「データ可視化」カテゴリーアーカイブ

新型コロナウイルス-クルーズ追跡マップ

COVID-19 Cruise Trackerは、クルーズ船とそこで確認された新型コロナウイルス感染者数の情報を、クルーズ船の現在位置と合わせて世界地図上に可視化したインタラクティブな地図です。

多くのクルーズ船はどこかの港に停泊中のようですが、大西洋やカリブ海で今も航海を続けているクルーズ船もあるんですね。感染者数0であれば、クルーズ船にいることがあるいは地上の国々からの隔離になっているのかもしれません。

2月に連日ニュースで報道された、東京港にいるダイヤモンド・プリンセス号も表示されています。

Google Mapsじゃなくてhere.com の地図を使って作られているのが珍しいかな。

この地図で表示されているクルーズ船は60隻ほどなのですが、Wikipediaの世界のクルーズ船一覧にはもっとたくさんのクルーズ船が存在するように見えます。日本のクルーズ船も何隻か、今は営業していないでしょうけどあるはずなので、データが不完全なのか、今もここに載っているのは運営を中止していないクルーズ船ということなのでしょうか。(ダイヤモンド・プリンセス号は2月末に客を全員降ろしていますが、乗務員はその後も勤務しているようですね)

Maps ManiaではAISの追跡データを使っているということで、そちらには全ての船に混ざって日本にいたりもするので、ここで抽出されているクルーズ船の基準には入らないということなのかもしれません。

via Maps Mania

Printing Money – 紙幣の量で様々な時給を比較

ニール・アガヴァルさん(Neal Agarwal)の、米1ドル(110円)札を使ったビジュアライズ。様々な時給を、スクロールするお金の量で表しています。

先頭は連邦最低賃金の$7.25(770円) 。一時間に$7.25(770円)稼げるということで、一時間で7.25枚分のドル札がスクロールするんでしょう。

# ほとんど止まっていますが

ソフトウェア技術者、医師、フォーチュン500企業のCEO、らの時給が並べられています。「あなたの時給」を入れて比較することも可能。

その下は、$1000(11万円) の束を使って表した有名企業の収入、NASAや米軍の出費、アメリカの赤字拡大額、などですね。まあこちらは「なんかすごい」という感じにしかなりませんけど。

via FlowingData

世界旅行しながら働く人のための、気候で都市検索

世界中を旅しながら起業中というJezen Thomas さんが作成しブログで紹介していたのが、Tableauで作られた「訪れるのに最適のタイミング(The Best Time to Visit Anywhere in the World)」地図

  • 一年の中の週
  • 平均気温
  • 最低気温
  • 最高気温
  • 雨量

を設定すると、その時期に自分が希望するような気候の都市だけを世界地図上に絞り込み表示してくれます。

季節を変えると少しずつ赤い点が動くので、この点を辿って旅行しながら一年を過ごすとかの計画が立てやすいわけですね。

色々試してみて、15~25度ぐらいの変動が許容できるなら、北海道~沖縄間の国内だけでもいい季節だけ過ごし続けることもできそう、と思いました。

旅行しながらITサービスを興して運営中という生き方、楽しそうですね。ブログでは他にも、世界各都市での生活費の調べ方や安い航空券/鉄道/船旅の探し方、インターネットアクセスを使っての簡易VPNの使用など、実体験に即したティップスがいろいろと紹介されています。

iOSのバージョン更新間隔グラフ

iOS のバージョン・アップデートがどれぐらいの頻度で行われるのかを知らべていて出てきたサイトが iOS version release date history。タイトルそのままのサイトです。

ベータ版の更新状況を含んだカラフルなグラフと、リリース版の更新だけのシンプルなグラフの二つです。

詳細なアップデートの情報は Wikipedia などにもちろんあるのですが、詳細すぎて「更新間隔の傾向だけ知りたい」という目的には合いませんでした。

マイナーバージョンの更新を含めると、1か月から半年ぐらいの間に次のバージョンが来るようですね。← というようなことだけ今回確かめたかった。

オートコンプリート世界地図 – 「日本は」「死にかけてる」?

Autocomplete は、グーグル検索の自動補完を使って世界各国を表した、少しヤバいオンライン地図です。

グーグルの検索ボックスで”Japan is “(日本は)と入れると、「あなたはこれを検索したいんじゃないですか?」と続く一文がいくつか出てきますよね。この地図は、ここで提案された文章が、多くの人が持つその国のイメージなのだろう、と仮定し、国の特徴として地図に書き入れているのです。

検索のサジェストはグーグルの利用者がよく探すフレーズを出しているため、本当にその国を表す言葉が出るとは限りません。

[北朝鮮は最高の朝鮮] これ、自国を地上の楽園的に宣伝すること過剰な独裁国に対する皮肉として有名なネットミームだそうです。

image credit: NASA

「ロシアは冥王星より大きい(Russia is bigger than pluto)」 これもネットミームだったそうですが、2015年の探査機ホライズンの調査で偽であるとわかったそうです(= 表面積比較で、冥王星の方が少し大きい)。

「日本は死にかけている(Japan is Dying)」 検索のサジェストにここまで言われてしまうとは… 検索サジェストの内容は利用者によっても変わりますが、自分の環境でも上位にこの Dying は出てきました。日本といえば衰退の代名詞みたいに思われているんでしょうか

「デンマークは刑務所」「スコットランドは本当は国じゃない」「ミャンマーはインドにある(違います)」「ニジェールはナイジェリア(違います)」など、コンピューターが統計の結果出した、という言い訳を添えないと危険なものもいろいろ出ていますね。

via Maps Mania

ムーアの法則と歴代のCPU・GPUの性能を比較した動画

インテルの共同創業者ゴードン・ムーア氏が1965年に提唱したムーアの法則、「18カ月で半導体の集積率は倍増していくだろう」という予言でした。

実際にこれまで開発・発売されたCPU・GPU の性能と、ムーアの法則の伸びを時系列で比較して見せてくれる動画がこちら Moore's Law graphed vs real CPUs & GPUs 1965 – 2019

Wikipedia によれば、ムーア氏の予言も「この先10年ぐらいは」という留保つきの予言だったそうです。そのあと何十年もムーアの法則を達成するCPUが出続けてきたのは業界の競争のたまものですね。

以前から「そろそろムーアの法則についていくのも限界では」という話が何度も出てきましたが、それでも追いつく技術が登場するという繰り返し、この動画を見るとわかります。

とはいっても、無限に集積度が上げられるはずもなく、ムーアの法則に置いて行かれる時は早晩やってくるのではと。

via Hacker News

手書き風グラフを描けるライブラリ xkcd.chart

英語圏でエンジニアに人気の線画コミックサイト xkcd には、グラフを使ったジョークネタも頻出します。こんな感じ。

xkcd に出てくるようなグラフは、だいたい手書き風のテイストで描かれているのですが、その手書き風グラフを再現できるグラフ描画ライブラリが xkcd.chart です。


日本語も出ますね。日本語入れると凡例の枠がはみ出てしまうので、ソースの調整が要るかもしれません。xkcd 風のフォントも同梱されていますが、日本語ではデフォルトフォントになるでしょう。

円グラフ、折れ線グラフ、棒グラフ を描くことができます。


ウィンドウズグラフの元ネタ

アメリカ銃乱射地図

Voxメディアが公開している、インタラクティブな銃乱射記録地図です。

2012年のサンディー・フック小学校乱射事件以降の銃乱射事件のデータが使われていて、新しい乱射事件が起こるたびに更新されているようです。今日の時点、2012年からのたった7年弱で、2178件の乱射事件が記録されているということ。

州別に人口比の発生頻度で塗ったもの。マウスカーソルを当てると件数が見られます。ほとんどの州で乱射事件が起こっていることがわかります。

横軸が人口100人あたりの銃の数。アメリカは一人に銃一つなんですね。縦軸は10万人あたりの銃による死亡者数。アメリカは1万人に一人以上。国別でみるとダントツに他の先進諸国を離して右上に君臨しています。日本は左下、ほぼゼロに近いところ。

他にも、乱射事件で亡くなった人数は全体からみるとわずかで、その他の殺人や自殺に銃が使われていること、2012
年から乱射事件のある日に色をつけたカレンダー、など、パッと見るだけで異常な状態がわかる資料がよく可視化され、まとめられています。

銃事件の元データは、銃暴力アーカイブ(Gun Violence Archive)というサイトのものを使っているようです。こちらのサイトでは、今年2019年に銃乱射で亡くなった被害者が既に253名とわかります。

via Maps Mania

🎬Film Map of the World – 地名に関係した映画を配置した「映画世界地図」

🎬 Map of the World は、世界のそれぞれの国について10本、最もウィキペディアで閲覧された映画を抽出し、その都市や地名の場所にプロットした地図です。

日本を拡大したのがこれ。

東京の「キル・ビル」はいいとして、「パール・ハーバー」で福岡、「(七人の侍ではなく)荒野の七人」で神戸、「もののけ姫」は埼玉、と、よくわからないプロットもあります。英語版ウィキペディアの記述の中に地名があったら、それを使っているということなのですが、英語版のもののけ姫の項目、今見ても埼玉とか書いてないんですよね。

最近閲覧数の多い項目で、日本の地名を含むもの、という条件、さらに英語版のウィキペディア、ということで、日本人から見るとよくわからない選定にも見えますけれど、英語版の世界から見ればこれが日本の映画で、その映画に縁の深い場所、ということになってしまうのでしょう。

日本の10選がこんな感じなので、他の国についても推して知るべし、という程度のいい加減さではあるかもしれません。地図の作り方は面白いけれど、データの取り方にもう一工夫必要なのではと思いました。

via Maps Mania

Remember the Fire – ビリージョエルの”We Didn’t Start the Fire”の歴史的事物をグラフ化

Remeber The Fire は、ビリー・ジョエルの1989年のヒット曲 “We Didn’t Start the Fire”(ハートにファイア) の歌詞をグラフにしたものです。

歌詞をグラフに? どういうこと? と思われるかもしれませんが、この曲はとても変わった曲で、メイン部分の歌詞はほとんどが歴史的な事件や有名人などの固有名詞の羅列なのです。時代的には、第二次世界大戦後からベルリンの壁崩壊までの冷戦時代、彼が生まれてからそれまでの世界の歴史を彩った事柄を、若干アメリカ中心ではありますが、並べて歌ったものでした。

今回のグラフは、それらの事件や人物を「ウィキペディアで検索された回数」という観点でグラフにしています。

2019年1月と2014年1月の二つを同時に表示させると、この5年間で検索回数が増えたキーワード・減ったキーワードを見つけることもできます。

それぞれの事件や人物の解説は、ハートにファイア – Wikipedia がやはりわかりやすいでしょう。