カテゴリー
Hack

ChatGPT で文面を書き換えることで Gmail のスパム(誤)判定を突破する

Tor ノードの運営者が Tor の濫用に関する苦情メールに返答する際に使うテンプレート文面でメールを送ろうとしたとき、Gmail のスパムフィルタにスパム認定されてしまったそうです。

この運営者は ChatGPT を使ってメール文を書き換えさせると、Gmail がスパムと判定しなくなったのでめでたしめでたし、という話。

書き換えてください(reword)で実際にどんな細かな指定をしたのかは書いていないのですが、少し長くなった文章でメールを送り直すと、こんどはスパム認定されなかった。今後はスパム認定されるたびに ChatGPT に書き換えさせようかな、と言っています。

今回はスパムでないメールを通すための正当な ChatGPT の利用でしたが、スパマーがスパムフィルタをかいくぐるために ChatGPT やそれに類する機械学習ツールを使うことは容易に予想できますし、すでにそれは行われているのかもしれないですね。便利なツールを使いたい人は善悪に関わらずいるわけで。

via Hacker News

カテゴリー
ツール

SimpleML – Googleスプレッドシート向けの機械学習アドオン

SimpleML for Sheetsは、Google Spreadsheets 上で機械学習を利用できるGoogle製の拡張機能です。

マーケットプレース上のアドオンページからインストールすると、Googleスプレッドシートのメニューにアドオンが追加されます。

SimpleML for Sheets のメニュー

あとはスプレッドシートにデータ(100個以上あるといいそう)を用意してアドオンを起動すると、一部データの欠けている箇所に何が入りうるか(“Predict missing values”)、あるカラムについて全カラムの値から一番異常な値はどれか(“Spot abnormal values”)などを見つけてくれました。

サンプルのペンギンのデータで、身長が異常な個体を探させた。体重のわりに身長が高くないものが発見された。

この二つはチュートリアルの「初心者のタスク(Beginner Tasks)」で紹介された機能で、その場のデータに対して結果を出すだけでなく、スプレッドシート上でモデルを作成し(作成したモデルはGoogle Drive上に保存されました)、モデルをエクスポートしてGoogle Colabで使うなどもできます。

これは、ブラウザ上で手軽に済ませられる範囲でできることが増えますね。

via @TensorFlow via VentureBeat

カテゴリー
ネットのサービス

doodle:ai – Wikipediaの項目からAIの描いたイラストを基に、関連する単語を当てるクイズ

doodle:aiは、AIに生成させた画像を使ったクイズゲームです。

毎日一つのお題が出ますが、左側の画像は英語版 Wikipedia のある項目の説明文からAIが作ったものです。

右側には、その説明文に含まれていたキーワードと、含まれていなかった外れのキーワードが列挙されています。これらの多くのキーワードの中から、画像の元になった Wikipedia の項目が何だったか、そしてその説明文にどんな単語が含まれているかを推理し、正しいキーワードを当てるというクイズです。

画像と無関係なキーワードをクリックすると、ヒントとなる画像が増えたり、無関係なキーワードがグレイになって次の選択肢が多少楽になります。

正しいキーワードの数は問題ごとに異なりますが、数が多い場合は全部を的中させなくてもクリアになるそうです。たとえば正しいキーワードが8語ある場合は、その中の4個を当てればクリアとなるそう。

回答結果はtwitterなどでシェアしやすい形でコピーでき、これは Wordle から始まる一連のブラウザ・クイズゲームではおなじみとなった遊び方ですね。

リリースから一週間ほどしか経ってないようですが、archive のリンクから過去のお題についても遊ぶことができます。

via Hacker News