カテゴリー
データ可視化

Is Water Safe to Drink – 各国の水道が飲めるかどうかを可視化した世界地図

Is the tap water safe to drink in your place? は、水道水が飲めるかどうかという情報を国ごとに表記したインタラクティブ地図です。

WHO の指標と Numbeo というサイトの指標の二つがあり、これらを使って水道水が安全に飲めるほどその国が濃い青色で表示されるようになっています。

WHO は言わずと知れた国連の機関で、日本は100点中99点となっています。英独などヨーロッパに100点満点の国が多数ありますね。

Numbeo という指標が日本は100点中 70.4点なのですが、低くはないものの欧州主要諸国などより低くなっています。日本の水道水にたいして問題があるようには思えないですが。Numbeo のサイトを見てみましたが、このサイト、ユーザーに自分の住んでいるところの情報を入力させて集めているサイトのようですね。

「水道水に満足ですか?」みたいな英語の質問に、そもそも日本に住む人がどれぐらい回答しているのかという話もあるし、国によってこの手の質問にどれぐらいポジティブに答えるかもバラバラなのではという気がします。

via Maps Mania

カテゴリー
データ可視化

新型コロナウイルス-クルーズ追跡マップ

COVID-19 Cruise Trackerは、クルーズ船とそこで確認された新型コロナウイルス感染者数の情報を、クルーズ船の現在位置と合わせて世界地図上に可視化したインタラクティブな地図です。

多くのクルーズ船はどこかの港に停泊中のようですが、大西洋やカリブ海で今も航海を続けているクルーズ船もあるんですね。感染者数0であれば、クルーズ船にいることがあるいは地上の国々からの隔離になっているのかもしれません。

2月に連日ニュースで報道された、東京港にいるダイヤモンド・プリンセス号も表示されています。

Google Mapsじゃなくてhere.com の地図を使って作られているのが珍しいかな。

この地図で表示されているクルーズ船は60隻ほどなのですが、Wikipediaの世界のクルーズ船一覧にはもっとたくさんのクルーズ船が存在するように見えます。日本のクルーズ船も何隻か、今は営業していないでしょうけどあるはずなので、データが不完全なのか、今もここに載っているのは運営を中止していないクルーズ船ということなのでしょうか。(ダイヤモンド・プリンセス号は2月末に客を全員降ろしていますが、乗務員はその後も勤務しているようですね)

Maps ManiaではAISの追跡データを使っているということで、そちらには全ての船に混ざって日本にいたりもするので、ここで抽出されているクルーズ船の基準には入らないということなのかもしれません。

via Maps Mania

カテゴリー
データ可視化

オートコンプリート世界地図 – 「日本は」「死にかけてる」?

Autocomplete は、グーグル検索の自動補完を使って世界各国を表した、少しヤバいオンライン地図です。

グーグルの検索ボックスで”Japan is “(日本は)と入れると、「あなたはこれを検索したいんじゃないですか?」と続く一文がいくつか出てきますよね。この地図は、ここで提案された文章が、多くの人が持つその国のイメージなのだろう、と仮定し、国の特徴として地図に書き入れているのです。

検索のサジェストはグーグルの利用者がよく探すフレーズを出しているため、本当にその国を表す言葉が出るとは限りません。

[北朝鮮は最高の朝鮮] これ、自国を地上の楽園的に宣伝すること過剰な独裁国に対する皮肉として有名なネットミームだそうです。

image credit: NASA

「ロシアは冥王星より大きい(Russia is bigger than pluto)」 これもネットミームだったそうですが、2015年の探査機ホライズンの調査で偽であるとわかったそうです(= 表面積比較で、冥王星の方が少し大きい)。

「日本は死にかけている(Japan is Dying)」 検索のサジェストにここまで言われてしまうとは… 検索サジェストの内容は利用者によっても変わりますが、自分の環境でも上位にこの Dying は出てきました。日本といえば衰退の代名詞みたいに思われているんでしょうか

「デンマークは刑務所」「スコットランドは本当は国じゃない」「ミャンマーはインドにある(違います)」「ニジェールはナイジェリア(違います)」など、コンピューターが統計の結果出した、という言い訳を添えないと危険なものもいろいろ出ていますね。

via Maps Mania