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ネットの事件

Googleマップ利用サービスを紹介するブログGoogle Maps ManiaがGoogleマップ離れを宣言

GoogleマップAPIを活用したサイトを毎日紹介することで有名なグーグル・マップス・マニア ブログが、Googleマップスについて書くのを止めるという宣言をGoogle+上でしました。

ブログのアクセス数は18ヶ月前の10分の1になってしまいました。グーグルがGoogle Maps Maniaを殺そうとしているのにGoogle MapsとそのAPIについて宣伝を続けるのは、七面鳥がクリスマスに(賛成かどうか)投票するようなものです。

The blog now gets 10% of the Google search traffic it did just 18 months ago. With Google attempting to kill off Google Maps Mania it would be like a turkey voting for Christmas for me to continue to promote Google Maps and the Google Maps API.

10分の1とはすごいですね。Google Maps Maniaは僕もRSS購読していますし、Googleマップの活用法のアイデアが多数読めて面白かったのですが。記事は相変わらず面白いので、Google検索側のアルゴリズム変更などで検索からの読者が来なくなってしまったんでしょうね。

“turkey voting for Christmas” = 「クリスマスをやるかどうかを七面鳥に投票させる」というのは、「自分で自分の首を絞める」のイギリス風表現らしいです。(アメリカ版は「サンクスギビングに~」) まあ、ローストされるのがわかっていてクリスマスに賛成する七面鳥は居ないでしょう。

先週になって、完全にブログを止めてしまう気持ちになりました。ただ、グーグルはともかくとしても今のブログの読者はいます。そこで、水曜からはグーグルマップス・マニアはOpen Street Map、Map Box、Leaflet やその他の地図サービスについて取り上げることにします。

Last week I came very close to giving up completely. But despite Google I still think there is an audience for the blog. So from Wednesday Google Maps Mania will be featuring maps created with Open Street Map, Map Box, Leaflet and other map providers.

このアナウンスを伝えるHackerNewsのスレッドでは、コンテンツスパムだらけのブログを取り締まるグーグルの検索アルゴリズム変更が、間違って良質なはずのGoogle Maps Maniaを直撃してしまったのでは、といった議論がされています。

via Google Maps Mania Blog is Dropping Google Maps | Hacker News

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ネットのサービス

retred – 歴史上の人物の生まれた場所と死んだ場所をプロットした地図

retredは、歴史上の著名な人物の生誕や死亡の場所を、世界地図上に表示するというwebサービスです。

ビクトリア朝時代の東京がこちら。

retred-tokyo-in-victorian-age

英語のWikipediaデータを元にしていると思われるので、ヨーロッパやアメリカに比べるとプロットされる著名人はそれほど多くありません。また自動でやっているせいか間違いも。(例えば、上の豊田佐吉氏は静岡県生まれのはず)

ページ最上部の赤と青のスライダーを動かすことで、表示させるデータを時代で絞り込むこともできます。織豊時代とかに設定しても日本に2人のデータ、それもなぜか今川義元と前田利家という謎のチョイスですが。

retred-napoleon

Wikipediaに載っている人という規準で同列に載せたと思われますが、記述が長い人(有名人・重要人物)を目立つように表示するなどしてくれれば、同時代に生きていた人を俯瞰して眺められたりして面白いのではないでしょうか。

via Google Maps Mania: Born and Died on Google Maps

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ネットのサービス

アジアの大気汚染を鼻毛で可視化した鼻毛マップ

空気が汚れていると鼻毛が伸びる、といいますが、アジア各地の大気汚染を鼻毛の長さで実感させるという啓蒙サイトがClean Air AsiaによるHairy Noseキャンペーンです。

こちらの入り口から入ると、

Google Map上に、アジアの各都市が汚染度ごとに色わけされてプロットされています。都市を選ぶと、右側の顔の鼻毛が、汚染度に合わせて変わります。

幸い、日本では埼玉がレベル2のGoodになっている以外は、どこもレベル1のExcellentですが、汚染で知られる中国甘粛省の蘭州市は、レベル6(Critical 致命的)でこんな鼻毛に。

中国・インド北部がひどいことになってますね。

判定されたレベルを使って、あなたのアップロードした顔写真にいろいろなデザインの鼻毛をつけ、ソーシャルメディア等でシェアすることもできます。

あわせて、未来のアジアで、鼻毛が長いのが当たり前になり、鼻毛を綺麗にスタイリングするのがファッションになった世界を描いているビデオも公開されています。

その世界では、鼻毛をより伸ばすために、わざわざ汚い空気を吸う機械まで存在します。

鼻毛が長いのが当たり前な世界、Adapt(慣れる)したくないですね。Don’t Adapt! ぜひこちらから、アジアの今の大気汚染状況を確認してみてください

via Do Not Adapt to Air Pollution – Clean Air Asia launches Hairy Nose Campaign | Clean Air Initiative via Google Maps Mania: Hairy Noses on Google Maps