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プライバシー

Nefarious LinkedIn – リンクトインに監視されてるブラウザ拡張を確認できるツール

ビジネスSNSの LinkedIn のサイトが、ユーザーの使っているブラウザ拡張を監視する JavaScript のコードを埋め込んでいるそうです。

発見者のダン・アンドリュース氏(Dan Andrews, GitHub @dandrews)は、これがユーザーのプライバシーを侵害した、スパイ行為だと書いています。

Hacker News のコメントでは、スパイ行為というより、LinkedIn のユーザー情報を集めてスパムを送ろうとする悪質な業者の拡張をリストする、つまりユーザーを守るためにやっているのではないか、という反論もあります。

リンクトインのビジネスモデルの一つは、有料ユーザーになると他の多数のメンバーに直接連絡が取れるというものですから、ユーザー情報を抜き出して直接連絡されては商売の邪魔だ、という指摘もあります。

リンクトイン側が問題なのか、各ブラウザ拡張の提供側が問題なのかはわかりませんが、リンクトインがブラウザ拡張の存在を知るためには2つの仕組みが使われているそうです。

一つ目は、拡張が使うリソースの存在から調べるという方法。ローカルに展開された画像などのリソースにアクセスしてみて、そのファイルが存在すればブラウザ拡張がインストールされているとわかる、というものです。

二つ目は、監視対象の拡張が動作することで使われるデータを調べる方法。たとえば、html のid や class の存在を読んでみて当てるというもの。

リンクトインのウェブサイトは、これらの情報から監視対象のブラウザ拡張の有無を調べ、localStorage に拡張名を暗号化した上で保存しているようです。

ブラウザ拡張でチェックされているものを確認

アンドリュース氏が作成したChrome拡張 Nefarious LinkedIn は、LinkedIn が存在を追跡している Chrome拡張のリストを表示してくれるというものです。現在は、38個のブラウザ拡張がチェックされているよう。

インストールして LinkedIn を開きログインすると、右上のアイコンから実際に監視されている拡張のリストを表示することができます。

via Hacker News

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ネットのサービス

Cromonitor – 競合サイトのA/Bテストを発見するためのwebサービス

「あなたのライバルのA/Bテストや多変量テストを監視しましょう(“Monitor Your Competitor’s A/B & MV Test”)」というのが、Cromonitor というサービスです。

cromonitor-top

自社サービスのA/Bテスト、は実施しているところも多いと思いますが、この Cromonitor の目的は、競合など他社サイトのA/Bテストの発見です。

競合がどんなA/Bテストを実施しているかを知ることができれば、競合がwebサイトのUIデザインについて何を考えているかわかるかもしれないし、最終的にどのバリエーションが採用されたかわかれば、こちらにとってもそれは役立つ情報になるだろう、ということかと思います。

ターゲットとなるwebサイトのURLと、パソコン/タブレット/スマートフォンのどれでアクセスするか、何日置きに監視するか、などを指定すると、定期的にそのURLを、複数のIPアドレスからアクセスし、指定したよりも大きな変化がそのページに発生した際には、通知してくれます。

cromonitor-yahoo-japan

登録してみましたが次の監視は一日後ということで、変化量を何パーセントぐらいにしたらA/Bテストを発見しそうかは検証できませんでした。単にサイトの変化を監視する、いわゆるアンテナサービスは昔からありますが、複数アドレスからの変化と変化量をチェックするというところがサービス独自なのでしょう。

まだ価格表も載っておらず、登録することで数個のサイトが無料で監視できるようです。一日一回の監視ではA/Bテストがよく見つかったりはしないので、有料プランが出てくるのではと思います。

残念ながら、スクリーンショットは日本語フォントに対応していないようで、化けています。

via Cromonitor Lets You Keep Track of Your Competitors' A/B Tests

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ネットのサービス

bioischanged.com – ツイッターでフォローしている友人のプロフィールやアイコンの変更を監視するサービス

bioischangedは、その名前の通り、bio(プロフィール)がchanged(変わったよ)というのを教えてくれるだけのwebサービスです。
ツイッターアカウントを結びつけて登録すると、
Bioischangedlogin
自分がフォローしている人たちのツイッタープロフィールや、アイコンの変化を追跡して、更新のあった人をこのように並べて見せてくれます。
Bioischangedicons
アイコンをクリックすると、更新前・更新後のプロフィールを並べて表示します。
Bioischangedhistory
そうすると、「ああ、この人は2ヶ月前から1ヶ月前に、メディアアクティビストを名乗るのを(ツイッター上では)止めたのか。テレビのレギュラーが増えて文字数が足りなくなったんだな。」とかわかるわけです。ツイッタークライアントの中には、同様の機能を持つものもありますが、bioischangedはwebサービスだから、ツイッターで認証するだけで動き続けるようだし、クライアントが何かに関係せず記録するので、こういう機能を使いたい人には便利かもしれません。
ちなみに、ビジネス向けソーシャルネットワークのLinkedInでは、繋がっている人が所属企業や役職名を変更すると、通知をしてきてくれます。それを見て、LinkedInのメッセージやその他の方法で、「転職おめでとう」とか「CEO就任おめでとう」などとお祝いをしたりするものらしいです。ネットを活用した友人との暖かい繋がりと見るか、そんな人付き合い面倒だなあと見るかは人それぞれでしょうけども。
僕は交換した名刺からもだいたい何もアクションを起こさない後者のタイプですが、この先ビジネス雑誌とかでツイッター道とかフェイスブック道とか出てきて、こういうサービスを使って知人の変化にいち早く気づき、先手を打って連絡し、お祝いなどをしましょう、とか言い出すかもしれないですね。