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ネットのサービス

Grabr – 海外からの旅行者に買い物してきてもらうマッチングサービス

Grabrは、自分のいる国/都市に来る予定の旅行者に、出発地でしか買えないような商品を買ってきてもらうためのサービスです。

最新のガジェットなんかは、特定の国でしか発売されていなかったりすることも多いですね。こんな感じで買ってきてもらえるものやその値段がオファーされています。

日本のアイテムとして、例えば東京ばな奈が掲載されていました。公式サイトの英語ページにも、確かに”only available in Japan”とあります。

サービスは、上記のように Grabr が並べて提案している商品を基に、買い手と運び手がマッチングされる、というのもあれば、特定の欲しい商品がある買い手がリクエストを作り、運び手を募る、というスタイルも取れるようです。

依頼は、Amazon などその国のショッピングサイトで商品のページを開き、それを張り付けます。信頼のあるショッピングサイトであれば現地の人にはその値段でその商品が入手できるのは確実なので、あとは運び手側がどれだけの報酬を乗せるか。

Grabr 上で双方が同意し取引が成立した際には、依頼者のクレジットカードからの引き落としをサービス運営側が預かります。実際に運送側が現地ネットで購入し、旅行して相手に引き渡し、依頼者が物を受け取って確認した時点で初めて、運送側がこの預けられていた支払いを受け取れます。

サービスがエスクローの役割を果たすことで、お金だけ受け取って持って行かないとか、注文と合わないものを届けるとかを防いでいるようです。

こちらはとある YouTuber の利用体験動画、宣伝っぽさもありますが、逆に旅行者から商品の提案をするケースが描かれています。彼女はバリ島旅行から帰るにあたって、マーケットで入手できるズボンを Grabr で提案し、購入者の数だけ現地で購入します。それを帰路に持ち帰って渡すことで、$400(4万4000円) の儲けをえたのだとか。

頻繁に旅行する人にとっては、スーツケースの空いたスペースを使っての副業になる可能性はありますね。実際、東京からの提案商品もニンテンドーSwitchやフィギュアなどいろいろ載っているので、海外旅行のついでに少しおこづかい稼ぐ、みたいなこともできるようです。

とはいえ、海外から個人に持ち込んでもらう、という発想に、本当にトラブルなく回るのかな、とか、なんか悪用されることはないのかな、と心配な気持ちもあります。運び手のなる旅行者の方は特に、その国に何を持ち込んでいいかとか、何を運んだら法に触れるかとか、確認する必要がありそうですね。

via VentureBeat

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データ可視化

国別の旅行危険リスクを可視化した世界地図 Travel Risk Map

保険会社International SOSが公開した旅行リスク地図(Travel Risk Map)

保険会社として多くの事件事故データを持っていて、それを使って判定しているのでしょうね。OpenStreetMap ベースの世界地図の上で、医療(medical)、治安(security)、道路の安全(road security)の三つのリスクの多寡を切り替えて表示できます。

国によっては州や地域でさらに細かくリスクが分類されていたりもします。

さて、旅行先としての日本の安全性はどう判定されているのか、と見てみると、

  • 医療: リスク低(low)
  • 治安: リスク低(low)
  • 道路の安全: リスクとても低(very low)

と、ありがたいことに世界でもトップレベルのリスクの低さであることがわかります。

ただし、治安の地図で見ると上には上がいて、low の下に insignificant (とるにたりない。統計的に有意でない)、というカテゴリーがあります。この insignificant の黄緑色で表示されているのは、以下のような国々

  • ノルウェー
  • フィンランド
  • デンマーク
  • スイス
  • スロベニア

他にルクセンブルク、リヒテンシュタイン、サンマリノ、アンドラ、モナコ、なんかもこの「超安全」カテゴリでしたが、これらの小国はまあ小さいから可能なところはあるかと思います。

地図を紹介しているMaps Maniaでは、各国の政府が自国の旅行者向けにこういったリスク情報を流している(例: 英国)ので、それとの併用を勧めています。

日本の場合は、外務省の公開している海外安全ホームページがそう。より詳細な情報に日本語でアクセスできるので、目的国がはっきりしている場合はこれでもいいのですが、興味的につらつら見るには、冒頭のインタラクティブな地図の方が直観的で楽しそうです。

日本のサイトでは日本の危険情報は載せませんから、「世界の国や周辺の国と比べて日本の安全性はどうなんだろう」という興味が沸いた時は、前掲の地図や諸外国の政府の情報が役に立つかもしれないですね。

via Maps Mania

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ネットのサービス

Friendshippr – 世界中の旅行する友達を個人宅配便にするクラウドシッピング・サービス

friendshippr は、Facebook上の友達などで自分がいる国・地域に旅行する人に、元の国でしか手に入らないものを買ってきて貰ったり、手荷物として運んできてもらったりするという、クラウドシッピング(クラウド発送)サービスです。

friendshippr

動画中の活用例としては、「スイスからチョコレートを買ってきてもらう」、「香港に忘れてきたテニスラケットを持ってきてもらう」、「アメリカで売ってない電子デバイスを買ってきてもらう」といったストーリーがあげられています。

Friendshippr アプリは、登録したあなたのFacebookフレンドに対して、「AからBまでCを運べる人はいない?」という呼びかけをするようです。この友達が自分のネットワークにこれを紹介することもあるので、「友達の友達」までが対象となります。友達の友達なら、自分の荷物や買い物を運んでもらっても大丈夫、ということなのでしょう。

飛行機で荷物を持ち運ぶことや、指定の目的地への入国などに関する現地の法律や規制などについては、すべて自己責任。荷物を運んであげたことに対するお礼も設定できますが、感謝の気持ちはご飯を奢るなどで示してください、とのこと。

このサービスで直感的に一番心配に思うのは、麻薬やポルノといった多くの国で禁止されている物を、それと知らずに運ばされるような悪用ですね。空港でも「知らない人から頼まれたものは、決して受け取らないでください」とよく警告されていますし。国によっては死刑になることだってあります。

どのみち移動する予定な友人知人が、スーツケースの空いた場所などを使って小物を運ぶというのは良いアイデアなようにも思いますが、やはり悪用された時のリスクが心配かなと。

friendshipprは、iOSとAndroid用のアプリがリリースされています。

Friendshippr

カテゴリ: ユーティリティ, ソーシャルネットワーキング
言語: 英語
価格: 無料
バージョン: 2.0.2

開発者: Friendshippr, Inc.
公開日: 2013-12-07
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スクリーンショット

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