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アメリカ ネットの事件

HttpsとTorで守れるデータ、守れないデータ – 電子フロンティア財団(EFF)の作成した図の読み方

電子フロンティア財団が作った、HTTPSとTorを使った時に通信の何が守られるのかを表すダイナミック・チャートがよくできています。

図の登場人物に日本語の訳をつけてみましたが、リンク先で実際に左上の「HTTPS」と「Tor」をオン・オフしてみて、httpsやTorでwebサービスにアクセスすることで、インターネットの途中の通信路にアクセスできる第三者に対して、あるいはアクセス先のwebサービスのサーバにアクセスできる人に対して、何を隠すことができるのか、を見ることができます。

eff-privacy-with-tor-and-https-diagram-with-japanese

ユーザー名/パスワード(USER/PW)と通信内容(DATA)については、図の中の項目は分かれていますが、実際のところ、どちらか一方が読まれてしまう場合にはもう一方も読まれてしまうことがわかります。HTTPSを使うことにより、途中の経路でそれらが盗聴される心配はなくなりますが、末端のwebサービス側では、それらを監視することは可能なので、もしwebサービスの運営者・管理者が弁護士や警察とデータを共有(datasharing)しているのであれば、そこではデータは隠せないということになります。

ちょうど今、アメリカ政府/NSA(国家安全保障局)がGoogleやFacebookなどの主要サービス事業者のサーバーに自由にアクセスできるPRISMという秘密プロジェクトを実施している、という内部告発が英ガーディアン紙などからリークされGoogleFacebookのトップは大急ぎでそれを否定する声明を出しています。

これが事実なら(アメリカ政府は否定する声明を出しています。)、オバマ大統領の弾劾にもつながるのでは、というぐらい大きなニュースですが、この告発では、右下の黒いSite.comに対して、アメリカ政府が自由にアクセスできるようになっていた、と主張しているわけですね。この場合は、Tor+HTTPSの両方をオンにしていても、エンドユーザーの接続元以外はすべて知られてしまっているということになります。

通信路や通信元を隠すことができるHTTPSやTorという技術に対して、何ができて何ができないのかを知るのに、とても良い図ではないかと思いました。

via HackerNews

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fun

Google Glassでプロポーズ

絶対やる人でるだろうなとは思いましたが、思ったより早かった。

Googleグラスを掛けたままのプロポーズの様子が、プロポーズしたBreon Nagyさん本人の手でYouTubeに公開されました。

http://www.youtube.com/watch?v=wfh8z-3fSGw

指輪を持ったまま2日迷って、リーズ城(イギリス ケント州。自称「世界一ラブリーな城」)で決断したのだと。

「僕と結婚してくれますか」の前に言ってるせりふは、「もし君が僕の女王だったら、城なんて千個でも買ってあげるよ」

どうしてこのせりふになったかというと、この動画の前に、彼女が彼に「私にお城を(一つ)買ってくれるかしら?」と言ってたんだそうです。

via Man Proposes To Girlfriend, Captures With Google Glass | Geekologie

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ネットのサービス

Hyperlapse – Googleストリートビューの好きな経路を高速で走らせる

Hyperlapseは、Googleストリートビューで指定した経路を早回し(time lapse)で再生してくれるというサイトです。

hyperlapse-shibuya

右側の検索ボックスに地名(渋谷とか)を入れて、二つの地点にマーカーを置き、ボタンを押すと、数分でlapse動画が生成され、その場で表示できます。(Chromeブラウザとそこそこの性能のパソコンを使うことが推奨されています)

hyperlapse-routing

ストリートビューの写真は飛び飛びにしかないので、早回ししないと道を走っているようにはなかなか見えにくいところもあると思いますが、ストリートビューが対応しているなら世界中のどこでも作れるのはいいですね。

こちらがデモ動画。

ソースコードはgithubで公開されていて、例えば、より高速なマシンをお持ちなら現在の最大60フレーム/秒を引き上げることなども可能、ということ

via Hyperlapse tool lets you turn Google Street View into a stunning visual journey | The Verge