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Pixels – Bluetooth通信するTRPG用電子サイコロ

Pixels 電子サイコロは、スマートフォンと連動する光るサイコロ。

よくある6面体のサイコロだけでなく、TRPG(ロールプレイングゲーム)などで使われる4面体や20面体などのセットで揃っています。

Bluetooth でつながっているため、出した目の状態はリアルタイムでアプリ側で確認することができます。

充電も専用ケースに置くだけ。

クラウドファンディングサイト Kickstarter で寄付を募っていましたが、短期間で目標を達成したところ。最初からPCやインターネット上でゲームしている人にとっては無駄で無意味に見えるかもしれませんが、ボードゲーム・テーブルゲームからこの世界に入った人たちにとっては、実際にサイコロを振るということに意義も魅力もあるのでしょう。

今後一般販売の計画もあるそう。Kickstarter では1個$39(4290円) からの価格でした。

光るサイコロも、結果が通信で受け取れるサイコロもこれまで見たことはありますが、充電やwebサービスとの連携など、機能を増やして完成度を高めたガジェットかなと思います。

オープンソースとカスタマイズ

サイコロ側、PC側の両方のソースコードがGitHubで公開されていて、公式がサポートしていなかったり最悪無くなったりしても、新たに他の製品やサービスと接続するコードを書くこともできるとのこと。

たとえば、このソースコード中にはRoll20というオンラインでロールプレイングゲームを遊べるwebサービスに接続するためのChrome拡張がサンプルとして含まれています。手元で本物のサイコロを振ると、結果がこのRoll20 へ送られてそのまま使われるということですね。

via Hacker News

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「ギャンブラーの誤謬」ダイスプログラム

「ギャンブラーの誤謬(ごびゅう)」と呼ばれる言葉がある。コイン投げで表、表、表と連続して表が出ると、次は裏が出そうな気がする心理傾向である。実際は何回表が連続して出ようとも、次に表が出る確率は1/2である。なぜなら、コイン投げは、毎回独立事象(前回の結果と次のコイン投げは無関係)だからである。

ギャンブラーの誤謬 : カイジに学ぶ

現実のサイコロをまっとうにプログラムで再現すれば、乱数を使って毎回同じ確率で出るようになりますが、あえてギャンブラーが間違うような結果を出すサイコロを書くこともできます。Javascript で書かれたギャンブラーダイス

このダイスクラス、コンストラクタで与えた数字の面のサイコロとなります。6ならD6, 20ならD20。物理的な制約がないのでD7でもD13でも何でもできます。

このダイスでは、6面サイでたとえば1が出ると、次回は1が出にくくなります。何度も1が出れば、次に1が出る確率はどんどん下がっていきます。「これだけ1が続いたから、次は1は来ないだろう」というギャンブラーの思い込みが、本当に再現してしまうわけですね。

ボードゲームでこのようなダイスを用意するのは大変ですが、コンピューターゲームなら、こういった判定機を使うことで、プレイヤーがギャンブラーの誤謬のせいで「こんなはずはない」「騙されている気がする」と感じにくいようにすることもできるんでしょうね。実際やってるゲームがあるのかも。

via Hacker News
image credit: Flickr James Bowe