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Spiteライセンス – 読んだら無効になるソフトウェアライセンス

Spite Licenseは新たに提案された(ジョーク)ライセンスです。

ソフトウェアに適用できるライセンスの種類不足を嘆く声にこたえて作られたこのSpite(悪意の)ライセンスは、開いて読んでしまう読まない限りと別の(今回の例では同梱されたMITライセンス)に切り替わる、というシンプルな文面になっています。

[訂正 2020-09-22] 読んでしまうと無効になるのにMITライセンスに落ちるのはおかしいですね。ご指摘ありがとうございます。

このファイルをまったく読まない場合に限り、このソフトウェアや関連物の利用には同梱の LICESNSE_MIT ファイルのMITライセンスが適用される。

このファイルをたとえその一部分であっても読んだ場合、このソフトウェアの利用は禁止する。これ以前に許可された権限は直ちに撤回される。

Permission is hereby granted to any person obtaining a copy of this software and associated materials to make use of the software and associated materials according to the terms of the MIT License (see included file `LICENSE_MIT`) IF AND ONLY IF they have not read any portion of this file.

Any person who has read any portion of this file may not make any use of the software and associated materials for any purpose whatsoever. Any permissions previously granted to any person to use this software and associated materials terminate and are revoked with immediate effect upon their reading of any portion of this file.

このライセンスを使う動機としては、

  • 面白いから
  • ネットのランダムな奴には使ってほしいけれど、エンジニアに使いたいソフトウェアのライセンスを読ませようとする法務が居るような大企業には使ってほしくない

などが考えられるそうです。

作者自身がジョークと書いてるので真面目に取る人はいないと思いますが、ソフトウェアのライセンスが誰向けに書かれているかや、大企業のオープンソースソフトウェア利用に対しての一般のエンジニアが持っている感覚みたいなものが出ているネタにも見えます。

実際にはライセンスをちゃんと確認する企業も緩い企業もあるし、個人のエンジニアでも人それぞれだろうと思いますけれど。

via Hacker News

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ネットのサービス

Inviterick – Zoom会議にRickroll を招待できるサービス

Invite Rick(リックを招待)は、Zoomミーティングに招待できるRickroll です。

RickRoll は2006-2007頃に英語圏で始まり大ヒットしたインターネットミームで、1987年のRick Astleyのヒット曲 “Never Gonna Give You Up”を無関係なところで突然再生する、リンク先に仕込む、といったイタズラのことを指します。

Zoom の招待リンクを作成し、この Invite Rick に招待リンクを登録しておくと、

サービスの順番が回ってきた時に、そのミーティングにこの Invite Rick がユーザーとして参加し、Rickroll の曲とダンス映像を15秒ほど流します。

利用者が多い時は招待は申し込み順に処理され、あと何分で登場するかがサイト上で確認できます。

作者によれば、Inviterick は作者自身のZoomアカウントを使って運営されていますが、他人の著作物を映していることから Zoom の利用規約違反とされる可能性があり、いつまで運営が続けられるかはわからないということです。

有名なネットミームであり、YouTube や SNS 上に既にRickRoll の動画が多数あることから黙認というか諦められているところもあると思うので、このサービス自体はあまり褒められたものではないかもしれません。ただ、chat ではいろいろ活用されている bot が、ビデオ会議でも動画版の bot としていろいろ出てくる可能性もあるのかな、というのは感じさせられました。

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ブラウザのアドレスバーをイコライザーっぽく

URL のハッシュ部分を書き換えることで、ブラウザのアドレスバーをグラフィックイコライザーにするというアイデアです。

これのソースコードがなんと2ツイートに収まるサイズ。

MediaDevices.getUserMedia()でマイクからの音声を取り込み、

動いた!

しかし、ブラウザの履歴がたいへんなことに!

replaceState()を使った、履歴が壊れないバージョンも提案されています。