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ゲーム

Countle – 6つの数字の加減乗除でお題の答えにする算数パズル

また新しい Wordle インスパイア・ブラウザゲームです。Countle は、毎日一つのお題を解く Wordle タイプのブラウザゲーム。お題の内容は算数の四則演算です。

Countleゲームのプレイ画面

最上段の大きな数字(この場合 298 )が最終的に求めるべき答になります。

その下の6枚のパネルが、計算に使える数字。それぞれのパネルは一回だけ使えます。その下の + – X ÷ の加減乗除は何回でも使えます。

これを使って2つの数字を計算して出した右側の答えは、それ以降の計算に使える新しいパネルとなります。

計算を繰り返し、使えるパネルがあるうちに目的の答を出すことができれば達成となります。

ある日の出題の解答例。目的の数字になれば途中の式は多数有りえます。

最初の6個の数字や途中で出た計算結果の数字を全部使い切らなければいけないのかと最初は思いましたが、余らせてもいいみたいです。

また、Wordle インスパイアでは定番の SNS へ共有する機能は(まだ?)ついていないようです。

ゲームのアイデアは Wordle のアルファベットを数字と計算記号に置き換えただけかと思いましたが、元ネタとしてイギリスのクイズ番組 “Countdown”の一コーナー “Numbers Round” があるようです。

Numbers round の動画は YouTube にもいくつか上がっています。これは「難しいのをうまく解いた」動画で、もっと簡単に解けることや対戦する両方が正解を出すこともあるようですが。

このクイズ番組 “Countdown” 、1982年から現在まで続いている長寿番組だそう。

しかもこの番組フォーマットはもともとフランスから購入したもので、フランスでのオリジナル番組 “Des chiffres et des letres”(数字と文字) は1965年に始まったものが今でも続き、ヨーロッパ各国やオーストラリアなどに輸出されているのだとか。

こういうクイズ番組、日本の番組も海外からの輸入だったりすることもありますが、この番組は輸入されなかったんですかね? それとも過去に輸入されたが人気が出なくて消えた? アメリカ版はパイロット版は作られたけれど放映に至らなかったそうです。

via Hacker News

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Uncategorized 技術者と英語

「ランダムなdigitsを示して」「左小指、左足親指、右足第4指、右人差し指、…」

数学・計算に強い検索エンジンとして知られるWolfram Alphaで、面白い検索結果が出るというツイートがありました。

「数字をランダムに48個表示して」のつもりで入力したものに対して、両手両足の指の名前がランダムに返ってきてます。

digit の2番目の意味に「手足の指」があるそうです。知りませんでした。

指を折って数えたものが数字(digit)になったから、数字より指の方が先にあった言葉なのかもしれませんね。

この結果、技術的に(technically)正しいと言えばまったくもって正しいのですが、Wolfram Alpha に求められてる結果ではなさそう。このツイートがバズったのを見て修正したのか、今は結果が出なくなってしまっていますが、下の方の「関連検索語」にはまだ「左足親指」や「右足第2指」が提案で出てきますね。

本来ほしかった結果を得たいときはどうすればいいか、ですが、48 random integers (ランダムな整数を48個)ですかね。

ヒトケタの数字を48個ほしかったのかもしれませんが。

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工作

長い長いロープの模様が作るデジタル時計

ドイツのアーチストフェリックス・ヴォレイターさん(Felix Vorreiter)が作った時計Flux 1440 は、とても長いロープの上に描いた黒いマークが、一分ごとにデジタルな数字になって時間を表示する、というデジタル時計です。

プーリーを使って5段に並べられた細いロープに書かれた黒い模様が、一分に一回だけ時刻を浮かび上がらせます。

rope-clock

動いている様子を映した2分間の映像。2分間なので、動画中に時刻ができあがるのは2回だけです。

こちらはメイキング映像。

1秒ごとに1.3cmちょっと巻き取られるロープ、元々の意図通りに一日=1440分を表示しようとすると、1175m 、つまり1.2キロメートル近くの長さが必要となります。

ステップモーターをArduinoで制御したこの作品では、1.2キロメートルのロープを引くのは無理だったようで、1日ではなく2時間分の時刻を刻むだけとなっているそうですが、それでも100メートルに360セットのパターンが必要で、思いつき以上にたいへんそうな制作だったんだろうなと思われます。

via Make: