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Buzzed fun

[動画] 着信したiPhoneの周りを蟻が整然と円を描いて回りだす

地面に置いた iPhone とその周りの大量の蟻。iPhone が電話の着信を受けると、周りの蟻がいっせいに円を描いてグルグル回りだす、という動画が話題になっています。

8月30日にこの動画を公開した ViralVideoLab(バイラル動画研究所?)は、動画の説明に「iPhone が脳に与える影響を見よ」的な煽りを入れています。

オーストラリアの Yahoo 7ニュースでは、専門家のコメントとして、「蟻に地磁気を感じる能力が有り、それで遠くから巣に戻れたりするのは確か」ではあるものの、「iPhone が無くても同じように円の動きをする蟻はいる」と紹介しています。

YouTube で探してみたところ、確かにiPhoneや電話と関係なく、グルグル円を描いて回る蟻の動画が複数見つかりました。

つまり、中心になりそうな形を持つとか、きっかけとなる振動をするとか、なにかしらをこの蟻の中に設置して辛抱強く撮影を続ければ、iPhone じゃなくても同様の動画は撮れそうだ、ということになります。

「広く一般には知られていない動物の習性」と「テクノロジーに対する漠然とした不安」を組み合わせて話題の動画が一本できあがり、ということなんでしょうね。

閲覧数によって報酬が得られる YouTube のようなプラットフォームで、こういう「バイラル動画」が次々出てきてしまうのはある程度仕方が無いような気がします。

via Yahoo7

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ネットのマーケティング

トヨタ、ラジオCMから運転手のiPhone Siriに命令する – スウェーデン

以前とあるポッドキャストでキャスターが「ヘイ、Siri」と喋ったところ、聴いていたリスナーのiPhoneが反応して困った、という話を聞いたことがあります。

「ヘイ、シリ」でも「オーケー、グーグル」でも「ヘイ、コルタナ」でも「アレクサ」でも、音声で命令を受け取るこれらのサービスは誰の声でも反応してしまうため、近くのスピーカーから流れてくれば起動しますし、それが適切な命令になっていればそれを実行してしまうでしょう。

という前提で、スウェーデンのトヨタが仕掛けたのが、ラジオを通して運転中のドライバーの iPhone を機内モードにしてしまうというCM

[追記 2023-01] トヨタは動画の公開を止めていますね。Siri などのスマートアシスタントが出始めの頃にインパクトのある面白広告(のアイデア)でしたが、再現映像であっても観られなくなってしまったのは残念です。

(旧リンク https://www.youtube.com/watch?v=NqZBVTMrgFA )

最初の20秒は、過去に運転中のテキスト送信で交通事故に遭い、後遺症に悩んでいる人の体験談。

「もしドライバー自身が運転中の危険なスマートフォン操作を止められないなら、我々がそれをしてあげればどうだろう?」

「Siri がオンになっていて充電されているなら、『ヘイ、シリ』と叫べばiPhone を制御できる。誰でも。そう、ラジオでさえも」

「もし運転中のメッセージ送信やウェブサーフィンがたいへんなリスクだと聞いてもあなたが電話を置かないなら、この広告がそれをやりましょう」

「ヘイ、シリ!」

ダッシュボードに置かれた iPhone が反応します。

「機内モードをオンにしてくれ」

Siri 「本当に機内モードをオンにしていいんですね?」

toyota-radio-cm-controls-siri

「そうだ。携帯電話がついた状態で運転することは非常に危険だ」

Siri 「わかりました。機内モードをオンにします」

と、ラジオからの命令で iPhone は機内モードにされてしまいました。

運転中じゃなくて、家でラジオを聴いてる人はいなかったんですかね?

トヨタ・スウェーデンが公開しているこの動画は、「スウェーデンのラジオでこんなことをしたよ」という報告の動画で、いわば再現ビデオです。

# 言葉もスウェーデン語じゃなくて英語ですしね。

実際にラジオCMがどこの局でどれぐらいの対象を相手に流れたのかは書いてないのですが、実際に広くこのCMを流したら、各所から文句が来そうだなあ、と思いました。啓発CMとしてインパクトは高いけど。

本人の声を登録して本人じゃないと動かない、とするのは技術的にはかなり大変そうです。ラジオや録音した自動メッセージを使って他人のスマートフォンを勝手に操作する、という事例は今後もどんどん増えてきそうですね。

電話を切る、ぐらいなら危害は加えられないでしょうけど、音声認識で操作できる対象が増えれば、推理小説のトリックになりそうな悪意のある使われ方もいずれ目にするようになるかもしれません。

via The Verge

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スマートフォン

gTool PanelPress があればiPhone 6plusが曲がっても大丈夫

お尻のポケットに入れて座ったりすると曲がる、いわゆる bendgate が話題になった iPhone 6 plus ですが、出荷数は記録的に多いようですし買う人はそれほど気にしていないのかもしれないですね。

ライバルのGoogle からも 6インチのスマートフォン Nexus 6 が発表されましたし、スマートフォンは大きく長いのが最新の流行なのかもしれません。

とはいっても、実際に曲がってしまったユーザーは困っているでしょう。そんなユーザーのための便利ツール、曲がったiPhone 6 plus (でも 6 でも 5S でも)を直すのが、Gモバイル・テクノロジー社による gTool PanelPress です。

gtool-panelpress

使い方も簡単で、iPhoneの液晶カバー部分を外してから、大きなネジで押さえつけて固定して、もう一つのネジを同じようにギリギリと回すだけ。

gtool-panelpress-2

gtool-panelpress

お値段は$299.99(3万2890円) 。「ただの万力じゃねえの?」という気もしないでもないのですが、iPhone のサイズやアルミニウムケースの材質に合わせて精巧に作られた逸品という可能性もあります。

こちらに動画もあります。

via gTool PanelPress Unbends iPhone 6/6 Plus – Technabob