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ネットのサービス

Contributoria – クラウドファンディング・ジャーナリズムの試み

イギリスの新聞社ガーディアンのメディア研究所が新たに開設した Contributoria.com は、Kickstarterに代表される、広く訪問者から出資を募ってプロジェクトを遂行するクラウドファンディングの仕組みを、ジャーナリズムと組み合わせた、オンラインマガジンです。

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KickstarterやIndiGoGoなどと同様に、プロジェクトが並び、プロジェクトに賛同した人の人数や、何人集まればプロジェクトが成立するか、が表示されています。

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違うのは、プロジェクトというのが将来の号で書かれるニュース記事だという点です。参加ジャーナリストが「こんな記事を書こうと思っているんだけど」というのをプロジェクトとして発表し、サイトの有料購読者が「自分はこれを読みたい」と思ったプロジェクトを応援するわけです。

有料読者は、自分の読みたいプロジェクトに投票を振り分けることで、次回以降の雑誌が扱う内容が自分の好みの方向に変化していくことになります。

また、書き手についてもサイトは開かれており、フリーのジャーナリストが登録して、記事のアイデアを公開し、読者を募ることができます。メディアからの依頼ベースではなく、自分が書きたいものを提案し、それを本当に読みたいという人がいるかどうかが測れるのはよいのではないでしょうか。

面白そうな記事のアイデアを発表してしまって、どこか他所で他の人が同じテーマで調べて先に発表したりしないのかな、という懸念もありますが。

もしこのプラットフォームが回り、有料会員が増えれば、無名だが良い記事を書けるジャーナリストが発掘されるようになったりするかもしれません。

今月2014年1月の創刊号は、サイトの公開前からの関係者が提案した記事、投票した結果で作られたものが公開されています。創刊の辞を除く記事は以下のようなものになっています。

  • エドワード・スノーデンに注目すべき理由
  • 女性向けエロチカの隆盛
  • イギリスに残る、ショッピングセンターなどになった穀物取引所の建築や将来
  • フィッシュ&チップスで移民者がイギリス人になるのか

Contributoriaのアイデアはグーグルなどが開催したコンテストで優勝したものだそうです。

via release via The Next Web

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プライベート

Googleクラウド・デベロッパー・チャレンジ2013の審査員になりました

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グーグル社のクラウドサービスを使ったアプリ/サービスコンテストGoogle Cloud Developer Challenge 2013の、審査員をさせていただくことになりました。

世界を6エリアにわけてのコンテストで、審査員としての担当は東南アジアセクションとなります。このエリアの他の審査員はシンガポールやフィリピンの人が多いようです。

すでに第一次予選の審査を終えましたが、いろいろな国から応募された新しいアイデアのアプリやサービスを触って試すことができ、自分にとってもよい刺激を受けています。

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ネットの事件

マイクロソフトのグーグル批判グッズ

マイクロソフトのオンラインストアで掲載されている、グーグル/gmail を批判するScroogled運動マグカップ

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“Keep calm while we steal your data”(落ち着いて、我々があなたのデータを盗むままにさせなさい)

は、以前にご紹介したレイプTシャツ騒動のときも出てきた流行のフレーズ Keep Calm のパロディ

「このマグカップに好きな飲み物を入れて、グーグルがあなたのデジタル生活のほぼすべての要素をお金に変えようとしていたとしても、あなたは穏やかでいるということを世界に示しましょう」

ということです。

Chromeロゴとかはいいんですかね。マイクロソフトがやってるのだから、問題にならないようにしてるのだろうとは思いますけど。値段は$7.99(770円) ですが現在売り切れ中のようです。売り切れということは買った人はいるんでしょうね。

via Microsoft wants to sell you anti-Google mugs and t-shirts | The Verge