カテゴリー
ネットのサービス

scrolller – 特定ジャンルの画像や動画を垂れ流せるサイト

scrolller (lが3つ)は、いくつかのカテゴリーの画像や動画をひたすらランダムに表示するというサービスです。

animals(動物)ページを開くと、いろいろな動物の写真や動画が表示されます。

右上の設定から、動画/画像のどちらかのみを表示するか、カテゴリー情報の表示、動画の自動再生、自動スクロール表示、などのカスタマイズをすることができます。

こちらは nature (自然)のページ

仕組み

画像や動画の参照先は、巨大掲示板 reddit です。reddit には利用者の興味に合わせて膨大な数のグループ、subreddit がありますが、scrolller はこの subreddits に投稿された画像/動画を取得して表示しています。

Animals や Nature といったカテゴリーは、info を見ればわかりますがそういったジャンルの画像が投稿されるような subreddit を複数指しているのですね。

Animals には現時点で 147 個のsubreddits掲示板が登録されていて、それらはさらにサブカテゴリーに分かれています。動物全般の画像だけではなく、「」「猫」「動物の赤ちゃん」といったカテゴリーを辿れ、それだけの画像を表示するページがあります。

各subreddit掲示板では、世界中から多くの人が綺麗な画像、すごい動画を投稿してくるわけで、単にスクロールで流しておくだけでも見ごたえがあるものが作れるのですね。

NSFW Filter – 職場で見てはいけないNSFW画像をブロックするブラウザ拡張を紹介した際に、NSFW Filter の動作説明をするREADME の中でこのサイトを知りました。ということは、選べるカテゴリの中には NSFW というページもあります。これは直接リンクがはばかられるので興味のある人はトップから辿ってください。

カテゴリー
ツール

NSFW Filter – 職場で見てはいけないNSFW画像をブロックするブラウザ拡張

nsfw-filter/nsfw-filterは、Tensorflow.js を使って特定の画像、職場で表示するのが不適切な画像(NSFW = Not Safe For Work)をブロックできるブラウザ拡張です。

職場で見るとまずいようなサイトを開くと、ブラウザ上の表示がこんな感じに。

同じサイトで問題のない画像が出ているページを開くと、こう。

仕組み的にはブラウザ上で動くinfinitered/nsfwjs のライブラリを使っていて、Chrome, Firefox 用にパッケージされています。

クライアント側のブラウザ上で処理され、判定される画像自体が外部に送られることはありません。自分が何を見ているかという情報は洩れないということですね。

ブロック判定の前に一瞬表示されることもあるようです。また、何がNSFWかの判定はもちろん完璧ではなく、職場ではまずそうな画像が残ることもあれば、まずくない画像が誤判定されている場合もあるだろうと思います。小さなサムネイル画像などは判定失敗していることが多いようにも感じました。

画像の表示はそんなに遅延する感じはありませんね。まあそこはPCの処理速度にもよるかもしれませんが。

職場もですが、子供の使うパソコンのブラウザに入れておくという利用法もあるかもしれませんね。

開発は「将来に渡って完全にオープンソースベース」ということで、世界中からの協力者を求めているということです。

via Towards Data Science and Hacker News

カテゴリー
技術

Unselfie – 自撮り(セルフィー)を自然なポートレイト写真に変換する技術

バークレー大学アドビ研究所の論文(pdf)で、手を伸ばして撮影した自分撮り(セルフィー)を、他人が撮影してくれた肖像写真のように自動変換するアンセルフィー(unselfie)という技術の研究が発表されています。

左のようなセルフィー写真を、右のように変換してくれるということです。

「写真家や三脚の助けを借りずにスマートフォンで気軽に自分の肖像写真が撮れるようになりましたが、撮られた写真のポーズは不自然になります。この研究では、セルフィーから自然なポーズの写真を作る unselfie という変換を導入しました。」

学習データとして「同じ場所、同じ人物、同じ服装でのセルフィーと自然な写真の2枚のセット」を入手することは難しいため、大量のセルフィーと大量のポートレイト写真をそれぞれ用意し、元のセルフィーと似たようなポートレイト写真への変換が行われるような生成器を学習させるようにしたそうです。

普通に撮っていたならこんな感じだったろう、という写真を見つける部分はまだまだ完全ではなく、肩幅や腕の太さが不自然に太く/細くなったりするし、腕の位置が変わったことで見えるようになる背景部分の生成や脇の部分も失敗することはあるそうです。

他の画像変換と同様、このような変換もあっという間に改良されていって、よりカジュアルに使えるようになるかもしれませんね。そうなると、証明写真とか遺影みたいなものも、セルフィーしかないところから調達できてしまうのかもしれません。変換してできる自然な写真を「証明」用にできてしまうとしたら、写真による証明という概念自体も揺らいでしまいそうですけれど。

via VentureBeat