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Jobs Done – 一日の仕事終了を支援する生産性向上ツール

skidding/jobs-done は、一日の仕事の終わり方を支援するというオープンソースツールです。

サンプルも動いていて、ウェブ版で実際に動く様子を確かめることができます。

最後のタスクが終わったら、食事や運動、レジャーから選択肢を選ぶと、「いいね」的な応答が表示されておしまいとなります。

毎日の仕事終わりを、ツールの支援を受けて定式化・儀式化することで、仕事とプライベートのはっきりとした切り替えをしよう、ということかなと思いました。

書籍 Deep Work (大事なことに集中する) からヒント

カル・ニューポート氏のベストセラー本 大事なことに集中する

本の中では、一日の仕事を終えたら、そこでもう仕事のことは忘れて、考え続けないこと、といったことが一日の仕事の終わり方として教授されているようです。

メールチェックとか、ToDoリストとか、個人によって使っているツールは違うので、このデモ版をそのまま使える人ばかりではないでしょう。ソースコードが公開されているので、自分用にカスタマイズしたバージョンを作って使うことができます。

コードは React Native で書かれており、Android や iOSアプリとしてもシュミレーターでは動いているそうです。作者の方は自分でアプリを公開するつもりは無いようですが、スマートフォンのアプリとして使えた方が良ければ、自分専用版を作って使うこともできます。

via Hacker News

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fun

アーチストただ働きビンゴ

BINGO CARD FOR ARTISTS – Exposure Work Excuses & Replies は、イミー・スミスさん(Immy Smith)の手による、芸術家への仕事依頼をテーマにしたビンゴカード(を模したアート)です。

ビンゴの各マスを埋めるのは、アーチストを無報酬や低報酬でうまく使ってやろう、という人たちから良く言われるセリフたち。

左側の青いゾーンが「支払わない言い訳」、右側の赤いゾーンが「断った時の怒った返答」、真ん中の黄色いゾーンはボーナス点がもらえるセリフです。

いくつか紹介すると、青いゾーン(お金を払わない言い訳)では

  • でも5分ぐらいでできるでしょう?
  • 『どっちにしたって』何かアートは作ってるんでしょ?
  • 露出のためのいい機会ですよ

黄色いゾーン(その他言われそうなボーナスポイント)では、

  • アートはそれ自体が報酬であるべきだよね
  • 決して spec work じゃなくて、コンテストなんだこれは

赤いゾーン(断られて怒る方)では、

  • アーチストってやつはワガママだな!
  • これで君は無名のまま困窮して死んでいくだろうな
  • 私が依頼したことでさえ感謝すべきなのに!

依頼の中で言われたことをチェックしていき、縦・横・斜めに5つ揃ったらビンゴ!

カードはこちらで販売されていて、サイズ小なら $16.14(1760円) から購入できます。

プログラマーから搾取しようとした起業家のニュースで、元発言のプログラマーへリプライで紹介していた人がいたことから見つけたビンゴカードですが、アーチストだけでなくプログラマにも共通する点が多そうで、あまり大きく変えなくても「プログラマーのためのビンゴカード」も作れそうです。

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アメリカ

Caveday – 集中するためにスマートフォンを取り上げてくれるワークイベント

ニューヨークのCAVEDAY(=洞窟の日)というコワーキング・イベントでは、「先延ばしをやめよう」を合言葉に生産性の高い仕事をするための集まりを開催しているそうです。

「雑音に邪魔されず、個人的な仕事を集中して達成するために」参加するこの Caveday イベントは、何かを集中して完了させたいという同士が集まって作業をするための、日帰りの集会。作業内容は「脚本を書き上げる」「メールボックスを空にする」「礼状を書く」「ビジネスアイデアをまとめる」などなんでもあり。

朝食、ランチ、コーヒーやスナック、生産性向上のためのツール(スポンサー提供のネット遮断ツールや、集中できるBGMアプリなど)やアドバイス(主催者たちは生産性に関するエキスパートということ)、ポジティブな雰囲気、クリエイティブなサポート、がついた上に、参加者のスマートフォンを預かって使えないようにしてくれるこのイベント、費用はたったの$65(7150円) 。貴重な日曜休日の早朝から夕方まで楽しむ?ことができるそうです。

参加者はお互いに「何を終わらせるか」を宣言し、合図にあわせて一定時間のスプリントに取り掛かる、というのを一日中繰り返すようです。

FastCompanyの記事では「好評につき$40(4400円) の参加費が次回は$45(4950円) に」とありますが、サイト上で案内されている最新の6/25のイベントは$65(7150円) にまで上がっているので、このイベント、本当に人気がありそうです。このまま人気が広がるなら、別都市に展開したり、常設で毎日参加で来たりするようになるのかもしれません。

早朝から一か所に集められて、朝は当日の達成目標を大声で発表、電話も掛けられず、外へも出られず、ご飯を一緒に食べて、8時間頑張ったら夕方には達成できたかどうかをみんなに報告。ブラック企業だってここまでやれば給料をくれるのに、日曜に同じようなことをやるために自らお金を払う。なんという頑張りでしょう。

イベントを紹介するニュースでは、「大人のためのベビーシッター」「大人の保育園」など厳しい言葉も出ていますが、管理されないとさぼってしまう人にとっては、お金を払ってでも集中できる環境がほしいということでしょうか。

日本でも流行るかもしれないですね?

via FirstCompany and TheNextWeb