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Wheelmap.org – 車椅子アクセスのウィキペディア

Wheelmap は、車椅子で入れる場所かどうかを地図上に表示してくれるwebサービスです。

場所の種類や、アクセシビリティの対応度合いを選ぶことで、絞り込んで表示することができます。

スターバックスやタリーズなどいくつかのチェーン店の情報はかなり入力されているので、企業が持っているデータを企業自身やチェーン店のファンがまとめて登録しているのかもしれません。

情報がないところには、車椅子でのアクセスが可能かどうか、トイレへのアクセスはあるか、場所の画像などを投稿し、地図の改善に貢献することができます。

投稿されたデータは OpenStreetMap のデータの一部として蓄積され、ODbLライセンスの元で自由に利用できます。

AndroidアプリiOSアプリも存在します。

車椅子対応の有無については、Googleマップでもたまにユーザーに訊ねてきますし、情報を拡充しているようですね。

ユーザー投稿の正しさの保証とか、登録する情報の判断に関して揉めたりとか、Wikipedia でも起こっているような問題は起こりうるのでしょうけれど、多くの人の手で正確な状況が共有されることで、車椅子やベビーカーでの移動の計画が立てやすくなるのだろうと思います。

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WindowSwap – 世界各地の窓からの景色を動画で共有表示

WindowSwap は、ランダムに動画を表示してくれるというサイトです。

何の動画を? というところがこのサービスのミソで、ユーザーから投稿されたそれぞれの窓からの10分間の景色の動画なんです。

サンフランシスコのどこかの朝焼け。

画面下の”Open…”をクリックすると、次の動画に切り替わります。

トルコのどこかのアパートの通路。通路なんて、と思いましたが、通路を歩く現地の人が会話しながら通ったりもして、手軽に異国を感じられます。

インドのグルガオン。雨のザーザー降る音が入っていました。

場所を指定して観たりはできず、次をクリックしたものがランダムに出てくるだけ。試しているうちに同じ動画が2度出たこともあったので、投稿数はまだそれほどでもないのかもしれません。

ただ庭のプールが映っていたり、窓の外を眺める猫が映っていたり、高層ビルが映っていたり、動画の内容はさまざまです。

我々は当面ずっとインドアで過ごさないといけないでしょう。

誰かの窓を通して、少しの間だけでも旅したい気持ちに空いた穴を埋められたら

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YouTube なんかでも自分で能動的に検索すれば、世界各地の景色を観られるだろうとは思いますが、クリック一つでランダムに、どこかわからないところの景色を映せるというのは楽しいですね。大型ディスプレイに表示しておくのも楽しいです。

10分間の横長HD動画を受け付けているそうです。あなたの見る日常の景色も、世界のどこかの人にとっては驚きだったり慰めだったりになるのかもしれませんね。

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SayWhat – 新語・スラングを10秒で解説しあうソーシャル動画サイト

SayWhat (旧URL http://saywhatyo.com/ )は、Vine のようなショートビデオの投稿と、Urban Dictionary のような集合知による新語/スラング共有サイトを組み合わせた、ユーザーがキーワードの解説を投稿して競うwebサービスです。

[追記 2023-1] 残念ながら、サービスは終了しているようです。単語の解説、という分野に特化したけれども、YouTube や Instagram など汎用の動画サービスでも言葉の説明はできるわけで、言葉の説明だけを集めることの面白さを生み出せなかったということかもしれません。

saywhat-selfie

Selfie(セルフィー, 自分撮り)という言葉について、今のところ3人のユーザーが、10秒間の動画でそれがどんな意味なのか、説明を試みています。

真面目に辞書のような説明を読み上げるユーザーも居ますが、おかしなセルフィーを撮影しながらどんなセルフィーを撮っているか説明するネタ的な動画も。

その解説動画を見ているユーザーは、その説明が「あり」か「なし」かを投票できます。もし多くのユーザーが参加していけば、普通の辞書に載っていないような新しい言葉に関するわかりやすい10秒動画が蓄積されていくことでしょう。

saywhat-whats-the-damage

同じキーワードについての別の動画を次々閲覧することもできますし、(PC版では)画面右側に出てくる他のキーワードで興味を引いたものを見ていくこともできます。

求められているキーワードを見ながら、「説明できる!」と思ったものについてスマートフォンアプリですぐ撮影・投稿する、というのがメインの利用シーンと思われます。

saywhat-danmaku

中国語やスペイン語らしいお題も。僕が見た回答はキーワードは中国語でも回答の説明は英語でされていました。

Vine のような動画投稿サイトが公開するものを限定しないTwitterの動画版だとすれば、お題が出てお題に対して真面目に、あるいはおもしろおかしく回答する SayWhat は、Q&Aサイトの動画版みたいなものかもしれませんね。

スマートフォンでの動画Q&Aサービスといえば、Twitterの創業者の一人ビズ・ストーン氏が始めたけど今のところ失敗したとみなされている Jelly なんかもありましたね。あれは「親しい友達」に「何でも訊ける」あたりが漠然としすぎてたように思います。

今回の「キーワード」のようにある程度ジャンルを制限したことで、訊く方(新しいスラング等を登録する方)も回答する方もやりやすい点はあるかと思いますが、さてどうでしょうか。

(旧アプリURL https://itunes.apple.com/jp/app/interloco/id673545268 )

via TheNextWeb