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VRスコープが街で無料で配られているので貰ってきた

住宅情報サイトの Suumo が、東京都内で配っている無料雑誌にVRスコープをつける、ということで、この週末、近所のファミリーレストランに置いてあったものを貰ってきました。

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地域ごとに違う雑誌のようで、「Suumoスコープ」という名のVRスコープがおまけで付いてるのは「新築マンション首都圏版」ということ。配布エリアは東京23区。サイトには配布店までは書いてなくて、具体的にどこに置いてあるかは電話で訊いてくれということのようです。地下鉄の駅の通路とかチェーンの飲食店のレジの横などで良く見かける気がします。

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表紙の裏に厚紙2枚。

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2枚目にはレンズ付き。

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利用説明書的な。

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組み立て前のSuumoスコープと、家にあったハコスコのGoogle Cardboardと。

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厚紙から点線に沿って

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4つのパーツを切り離します。

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折り目で折って、

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穴を開けて、組み立て。

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細い穴に、別のパーツのとがった所をさし込んでいきます。

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組み立てた後に、テープで側面を止めます。持って振り回してると壊れがちなので、セロテープ等で補強した方がいいかもしれません。

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完成。Android の Suumo アプリ側を起動すると、メニューに “Suumo Scope” というのが増えてました。これを起動。

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おお、見える。Suumoくんが。スコープを覗いたままで体の向きを変えると、スマートフォンに映された映像もその方角に応じて変化します。

もちろん、マンションも見えます。豊洲の新築マンションの外観、テラス、内装、のデータが用意されていました。このへんは今回のがうまくいったらデータが増えていきそうです。

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目が描いてあるのがいいですね。

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VRレンズが二つになった。まあ、アマゾンで買っても1000円(9ドル)とかなんですが。無料で配られてるのはすごい。

作りもそんなには変わりません。Google Cardboard の方は大きな一枚のダンボールを折り曲げて行く形だったのに対して、Suumo Scope は最初に4つのパーツに切っちゃってるので、むしろ組み立てはわかりやすいかも。

Google Cardboard の方には、クリック代わりになるマグネットが付いてますが、Suumoスコープにはこれはありません。スコープを見ながら何かを選ぶような操作はできないということです。

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「他の用途に使わないでください」と注意書きがあって、「Suumoアプリしか使っちゃだめよ」という意味なのか、まったく違うVRスコープじゃない使い方をするなという意味なのかちょっとわかりません。

でもまあ、ものは同じなので、一般のVRアプリが動きます。Google Play や Windows Phone Market で “VR” で検索すると、無料のものでもいくつも出てきます。

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四角いスコープの形をアイコンにつけたアプリは、この手のVRスコープに向けたものです。

恐竜だ! サメだ! と子供が楽しんでました。

Facebook が買収したOculus Rift とかに比べれば劣るのでしょうけれど、無料で簡単に体験できるのはいいかなと思います。

[追記 2022-11-18] Oculus は Meta Quest となり、価格も6万円(545ドル)とかになっていますね。この記事を出した少し後には、100円(0.91ドル)ショップでこの段ボールVRボックスが売られるようになったのも覚えています。スマートフォンを使って最低限遊べる安いものと、スマートフォンと同等やそれ以上の機能を内蔵した高級品に二極化したということなんでしょうか。

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ネットのサービス

プール監視員になって溺れる子供を見つけるブラウザゲーム

Spotthedrowingchild.com は、「溺れる子供を指せ」という名前が示すとおり、プール監視員になったつもりで溺れている子供をいち早く発見するという体験ができるwebサイトです。

[2023 追記] 今見ると、溺れる子供の YouTube 動画が再生だけになっていて、公開当時のクイズゲーム機能は動かなくなっていますね。

ページを開くとプールの動画が再生され、どこかで子供が溺れ始めるので、それを見つけたらマウスでクリックします。

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溺れている子供のクリックが当たりだったら、その発見が監視員に比べて何秒間早かったか、あるいは遅かったかが表示されます。

一通り動画が再生し終わったら、子供が溺れていた場面を拡大してリプレイしてくれるので、うまく見つけられなかった時もどんな風に子供が溺れていたのかを再確認できます。

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再生が終わったら出てくる解説の後ろの「Play Again」リンクをクリックすれば、また別の動画が始まります。

開発の経緯

作者のFrancisco Saldañaさんは、2010年のブログ記事溺れている人は溺れているようには見えない(Drowning Doesn’t Look Like Drowning)をピックアップしたHacker Newsのコメントにヒントを得てこのゲームを作成されたそうです。

ゲームに使われる動画は、YouTubeからプールで実際に子供が溺れている動画を探してきて使っています。こちらのツールを使うと、見つけてきた新たな動画から、子供の溺れている場所やタイミングを設定して追加データを作成することもできます。

サイトはHTML と JavaScript のみでコンパクトに作られていて、全ソースが公開されています。今のところ動画は6本あるようですね。

「溺れている人は溺れているようには見えない」

サイトでも後から表示されますし、サービスの発想の元となった記事でも紹介していますが、テレビやドラマなどで出てくる「溺れている人」の様子と、本当に溺れている人の様子は(例外はもちろんあるにしても)大きく異なるそうです。

  • ほとんどの場合、溺れている人は声をあげて助けを求めたりはできない。息をするので精一杯
  • 溺れている人には余裕はない。体を持ち上げて息をしようと手足は勝手に動くだけ。手を振ったり、救助者や救命用具の方へ近づいたりすることはできない。
  • 溺れている状態では人は棒立ちになりバタ足もうまく効かない。そこから沈みだすまでの時間は20秒から60秒しかない。

(ソース: Coast Guard’s On Scene Magazine の Pia博士の記事から”Instinctive Drowning Response”(溺れる人の本能的な反応)。抄訳)

これはこのゲームをプレイしてみてもよくわかります。子供が溺れているのか、もぐって遊んでいるだけなのかは非常に判別がしにくい。そしていつのまにか監視員が飛び込んで助けに行くのを見て、やっと溺れている子供に気づくという按配です。

このゲームではいつかかならず誰かが溺れることはわかっているので、まだなんとか集中も維持できますが、実際に長時間プールを監視している監視員はたいへんだなあ、とつくづく感じさせられます。

僕は知りませんでしたが、「溺れる人はドラマのようには溺れない」という知識はとても大事ではないかと思います。それを実体験できるこのwebゲームを遊ぶ人が増えれば、もしかしたら将来の水難事故を減らすことがあるかもしれないですね。

via Hacker News

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fun

算数の勉強に – 計算しないと時間がわからないデジタル時計 Albert

Albert Clock は、時と分の部分が数式になっているデジタル時計です。

計算をしないと時間がわからないので、この時計しかなければ必ず計算をする羽目に。算数の勉強をしている小学生などに使わせると日常が計算練習になるのかもしれません。

簡単な四則演算ではありますが、朝寝ぼけている時だったら、大人でも間違ったり、焦ったりするかもしれませんね。

動画では5段階の難易度調整ができると出ています。

Kickstarter で公開された Albert Clock は、既に300人の支援者から目標の23000ユーロを集めています。

(kickstarter: albertclock)
(kickstarter: albertclock)

240ユーロで市販されるという予定のこの時計を一台入手するには、今なら140ユーロ(2万円(182ドル)弱)のプランが残っています。スマートフォンのアプリだけでよいなら1ユーロの寄付で入手できるということ。

[追記 2023] Android の Albert Clock

via OhGizmo!