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データ可視化 プライバシー

Googleと通信する度に音を鳴らすツール

berthubert/googerteller は、Googleとの通信を可視化(可聴化?)するオープンソースのツールです。

ツールは tcpdump で出力した通信先のIPアドレスを、既知の Google サーバー群の IPアドレスとパターンマッチし、オーディオライブラリのespeak-ng/pcaudiolib で音を鳴らすという仕組みで動いています。

作者の Bert Hubert さん自身が、オランダ政府サイトの求職ページを開いた時にどれだけの通信が Google との間で発生しているかを twitter で見せてくれています。

ブラウザのアドレスバーでの文字入力時の音は キーワード予測、Google検索の時の音はもちろん、ボタン上でホバーした時やページ遷移した時の音は Google Analytics でしょうか。

便利な機能を提供するために必要な通信ですし、サービス提供側や広告ネットワークからユーザーの属性を知るために集められる通信もあるでしょう。多数の通信が発生していることは多くの人が知っているでしょうけれど、その頻度が音という形に変換されると、多いなとか意外に少ないなとかは人によって異なるでしょうが、通信があるということ自体は意識させられます。

via Hacker News

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ネットのサービス

Namer – 架空の英単語を作り発音してくれるサービス

Namer は、英単語のような存在しない単語を生成してくれるジェネレータです。

架空の単語は「ある文字の次にどんな文字が来る確率が高いかを利用して作っている」と説明書きがあるため、Hacker News では「それマルコフ連鎖では」「それマル…」「そマ…」と突っ込まれていますが、作者はマルコフ連鎖については知らずに考えてこれに至ったそうです。

文字数の上限を増やしたり、スペースを指定個数入れてもっと長い名前/ブランドを作ることもできます。

ランダムな英単語を作るサービスはいろいろあるようですが、生成した単語を合成音で喋らせているのはいいですね。英語っぽいブランドを字面だけで作るのではなく、発音からも検討することができます。

綴りも発音も、それほど英語か? となる場合も多いので、作者がより英語っぽさを追求したいのであれば生成のアルゴリズムにもっと工夫が必要そうに思います。また、英語っぽく無い方が嬉しい利用シーンもあると思います。

via Hacker News

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ネットのサービス

Zoom Escaper – ビデオ会議からていよく離脱するためのお助けサービス

Zoom Escaper(=ズームから逃げる)は、やむを得ぬ事情でオンライン会議から抜けたい人のための支援サービスです。

このサービスをフルで使うには、スピーカーの出力をマイク入力につなぐVB-Audioというアプリをインストールする必要がありますが、音を出すだけならそのままでも試すことができます。

デフォルトで用意されている効果は以下の8つ

声が響きすぎるエコーと、音声がブチブチ切れる接続不良の最初の2つについては、VB-Audio やそれ相当のアプリを入れないと、自分のしゃべった声に対して効果が波及しません。

残りの6つ、赤ちゃん・むせび泣く男・風の音・犬の鳴き声・建築現場・放尿、については、チェックして音を聴いてもらえばどんなものかはすぐわかると思います。

これらを一つ、あるいは複数組み合わせてビデオ会議中に流すことで、赤ちゃんが泣き叫び犬が暴れる家庭を再現したり、「あー、あれ? ブチブチ音が切れますね。ちょっと今日は調子悪いので終わりにしますか?」とかいった、ビデオ会議を中止するためのきっかけを作れる、ということでしょう。

ページ最下部にmp3ファイルをドロップしてアップロードすれば、自分のオリジナル効果音を追加することもできます。デフォルトの効果音を含むソースコードもantiboredom/zoom-escaperで公開されています。

via The Verge