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ネットの事件

カーディーラーで、顧客が「あなたはロボットではないですね?」と訊かれる事案発生 アメリカ・フロリダ州

フロリダの西パームビーチのカーディーラーで、Fiat の新車を買うことにしたマルシ・ロビンさん(Marci Robin)が、膨大な購入資料をサインするなかで「あなたはロボットではないですね?」という「紙」に「ペン」でサインさせられるという事件が発生したそうです。

ディーラーの担当者は対面で次々と必要書類を出してきて、「この書類はナントカのため」と短い説明をする中で、この reCAPTCHA をプリントアウトしたような(というかそのものですね画像からすると)紙も出し、「これはあなたがロボットでないことをはっきりさせるためのものです」と説明したということ。「まじで?」「ええまあ」という短いやりとりの後、それに従ってチェックを入れて返したということですが。

フロリダの方では精巧な人型ロボットが車を買いに来たりして問題になってるのかというと、まだそういう事ではなさそうですね。

ニュースを報じたJalopnikはディーラーの方にも取材しており、このディーラーではすべてのお客に対していつもこれを行っているということ。オンラインシステムに担当者が入力をしながら手続きを進めているのですが、その際に画面に reCAPTCHA が出てくるので、これも印刷し、顧客にチェックしてもらっているそうです。

取材に応じた担当者は、「(個人的には)もしロボットがソーシャル・セキュリティー・ナンバー(マイナンバーみたいなもの)と身分証明書を持ってきたなら売っちゃいますね」とも答えたということ。reCAPTCHA のプリントアウトにチェックさせる現在の手順に関しても、「(Amazon)アレクサとか、電話できて必要事項を話せる女の子もいるでしょ。今後どうなるかなんてわかりませんから」と弁護したそうです。

via Jalopnik

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教育

コンピューター無しで子供にプログラミング体験させるキット

Space Race Game for Studentは、印刷して使えるプログラミング体験キットです。

地球や月、人工衛星や宇宙人の駒と、「進め」「左折」「n回繰り返す」「もし□なら」といった命令パーツが一枚の紙にカラーでデザインされていて、切り離して使います。

碁盤上のボードに駒を配置し、たとえば「地球から月へ、宇宙船などにぶつからずに行く」みたいな問題を出し、それを命令パーツを組み合わせて実行するゲームとなっています。簡単な問題を出し、審判をしてあげれば、すぐに子供同士で遊べるようになるのではないでしょうか。

子供向けのロボット/プログラミング教育の研究会に子供を連れて行ったことがあり、そこでいろいろなロボットを体験させてもらったのですが、その中にはこのキットの内容とほぼ同じことを実際のロボットで実行するというものもありました。

ロボットの上に命令ブロックを差し込んで並べる形でプログラミングをし、大きなボードの上で動かして障害物を避けられるか確認する、といったものです。

うちの子も楽しく遊んでいて、もし買ってもらえるとなれば間違いなく喜んだことでしょう(教育の研究会なので販売とかはしていなかった)。ただ、このロボットでできるプログラミングの複雑さを考えると、買って家に置いたとしてもそう長いことは遊べないかな、と。おもちゃとしては高価なので、科学館や児童館などに有って、順番にいろんな子供が体験でき、指導できる大人もついていればいいのかなと感じました。

価格の面からいえば、このような紙のキットで、プリンターの印刷代だけでほぼ同じことはできますね。プログラミングというものを体験してもらう最初の最初、子供がそっち方面に興味がありそうかどうかを見るのにいいかなと思いました。

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ガジェット

Flippy – ハンバーガー裏返しロボットがアメリカで実店舗導入へ

ミソ・ロボティクス(Miso Robotics)社の Flippy (フリッピー、flip は「裏返す」)は、ハンバーガーのパテを焼き、焼き具合を見てひっくり返し、焼きあがったら引き上げることができる調理ロボットです。

今回、この Flippy がカリフォルニア州パサデナのハンバーガーショップ Caliburger に実践投入されたということでリリースが流れています。

クラウド接続されたこの Flippy は、温度センサーとカメラ映像の両方を分析して、バーガーの焼き具合を正しく判定することができるということ。

生、調理中、チーズが乗ってる、など、鉄板の上で焼かれているものの判別ができているようですね。

ロボットアームはファナック。日本製ですね。

C++かな?

回転寿司の裏ではロボットがシャリを握ってることを僕らはもう知っているわけですが、調理の状態を見て動作を変えるのは、ご飯を同じサイズに固めるよりも難易度が上がってるように思います。

CaliBurger の50の店舗に導入が始まったということで、この後も同社や競合の調理ロボットが少しずつハンバーガーショップの店員を置き換えていくのかもしれませんね。今はマーケティング効果も含めての採用でしょうが、量産が進んで価格が下がれば、疲れも飽きもしないロボットの方がトータルコストは安くなるようになるでしょう。