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データ可視化

Disputed Territories – 領土紛争のある場所のGoogle地図がそれぞれの国からどう見えるかを見せるプロジェクト

以前にも、グーグルマップの間違いが中米ニカラグアとコスタリカの領土紛争に影響したというニュースがありましたが、Googleが領土問題の残る地域の表示にかなり神経を尖らせているのはご存知でしたか?

国境線の描き方や国境付近の島の地名などを、どの国の主張に合わせて表示するかで、かなり苦情が来るらしいです。日本政府も昨年、一部地域の表示が日本の主張に沿ってないということで自治体や大学にグーグルマップを使わないよう通達していますね

そういった苦情を避けるためでしょう、見ている国に応じて地図の表示を差し替える、という対応が行われているようで、Disputed Territoriesプロジェクトでは、そのような国によって地図の表記が変わる場所の地図を集めて表示しています。

たとえば、クリミアの地図は、ロシアから見ると半島の根っこに国境がある(半島はロシア領)のですが、ウクライナから見ると国境がない(半島もウクライナ領)ように見えます。

日本・中国・台湾の絡んだ尖閣諸島(Pinnacle Islands)も出ています。アメリカから見た地図と、関係3国から見た地図では、それぞれ島の名前が違って見えます。まあ、それを言うと中国から見える台湾にも島名が表示されていないようなのですが…

disputed-terrirories

見え方を変えたからって紛争が解決するわけではないですが、おそらくこれをやるだけで相当の問い合わせや苦情が無くなるのでしょうね。

このサイト自身のソースコード、Google Mapsを異なる国からアクセスしてスクリーンショットを自動で撮るところや、サイトをAmazonのAWSに展開するところなど、すべてオープンソースとして公開されています

これら以外の紛争地帯も表示したい、という場合は、自分で別のサイトを立てることもできるし、スクリプトを追加して貢献することもできますね。

via See How Google Displays Disputed Borders Worldwide

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フィンランド人が作った、日本のビール「ニッポン・カザウワ」のコマーシャル

日本のテレビを見て再現したのかなと。Nippon Kazawuaという謎のビールのCM風動画。わざとらしい大笑い成分多し。

日本語がわからないとこんな風に見えるんでしょうか日本のコマーシャル。

この人の他の動画も、こういう感じのくだらないものが多いようです。

2008年公開とちょっと前のものですが、120万回も再生されています。コメントも数百個はついているようですが、「そうそう。こうだよね」という賛同の声も、ステレオタイプを大げさに再現した人種差別ではという批難のコメントもあります。機械翻訳のおかしなものを除いて日本語のコメントはまだないですね。

via reddit

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[動画] だって僕たち日本語しゃべってるじゃん!

ちょうど一年間にご紹介した、アジア系アメリカ人の受ける偏見を描いた動画のチームが、また面白い動画を、こんどは日本を舞台に作ってくれたようです。

千葉県産まれ日本ハムファイターズのファン!

動画は面白く誇張しすぎではありますが、redditには日本で同じような経験(日本語で話したのに英語で答えられた)の「あるある」コメントが多数寄せられています。

via reddit