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英語学習

Wordle(ワードル)必勝法

twitter など SNS での拡散力が強くて急速話題となってきた英単語当てゲーム Wordle(ワードル) 、もう遊びましたか?

6回の試行から回答の単語に含まれるアルファベットの種類と位置を絞っていくというクイズゲームですが、「英単語」という片寄りのあるデータ群から推測するというゲームの性質から、どのようにすればより早く答えにたどり着けるかということを考える人も多いようです。

カリフォルニア大アーバイン校でCSを学ぶスペンサー・チャーチル氏(Spencer Churchill)は、Wordle で使われるすべての英単語のリストと Python スクリプトによって、できるだけ早く Wordle の正解にたどり着きたい人のための最善初手・二手を絞り込んでいます。

使われている文字を特定するほど次の回での絞り込みが進むのですから、できるだけ早い段階で多くの文字を試すのが有効かと思われます。

英単語には良く出てくる文字、あまり出てこない文字があるのですから、良く出てくる文字を5文字使った単語が、一番絞り込みができる良い初手ということになります。

チャーチルさんはまず、すべての対象単語を集計し、最も出現頻度の高い方からのアルファベット・リストを得ました。

次に、頻度の高い方から5文字ずつを選び、その5文字で構成される単語をスクリプトに出させます。

最速のための5文字の単語が複数あったため、こんどはそれらの中でもっとも有利な単語はどれか考えます。アルファベットの登場の有無だけでなく、アルファベットの正しい位置がわかる方が正解に近づくため、こんどは位置を含めて最も出現頻度が高いものを抽出すれば、これが最も有利な初手となるというわけです。

ブログで提示された最善の初手・二手を使って今日のWordle を解いてみたところ、2段目にしてかなりの絞り込みができ、4回目で正当にたどり着くことができました。

このブログ記事を紹介するHacker Newsの掲示板では、他にも理想の初手を考えていたいろいろな人たちからのコメントが集まっています。ORATE(演説する), SLATE(粘土板), SAUTE(炒める), AESIR(アース神族) などなど各自の考えるベスト・オープニングが紹介されていました。

また、人力であれば今回のような初手・二手目を覚えておくぐらいが関の山ですが、その場でプログラム的に解くのであれば当然、初手の結果を見てベストな二手目は変化しうるはずです。これを含めてのソルバー作りもプログラミングの課題として面白いのではないでしょうか。(ソルバー作ってる人も当然いますね)

Hacker News

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ネットのサービス

1万6000個のチェックボックス要素で作られたDoom

HTMLのチェックボックス「だけ」をひたすら活用できるライブラリ Checkboxland を先週紹介しましたが、さっそくすごい応用サービスが登場しました。

Doom といえば、非力なレトロPC や関数電卓から、ATM や デジカメ、プリンターの液晶などCPUのあるところならどこでも移植されてきたゲームですが、今回は Checkboxland を使って、すべてチェックボックスで作られた Doom が遊べるようになっています。

ページ上部にあるように、カーソルキーの移動と Ctrlキーの射撃で遊べるのですが、青白の二色で解像度も160×100と低いため、敵が出てくるなど込み入った表示になると正直何が起こってるのか判別は難しくなります。Doom ファンならこれでもわかるのかもしれませんが。

左上には元の Doom 画面も表示されているので、どうにもならないときはそちらを見るしかないでしょう。

ブラウザ上で動く Doom は「WebAssembly で FizzBuzz から Doom までを作る」プロジェクトで作られているものを呼び出し、これが非表示の canvas 要素に描いたゲーム画面を MediaStream 経由でCheckboxland の 動画描画機能に渡しています。

via DOOM Rendered via Checkboxes via reddit

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ゲーム

ヒール・ヒトラー – 総統のサイコセラピストとして未来の悲劇を止めるノベルゲーム

新作インディーゲーム、Heal Hitler は、1925年にアドルフ・ヒトラーの心理療法士となり、フロイト・ユング流の精神分析を使ってヒトラーが持つコンプレックスを解消し、戦争と大虐殺を防ぐゲームです。

チェコのゲーム開発者ジョン・イージス氏(Jon Aegis)が一人で開発し、声優2人を使ったこのゲーム、歴史のif を体験することになります。ゲームは時々出てくる複数の選択肢を選ぶことで進み、全体が一時間程度で終わるボリュームです。

ヒール・ヒトラー(ヒトラーを治せ)は、ハイル・ヒトラーのもじりですね。タイトルも秀逸。

診察室にやってきたこの新しい顧客は、最初怒りの感情をコントロールできないという悩みを相談します。

ヒトラーの話すドイツの状況や社会制度への考え、オーストリアに対する思いと父や母の思い出、一次大戦での従軍経験、ユダヤ人やマルクス主義者をどう見ているか、美術大学に入れなかったこと、などなど、史実からわかっていることを含め会話の形で聞かせます。歴史の勉強にもなりそう。

扱っている題材が題材なだけあり、ゲームで取り上げることも良くないという批判も出ています。reddit のスレッドにはヒトラーをもしかしたら悪へ進まなかった可能性のある一人の人間として見るということを拒絶する人のコメントも。作者の考えは、誰の中にも善と悪があり環境がどんな人をもヒトラーのようにするのではということのようです。それが正しいかはわかりませんが、サイコセラピーによって人の行動は変わりうるというのが作者がこのゲームで表現したいことなのかもしれません。

このパターンで他の歴史上の人物を扱うこともできそうですね。

via reddit via Boing Boing