カテゴリー
ガジェット

「電源が切れたよ」と電話してくれるIoTコンセント iSocket 3G

iSocket 3G は、一見ただのコンセントタップに見えますが、SIMが挿せて通信もすることができる賢いコンセントです。

isocket-3g

このタップ、自分自身に電気が供給されなくなると、あらかじめ指定された電話番号に対して、音声またはSMSで通知を送ります。内蔵したバッテリーでアラートを送る間の電源は確保しているそうです。

isocker-3g-alert

セットアップは、SIMを挿してSIMの番号に指定のテキストを送るだけらしく、使い方もこれ以上ないぐらいシンプルですね。

家じゅうが停電しても、携帯がつながればアラートが受け取れるということで、家庭のネットワーク機器に依存せず通知ができます。これは、従来の通知なら取りこぼしていたケースを拾えるということになりますね。

# もちろん、地域全体がブラックアウトしていたら、携帯基地局も止まりますが、自分のところだけ、とか近所だけ、みたいな場合でも動くと

こちらのユーザーレビューでは、マリーナに止めているクルーザーの通電が切れたら知りたい、という男性の利用法が書かれています。たとえば、クルーザーの中の冷蔵庫が止まったままだと中身が溶け出して問題になるとか、そういうのをマリーナの係員にチェックさせることで防げるということ。

他にも、別荘の水道管の凍結防止装置、遠隔の灌漑装置、研究室の実験装置など、止まると損害が大きな電気機器に使う事もできると、製品サイトでは言っています。

サービスが悪くてよく停電するような貸倉庫とか、予告メンテナンス以外でも停電しているのに報告しない事業者のサービスレベルの監視にも役に立つのかもしれません。

デバイスはSIMロックフリーで、主要なアメリカの携帯ネットワークのSIMに対応しているということです。アメリカ以外では動作確認していないとのことですが、前掲のクルーザーの人はアメリカではなくオーストラリアで使っているということです。

そのまま使えるわけではないでしょうが、日本でも低速で維持費の掛からない格安SIMなどもあるので、こういうコンセントが欲しい人もいるのではないでしょうか?

via The Verge

カテゴリー
労働

8%のレイオフに含まれていたことをスマホ通知で知ってしまったツイッター社員

Bart Teeuwisse さんのツイッターから。「ツイッター社のレイオフ、自分が対象者だった。今朝こんな風にそれを知ったよ」

(一枚目) ヤフーニュースでの「ツイッター社、全社員の8%を解雇へ」
(二枚目) GitHub の通知「あなたはTwitter Inc. から削除されました」
「アクセス権がありません」

朝起きたらスマートフォンの通知でGitHub の職場のグループから外されたことを知ってしまったんですね。

退職させる社員にパソコンなどを一切触らせないとか、自席の私物だけダンボールに詰めさせて警備員が出口まで見送るとか、アメリカの企業ドラマなどでも見かけることがある解雇シーンです。

辞める人が会社の機密を持ち出したり、腹いせに破壊活動をしたりするのを防ぐという意味では、企業が使っている各種webサービスのアカウントこそ、一番最初にブロックすべきものなのかもしれません。

スマホの通知で自分のレイオフに気づいてしまうなんて残酷な話ではありますが、Bartさんは別のツイートで、会社はその前に電話で解雇の連絡をしようとしていたようだ、と元雇用主を擁護しています。

最初の画面の通知の上に、Google Voiceの録音メッセージの通知も出ているので、電話も貰ったけれどそのメッセージに気づくのが後になってしまった、ということでしょう。

通知画面から読み取ると、GitHub の通知が早朝5時台、人事からの電話が朝7時、ということのようです。

ツイッター社CEOのジャック・ドーシー氏が全社員に宛てたメール、というのも明らかになっていて、今回レイオフにあった8%、336人の社員への退職手当や再就職支援を約束しています。

僕がアメリカに居た時はIT業界が冷え切っていたタイミングで、僕の部下には大きな会社をレイオフされて来た人もいました。ものすごく優秀な人で驚いたのですが、その人や他の経験者から聞いた話を総合すると、この手の大きなレイオフでは個人の能力とかよりもどの部署やプロジェクトがカットされるかでレイオフに含まれるかどうかが決まってしまうことが多いようです。(ちなみに、その人はうちでの2年を人生をリラックスして過ごす期間としていたようで、業界全体の景気が戻りはじめたところでまた別の大きな会社の大きな役職、おそらくものすごい高給と激務、へと転職していきました。)

そのあたり、日本のように解雇が難しいところとはかなり違っていて、誰がレイオフされるかは運の要素がかなりあるようだし、解雇されることは本人の責任ではない(ことが多い)という受け止め方をされるようです。

実際、このツイートへの反応には「レイオフされたならうちに来ない」とか「知り合いがエンジニアを探してるんだけど」といった業界内リクルートが多く含まれていて、不運ではあったけれど、実力がある人はすぐに次を見つけていくんだろうな、と思いました。

via Gawker

カテゴリー
fun

もしもフェイスブックの更新が現実世界だったら[動画]

Facebookの更新や新機能の案内がリアルな世界のものだったら、というジョーク動画です。

英語ですが、Facebookを使ったことがあればだいたい何を問題にしてるのかわかると思います。公開2日で100万回以上閲覧されているので、共感してる人も多いのでは。

慣れたホーム(家)を勝手に変更して、紹介してくれたり。

「友達」や見知らぬ「友達の友達」が写真や好きな音楽を見て回った上に失礼なコメント(高校の時は太ってたんだね、とか、ヒット曲ばっかり聴いてるのな、とか)をしたり。

それ以外の他人があなたの更新を見に来たり。

facebook-update-in-real-life-1

イベントにしつこく誘ってくる通知がいっぱい届いたり。

facebook-update-in-real-life-2

ネコを新機能、犬にリプレースしてみたり。

現実社会の友人関係をネットに投影したのがソーシャルネットワークではあると思いますが、そのソーシャルネットワーク内での行動を現実に再投影すると、ああこれは自分には合わないなあ、と思ってしまう人もいるのではないでしょうか。

via The Daily What