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コマンドラインで閲覧するブログテーマ for WordPress

[更新 2016-09-08]

リンク先も、紹介していた Boing Boing ブログの記事も消滅していることを確認しました。

Commodore64風デザインのWordPressテーマというのは見つかりましたが、これは元のテーマのようなコマンドを打って使うようなおかしな(=ほめてる)テーマではなく、単にレトロパソコンの画面風にブログを表示するだけのものです。

2007年の日本はまだMovable Type全盛で、WordPressがどういうものかを一から説明しないといけなかったというのが見て取れますね。

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WordPressというブログ、英語圏ではMovebable Typeに劣らないほど人気があるとも聞くけれど、ユーザベースも多いようでテーマ(切り替え用のUIデザイン)も多数存在する。

凝ったものも多いけれど、今回のはすごい。Unixや往年のホビーパソコンコモドール64のスクリーンを模した、コマンドライン版ブログテーマだ。

wordpress-cli.png

コモドール風

CLI

(比較用) 普通っぽいテーマで同じブログを表示

使い方はhelpコマンドで出てくる。コマンドのヘルプは help コマンド名。

lsやcdといったシェルコマンドで、カテゴリツリーを移動し(スペースが入ってるときはダブルクォートでくくるといいようだ)、エントリのIDを使って cat [ID] などとやると個別のエントリがmore風に読める。

ブログといえば、のrssやタグクラウド(cloudコマンド)、blogrollなども取得・表示させることができた。

また、hostsで一覧した他のサイトに、telnet ホスト名で移動することもできて、これらのテーマを使った他のブログを読みにいくこともできた。

Unixやネットワークのコマンドを、うまくブログの世界にマッチさせている。よくできてる。

via boingboing

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UIデザイン

S5を進化させたHTMLプレゼンテーションツールS5 Reloaded

via del.icio.us/popular


S5 Reloaded

HTMLとCSS、Javascriptだけでプレゼンテーションを作るS5というツールがあって、できるプレゼンテーションファイルも軽量だし、テキストエディタ派の自分としては好んで使っている。

S5にscript.aculo.usというエフェクト系のJavascriptライブラリを適用したのがpresentacularで、プレゼンテーションの各要素に視覚的な効果を簡単に追加できる。

presentacularについてはこのブログをはじめた2005年に紹介していた。HTMLのclassを追加するだけで動くプレゼンテーションが作れるところがいい。

今回あらたに、S5をベースに別の人が作ったS5 Reloadedは、最近登場したいろいろなJavascriptライブラリを組み込むなどして、S5を積極的に改造したHTMLプレゼンテーションツールだ。

ショートカットキーや提供されているテーマも充実し、プレゼンテーションツールとしての基本機能も整備されている。Flashを使って効果音やBGMを流せるようになっているし、SVGによるグラフも各種描ける。グラフの要素をインクリメンタルに登場させたりとかなり細かいことも可能なようだ。

s5-reloaded-linechart.png

あとは、ちょっと前に話題になった、画像の角丸や影の処理を簡単につけてくれるCorner.js(日本語解説)なんかもサポートされているようだ。

デモがたくさん用意されているので、開いてみるのが一番いいと思う。マルチブラウザへの努力もされているけれど、開発中の段階ではFirefoxで見るのがよさそう。

S5自体もアップデートはされているし、新しい版のアルファなども公開しているのだけど、その変化はそれほど大きくなかったように思う。S5 Reloadedの頑張りには驚いたし、もっといろいろな機能を付け加えてくれることにも期待したいと思う。

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魚眼式タブ FishEyeTabs

via del.icio.us/popular

FishEyeTabsは、Firefoxのちょっとしたアドオンで、複数のタブを開いているときに、マウスが上に乗った注目しているタブの幅を大きくして、そのタブのタイトルを見やすくしてくれるというもの。

fisheyetab.png

魚の眼が見るように、たくさんタブがあっても広角で全体を見つつ、注目してるところを広いあげられる、というインタフェースということか。

考えてみたらMacOSXの下にあるやつがそうだった。あれみたいな効果が、Firefoxのタブで得られるということ。

アドオンのページでは、2002年に提案されているFisheye式リストボックスというのも紹介されていた。

こちらは、リストの要素が大量にあったときに、スクロールバーを出すんじゃなくてこの魚眼式リストにするのはどうだろう、というUIの提案。


fisheye-list.png

上がFisheyeで、下が通常のリストボックス。デモページでは実際にぐりぐり触ってみることができる。

ちょうどオフラインツールキット(オフラインでもJavascriptアプリケーションが使えるようにするクライアントプロキシとJavascriptライブラリのセット)の話題が出ているDojoにも、FishEyeボタンの部品があった。

fisheye-menu-dojo.png