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スマホの広告ブロックブラウザ Adblock Browser がリリースされたので試してみた

Chromeブラウザ用のアドオンとして有名な、見ているウェブサイトから広告を消し去ってしまうというAdblock Plus 拡張の作者が、iPhone や Android 向けに同等の広告ブロック機能を搭載したスマートフォンブラウザ Adblock Browser を正式リリースしたというニュースが入ってきました。

adblockbrowser.org-top

スマートフォンでの広告ブロック

パソコン版のブラウザではブラウザにちょっとした機能を追加する「ブラウザ拡張」機能がサポートされていて、ちょっと詳しいユーザーが拡張機能を追加でインストールして改造する、というのが一般的です。Adblock Plus拡張は自称「300万ダウンロード」ということで、ちょっと詳しいユーザが使うツールとしてはたいした普及率です。

その一方で、スマートフォンでは、単に閲覧する以外の機能はパソコン版に比べると抑えられていて、拡張機能を入れられるブラウザも少数派だったために、広告ブロック機能についてもこれまではそれほど利用されていませんでした。

しかし、AppleがiOS の次期バージョン iOS 9 上の Safari ブラウザに、広告ブロックを搭載できる機能を用意しようとしている、ということが少し前に話題のニュースとなっていたように、スマートフォンの利用者にも、広告を見たくないというニーズがあるのは確かです。広告によって閲覧体験が損なわれる度合いはもともとの画面が狭いスマートフォンの方が大きいでしょうから、要望が多いのも不思議ではありません。

今回の Adblock Browser は、Chrome拡張で既に定評のある作者が、OSレベルで対応しようとしているApple よりも先に、アプリとして出して来たということで注目されます。

iOS/Android 版ともに無料ということで、Android 版を入れていくつかの有名サイトを試してみました。

Yahoo! Japan

日本最大のウェブサイトヤフー。

まず スマホ版 Chrome ブラウザでの見え方。スマホ版では、もともとスクロールしない範囲に広告が出てないですね。

chrome-yahoo

こちらが Adblock Browser。

adblock-broswer-yahoo

ブラウザのUser Agentの判別か、スマートフォン版に直打ちでアクセスしてもPC版に連れて行かれてしまいます。広告枠についても、小さくてゴチャゴチャしてますが、PCで見たのと同じのがそのまま出ているように見えます。

asahi.com

asahi.com は、トップ下に(僕の環境では)Yahooのバナー広告。記事の後ろにもバナー広告

adblock-broswer-asahi-1

adblock-broswer-asahi-2

Adblock Browser では、これらの広告が消えて見えません。

chrome-asahi-1

chrome-asahi-2

ネタフル

個人ブログのサンプルとしてネタフル

Chrome ではトップページに(僕の環境では)Adsense と、記事タイトルの間にバナー。

chrome-browser-netafull-1

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広告が消えて、広告の上に書いてあった「スポンサードリンク」の文字だけが残る形に。

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アメブロ

アメブロのトップに載っていたブログ。画面の下のバナーが一定時間毎に膨れて切り替わるというアグレッシブな広告。

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ameblo-chrome-2

Adblock Browser で見ると、この動くバナー、一瞬見えたりもしたけど消えてます。

ameblo-adblock-1

バナー広告が消えても、ブロガーの張ったクリックランキング的なブログパーツのボタンが多数残りますね。これらは広告という枠に入るのかどうか微妙ですし、海外製の Adblock アプリが対応できてなくてもあまり不思議ではないです。

ameblo-adblock-2

Chrome拡張もそうですが、数百万ユーザーといってもネット全体から見れば広告ブロックしているユーザーはごく一部です。また、広告ブロックしているようなユーザーは、もともと広告が表示されていてもクリックしない人が多いでしょう。

iOS9 の機能の件も、広告ブロックできるようなアプリを作れる、程度の話で、いきなりiPhone上のブラウザで広告がオフになるというわけではありません(そういう勘違いで煽ってたブログもあったみたいですが)。

そういう意味で、サイト運営側が脅威に思って何かしらの対策をするかどうかはまだわからないと思います。

[アプリid:1015653330] 指定されたアプリケーションが見つかりませんでした。削除されたのかもしれません Embed iPhone/iPad App

[追記 2022-11-18] スマートフォン用の広告ブロックブラウザも、今は複数種類が手軽に入手できるようになっていますね

via TheNextWeb

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Androidの「今週の無料アプリ」第2弾はヘアカット体験アプリ。300円のアプリが無料に

先週突然始まった、Google Play での This Week Free App (今週の無料アプリ)ですが、2週目になって別のアプリが無料提供されています。

2週目に無料で入手できるAndroidアプリは、ヘアサロンの美容師を体験できる子供向けの職業体験アプリ Toca Hair Salon 2

普通にアプリの提供ページを直接開くと、通常価格300円(3ドル)(実際にはドル建ての価格をその時のGoogle Play内部のレートで円に変換した金額)のままですが、

toca-hair-salon2-300-yen

「アプリ」から「ファミリー」カテゴリーのトップへ行き、「今週の無料アプリ」のバナーをクリックすると、0円(0ドル)インストールのダイアログが出てきます。

toca-hair-salon2-free

ここでアプリの紹介やレビューが読めないのは先週と同じ。インストール前に詳細を確認したければ、一旦アプリの単独ページを見に行く必要があります。

先週の無料アプリ Daniel Tiger Grr-ific Feelings はすべて英語でしたが、今週の Toca Hair Salon 2 は日本語も対応していて日本語のレビューもたくさん付いているアプリです。

Google社からの公式のアナウンスが無かったため、先週の時点ではこの「今週の無料アプリ」が本当に毎週続いて出てくるのか不明でしたが、どうやら続くようですね。また、1,2週とも「ファミリー」セクションで出てきたため、全ジャンルでのプロモーションではなく家族向け・子供向けのアプリのみのプロモーションなのかもしれません。

うちはちょうど小さな子供がタブレットを活用しているので、毎週有料のファミリーアプリが無料で入手できるのはとてもありがたいですが。

それがGoogle社の狙いでしょうけれど、週明けにGoogle Playをチェックするのが習慣になりそうです。

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Google Playが「今週の無料アプリ」を開始。第一弾は知育アプリ Daniel Tiger Grr-ific Feelings

時限性でAndroidの無料アプリを入手できる、というとAmazonのアップストアが有名ですが、Androidを作ったGoogleの Google Play も似たようなプログラムを開始したようです。

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今現在、Google Playの「ファミリー」アプリカテゴリーを表示すると、「今週の無料アプリ」というバナーが大きく出てきます。これをクリックすると、Daniel Tiger Grr-ific Feelings という350円(3ドル)のアプリが0円(0ドル)でダウンロードできるようになっています。(PC版のGoogle PlayでもAndroid上のGoogle Playでも同様)

google-play-discount

販売しているのは PSB Kids という、アメリカ合衆国の公共放送(PBS)の子供向けブランド。

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https://www.youtube.com/watch?v=DoTFlRtz1vE

さて最初の無料アプリ Daniel Tiger Grr-ific Feelings ですが、いくつものミニゲームを解いていくことで子供が考えて遊ぶというものでした。たとえば、路面バスを指で動かして指定されたマークを取りにいき、一つ達成するとクイズを解く、を繰り返すコーナーや、内蔵の歌を一緒に歌う、といったコーナーなどがありました。

全部英語で日本向けではないですが、日本からも問題なくインストールできました。とりあえず今日帰ったら子供にも遊ばせてみようかと思います。

Android Policeによれば、Google Playでは一度無料にしたアプリを有料に戻すことはできなかったそうで、この無料ディスカウントのオファーはこれまでなかった仕組みだとのこと。以前に10数個のアプリが一日限定謝恩セールで売られたこともありましたが、その時は10円(0.09ドル)だったと思います。

このDaniel Tiger Grr-ific Feelingsも、普通にアプリのページを開くと350円(3ドル)と有料のままで、特定のバナーから辿り着いた時だけ0円(0ドル)でインストールできるように見えます。

Google公式の発表が無いので、「今週の」無料アプリが来週からも続くのかはまだわかりませんが、単なる一回きりのプロモーションで「今週の」とは書かないような気もします。

もしこのようなキャンペーンが続くとすれば、無料で配った分は当然 Google がアプリ販売者に補填するのでしょうから、Google がAndroidアプリ界隈を活性化させるために本気を出してきたという可能性もあります。

via Android Police