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韓国に世界初の「見えないタワー」が建設されることに

世界初の消えるタワーの建設に許可が出たというニュースが来ています。

こちらが建設後のイメージ。

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「見えない」とはどういうことか、いわゆる「光学迷彩」のようです。以下の図のモデルで描かれているように、ビルの片方から見える車などの景色をカメラで撮影し、その映像をビルの反対側の壁で映すことで、ビルの奥にある景色がそのまま見えるということですね。

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ビルの奥の空や雲を壁面のLEDで映写することで、ビルが透明で見えなくなるということ。渋谷駅前にあるような巨大ビジョンがビル全体に貼り付いているような感じだとすると、なかなか大掛かりな仕掛けですね。

カメラはビルの異なる6面の3箇所の高さにそれぞれ設置され、周辺の風景をリアルタイムで取得します。500列のLEDスクリーンで埋められたビルの3つの区画が、それぞれのデジタルイメージを投影します。

透明に見せるために、画像は拡大縮小・回転・合成され、継ぎ目のないパノラマ画面を生成します。

つまり、何であれビルの後ろ側にあるものが、正面に表示されるということです。

Cameras will be placed at three different heights on six different sides of the building to capture real-time images of the surroundings; three other sections, each filled with 500 rows of LED screens, will project the individual digital images.

Through digital processing, images will be scaled, rotated and merged to create a seamless panoramic image that appears on the LED rows to create the illusion of invisibility.

In essence, whatever is going on behind the building will be projected onto the front of the building.

South Korea Building World's First 'Invisible' Skyscraper | Geekologie

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タワーの高さ450メートルは、東京スカイツリーを始めとして他に6つ、もっと高いタワーが世界には存在しています。

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こちらはタワーの展望台のイメージ。展望台の高さは世界3位となる予定。

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タワーが建設されるのは、韓国のソウル郊外、仁川国際空港の近くだそうで、空港の近くに透明なビルを建てるというのはジョークに違いない、と最初思ったのですが、CNNForbesも報じているので、韓国政府が承認したという話は確度が高そうです。

また、紹介しているGeekologie自身も突っ込んでいますが、透明に見えるのはある一方向からだけなのでは、という話もありますね。レジャー・観光スポットとしてのタワーらしいのですが、タワーに登るのではなく、透明になるポイントからタワーを見るという観光体験になるのでしょうか。

設計したアメリカ企業GDS Architectureでは、来年2014の完成を目指して動いているということです。

via South Korea Building World's First 'Invisible' Skyscraper | Geekologie

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データ可視化

3Dプリンターで一戸建てを建てるといくら掛かるか?

今年は3Dプリンターの話題が熱いですね。コンピューター上で作成したモデルと同じ形のものがその場で作れるというのは、アイデア次第で無数の応用がありそうですし、実際毎日のように面白い応用例のニュースが流れてきています。

しかし、普及が進んでくると3Dプリンターで「作れるか作れないか」だけじゃなくて、「作れるとしてもいくら掛かるか」というのも当然問題になってきます。3Dプリンターでの印刷にどれぐらいコストや時間が掛かるのか、身の回りにあるもので換算することで把握しようというのが、MOVOTOブログによる“3D Print Your House”(3Dプリンターで家を作ろう)です。

二つの数字を入れるだけで、一軒の家を「すべて」3Dプリンターで作るのに必要なコストがわかります。


By Movoto

一つ目のボックスは、建てたい家の総面積です。

1平方メートルは1平方フィート(sqft)の大体10倍(正確には10.76倍)なので、100平米なら10倍して1000sqft を入れてみてください。

二つ目のボックスは、何階建てかを入れます。3階建てなら 3 と入れます。

3階建て(だいたい)100平米の家を3Dプリンターで建てようとすると、以下のように、

3d-print-100sqft-house

レンガ15,820個が必要で、それには $198,840(2187万2400円) かかる、ことがわかります。

また、これだけのレンガを3Dプリンターで印刷するには、125年8ヶ月と13日かかるそうです。

まあ、3Dプリンターの数を増やして並列に印刷すれば、生きている間に完成するかもしれませんし、今後3Dプリンター自身の性能やコストも下がっては行くでしょう。

IKEAハック – イケア家具のパーツ+3Dプリンターで工作 でも、主要な大きい部品は従来通りの製法のものを用意し、接続部分などを3Dプリンターで印刷する、というのが現実的な活用法では、という感想を書きました。3Dプリンターがさらに普及しても、どこに使ってどこに「使わないか」を判断することが重要になりそうですね。

via How Much Would it Cost to 3D Print Your House?

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fun

アムステルダムの部屋の飛び出たアパート

Amsterdam, MVRDV WoZoCos, originally uploaded by michellemarie.

via Digg

デザイン的には面白いし、強度も計算されているんだろうけど、僕は飛び出たところに毎日住むのは怖いなあ。

Diggのコメントには、こんなのも紹介されていた。

Habitat_panorama.jpg

こっちはカナダのモントリオールにある、1967年の万博で作られたアパートということ。