるようだ。