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Buzzed

Discord のユーザー名には Clyde を含められない

Discord のロゴのキャラクターの名前は Cylde(クライド)と言うんですね。メッセージの送信エラーなどのシステムエラーの際に、この Clyde という名前で Discord のロゴを持ったユーザーがエラーメッセージを送ってきます。

この Clyde は bot という形でエラーメッセージを送ってきますが、正確には他のbotとは異なり公式による特別なUIのようです。

Discordのユーザー名登録やユーザー名変更では、Clyde にリネームすることもできないし、clyde という文字列を含むユーザー名に変更することもできない、とreddit で話題になっていました。

clydeを含むユーザー名に変更しようとしたらエラーが出る

“Clydē” とアクセント記号をつけてフィルタを突破したクライドさんもいたようですが。自分の名前をサービスで使えないというのは困ったものです。

「そんな良くある名前をシステムの名前にするのがいけない」というのはもっともな意見。「べつにDiscordという名前でエラー通知すればよかったのでは」という意見もありますが、公式bot(らしい存在)を擬人化して親しみを持たせたかったとかそういう理由もあるのでしょう。

いろいろなところで音声アシスタントの誤作動に巻き込まれているであろうアレクサ・シリさんの受難ほどではないですが、世界のクライドさんはDiscordで困っているかもしれないんですね。

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調査ツール

Maigret – アカウント名から各種サービス上のプロフィールを串刺しで調査するツール

soxoj/maigret(メグレ)は、SNSなどユーザー登録ができるサービス群に対し、アカウント名からユーザーページを調査するというツールです。

たとえば @akky というアカウント名があった場合に、twitter や Instagram などメジャーなSNSから、reddit などの掲示板、ブログや趣味のサービスなど大量のサービスについて、それぞれのユーザー akky のページの情報をスクレイプしてレポートを作ってくれます。

動かしてみた様子がこれ。

Maigret でユーザー名 akky を調査した際の結果(一部)

調査の可能なwebサービスは約2500個、Alexaで人気の高い順に個数を指定して調べさせたりもできます。

各サービスのユーザープロフィールページをチェックしにいくということは、ユーザーページのURLパターンを持っているということ。そのデータは data.json というファイルにあり、今登録されていないwebサービスの情報を追加依頼することもできます。

もともと Sherlock という先行ツールがあり、Maigret はそこからフォークして対応サイトを増やしたりしているようです。命名はシャーロックからフォークしたメグレ、というわけですね。シャーロックの対応サイトが500個ほどなのに対して、2500個のサイトのデータを持っているのは頑張っているのではないでしょうか。

とあるサービスのアカウント名から、他のサービスでどんな活動をしているか調べるのを補助するツールということで、他人が望んでいないプライバシーの紐づけにつながる点で警戒する人もいるでしょう。

また、たまたま同じユーザー名を別のサービスで使っている人たちが、誤って同一人物とされ、その間違いから誤情報が生み出されることもあるかもしれません。よくある単純なユーザー名を持っていると、このあたりはハナから別のサービスで同じユーザー名が取れないのは当たり前で気にならないのですが、数字などを含めて長いユーザー名を色々なサービスで使っている人はサービス間での紐づけがされうることに注意すべきかもしれません。

via Hacker News