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ネットのマーケティング

マイクソフトが描く近未来のお茶の間スポーツ観戦

来週のスーパーボウル50にあわせて、マイクロソフトがHololens技術を中心とした、「もう少ししたら家でのスポーツ観戦はこうなる」というデモ動画“Imagining the future for NFL fans”(未来のNFLファンを想像する)を公開しました。

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スタジアムを上から見下ろす

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プレイヤー紹介もリアル

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欲しい統計データを取り出せたり

future sports watch by microsoft

テーブルの上で今のプレイを3Dリプレイ。指をゴニョゴニョやって、カメラの角度や再生速度が変わってます。

https://www.youtube.com/watch?v=oKqzeoMCU0c

この手のデモで良く突っ込まれる、今のHololensの視野角はそんなに広くないという話はやっぱりあって、今むりやりこの中継サービスを作っても、顔の正面にもっと小さな四角い映像が浮かぶだけです。たとえばこの記事で、イメージ映像でどう見えるかと自分の視点でどう見えるかを比較するアニメーションGIFを確認できます

ただ、いずれこういうスポーツ観戦が家の中でできるとしたら魅力的だし、球場へ行くのとはまた別の楽しさも増えそうですね。

あと、みんながヘッドセットを掛けてるんなら、壁の大型テレビは要らないような気もします。まあ人の習慣はなかなか変わらないですからね。

via Business Insider

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ネットのサービス

Urban Jungle – Googleストリートビューの風景をジャングル化するサービス

Urban Jungle は、グーグルのストリートビューの画像を加工して、街をジャングルにしてくれるというマッシュアップサイトです。

地名で検索した後で、表示したい地点まで地図を移動させたあと、黄色い人型をつまんで目的の地点に落とすと、その地点から見た風景をジャングル化してくれます。もちろん、その地点はストリートビューのデーターがある場所である必要があります。

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スウェーデンの@inear さんによる実験プロジェクトで、ストリートビューの未公開APIを使っているらしいのでそのうち消えてしまうかもしれません。

via Hacked Google Street View Places Greenery Into Concrete Jungles – PSFK

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fun

遠近法を無視した操作で解いていく、ファースト・パーソン・パズルゲームのデモ

ファースト・パーソン・パズル

自分の目線から見たようなリアルな3次元世界をCGで再現し、その中で戦闘するゲーム「ファースト・パーソン・シューティング(FPS, 一人称視点)」は、特に海外で人気のジャンルです。

計算機科学の名門として知られるカーネギーメロン大学の、エンターテインメント・テクノロジー・センターの学生たちのグループPillow Castle Games が開発したのは、一人称視点ではありますがシューティング(銃撃)ではなくパズル、「ファースト・パーソン・パズル」

Forced Perspective

このゲームの特徴は、”Forced Perspective”(強制された視点)にあるそうです。”Forced Perspective”は、実際には遠くにある大きなものを、近くにある小さなもののように見せたり、あるいはその逆で、近くにある小さなものを、遠くにある大きなもののように見せたりする光学的なトリックのことです。

“Forced Perspective”で画像検索するといろいろな人が巨人になったり遠くの大きな建物や車を手のひらに載せたりという写真が出てきますね。

forced-perspective-on-google-image-search

日本でも昨年、漫画「進撃の巨人」を再現する同様の遊びがネットで流行しました。

ゲームの内容は、CGで書かれた家の中を歩いたりジャンプしたりして、出口を探して脱出するというものですが、この世界には現実世界にはない法則があります。”Forced Perspective”なトリックが、トリックではなく実際に機能してしまうのです。

画面内のオブジェクトは自分の視点で見たサイズで掴み、近くや遠くに移動させることができるのです。といっても説明ではよくわからないと思うので、デモ動画がこちら。

まずオブジェクトの操作。遠くにあるエッフェル塔やピサの斜塔、自由の女神やピラミッドは、掴んで引き寄せればチェスの盤に乗ってしまい、チェスの駒と並んでしまいます。

pillow-castle-chess

ジャンプで登れないような高い所には、机の上にある小さなオブジェクトを大きくして踏み台を作ります。

壁に掛かるモナリザを大きな橋にしたり、近くの積み木で谷を埋めたり、遠くに見えるあんなものまで。窓やドアの遠近を狂わせることで、通れないところを通ったり、自分自身のサイズを変えたりもできます。

3DCGといえば、見栄えや物理法則など、現実世界をいかに再現するかがずっと競われ、進化していますが、現実には起こりえない法則を持ち込むというのも面白いですね。

まだコンセプトを証明する段階ということで、ゲーム自体の作りはそれほどでもないのですが、リリースが期待されます。

via Viral Video: Carnegie Mellon Students’ Game Demo Blows Internet’s Collective Mind | Re/code