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Toodles – ソースコード内コメント中の ToDo を集めてやるべきTodoリストを一覧、更新できるwebツール

Toodles は、ソースコード中に書かれたコメントの ToDo を収集し、次やるべきことを可視化してくれるというオープンソースのwebアプリです。

ツール自身への入力として、Toodles 自体のソースコードを使いましたが、それとは別に適当なソースコードに ToDo コメントを仕込んで、一緒に読ませてみました。


var MAX_HEIGHT = 320;
var SQUARE_SIZE = 150;
var thumbnailBucket = process.env.DESTINATION_BUCKET_NAME;

// TODO (hoge|p=8|#js|#test|#newTag) - アレをナニしないといけない
exports.handler = function(event, context, callback) {
var originalBucket = event.Records[0].s3.bucket.name;
var key = event.Records[0].s3.object.key;

ソースコードとして指定したディレクトリ以下で、対応しているプログラミング言語(readme に一覧が載っていますが、主要なプログラミング言語やシェルスクリプト、yamlファイルなどをサポートしています)のファイルをすべて解析して、ToDo リストを更新してくれます。

また、Webアプリ側からもToDo を消したり、優先度やタグなどを更新したりでき、その結果は元のソースコード側にもちゃんと反映されます。

コメント内の ToDo の表記で、担当者、タグ、優先度などとコメントを書くことができ、webアプリ上ではそれらを使って ToDo を絞り込んだり、ソートしたりもできます。

Toodles は Haskell で書かれていて、GitHub でソースコードが公開されています。

# Haskell の環境が無かったので、Docker で動かしましたが、Stack でのアプリのインストールにかなりメモリが必要で、Docker が使えるメモリを2Gb→3Gbにしてやっと動きました。

巨大なプロジェクトの ToDo をこれで管理するのはさすがに難しいかと思いますが、個人レベルのちょっとしたのプロジェクトなんかだと、別管理することでむしろソースコードと issues の対応が取れなくなってしまうこともあるし、ソースコード内で ToDo 管理してしまうというこういうアプローチも、回る場合もあるのかもしれません。

via Hacker News

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プライバシー

ウェブ広告を片っ端からクリックすることで広告ネットワークの追跡に抵抗するブラウザ拡張 Adnauseam

AdNauseam は、ブラウザ上に表示された広告を、自動的に見つけてクリックしてくれるというブラウザ拡張機能です。

広告ブロックをする拡張 uBlock をベースに作られた AdNauseam は、ブロックした広告に対して、間隔を空けて(=人間がクリックするかのように、ということでしょう)一つずつ、クリックして背後で広告を読み込んでいきます。

なぜそんなことをさせるのか? AdNauseam の作者たちの主張はこうです。

ブラウザの”Do not track”(私を追跡しないで)ヘッダは、多数の企業が協力しなかったため、使い物にならなくなった。広告ネットワークが我々の閲覧情報を売り渡し続けるのであれば、広告をブロックした上で、その広告をすべてクリックするしかない。すべてをクリックすることで、あなたを追跡しようとする企業は混乱するだろう。

adnauseam-io-1

何に対して興味を持っているのか、追跡して分析されたくない、という意思表明(Do not track)をしても追跡されてしまうなら、全部の広告を押すというのは確かに効果があるのかもしれません。すべてに興味を示すユーザーは、何に興味を示しているのかわからなくなるのですから。

# ただ、いろんなものを「買うかもしれない」判定しちゃう広告ネットワークもあるかもしれませんが

2017年には、このAdNauseam拡張、Chrome の拡張Store から「利用規約違反」という理由で削除されています。違反してるとされた規約にどう違反してるかの詳細な説明は受け取ってないとこの作者たちは言っていますが。

ウェブサイト上の広告での儲けが主要な売り上げであるGoogle社としては、普及すると都合の悪い拡張機能でしょうね。

開発者モードで頑張ればChromeでもインストールできなくはないですが… Firefox版Opera版は、それぞれの公式ストアからインストールできます。

現状のウェブと広告に対する抗議の意味を持った拡張機能ですが、議論を呼ぶものだし大なり小なり広告収入を得ている人にとっては迷惑と感じられるのかもしれません。

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スマートフォン

TheParallaxView – どこから見ても「深淵」が見えるスマートフォンアプリ

どの方向からiPhoneを見ても、そこにどこまでも続く深い穴があるように見える、というパララックス効果を使ったアプリが紹介されていました

iPhone X で使えるようになった人間の顔の位置を検知する機能により、ユーザーの目の位置を追跡し、目の位置に合わせた穴を描画しています。

https://www.youtube.com/watch?v=XttE8pWQJO4

Unity/C#製のソースコードはGitHubで公開されています。

iPhoneアプリが現在申請中ということで、公開されれば上記のソースコードをビルドしなくても手元のiPhone X で試せるようになりますね。

ユーザーの視線に応じて表示を変えるアプリが作りやすくなったことで、これまでにない発想のゲーム等が出てくるかもしれません。