カテゴリー
ネットのサービス

MacRecipes – 冒険野郎マクガイバー7シーズンの全レシピをデータベース化

Macrecipes
元理系少年ならはまったことがある人も多いのではと思いますが、銃が嫌いでそのへんにある小物を使ってなんでも工作で解決してしまうアメリカドラマのヒーロー、マクガイバーの工作のレシピをすべてまとめたサイト、それがMacRecipesです。
クリップで核ミサイルを止めた一話の最初の工作から、第7シーズン最終エピソードの最後の工作、テニスラケットと電力計でレンチを作るまで、313のマクガイバーの技が、ProcesssingとProcesing.jsを使ってビジュアライズされています。
選んだレシピから、同じアイテムを使った他のレシピを探すことも簡単にできます。たとえば、「マクガイバーといえばまずクリップ」という印象の人も多いと思います。こういうジョーク商品もあるんですが、
Macgyberclip
MacRecipesによれば、クリップは第一シーズンで3回使った以外は、第二シーズンでもう一回、計4度使っただけだったとわかります。
via MacGyver recipe book – All 7 seasons of diversions and mischief

カテゴリー
ネットのサービス

Inquisitr.comの売却資料に見る、英語ブログの値段

calculator and moneyphoto © 2010 Images Money | more info (via: Wylio)
ブログヘラルドというブログの創業者で、TechCrunchのライターをやめて2008年に独立したDuncan Rileyさんが作ったThe Inquisitr(インクイジター。inquisitorのスペルをもじったもの)というブログがあります。
Theinquisitrtop
このThe Inquisitr、TechCrunchの取り上げるようなテック系・ガジェット系も書けば、米国スポーツや有名人ゴシップなども取り上げるなどカバー範囲を広げていき、このあたりのブログとしては中堅といっても良いぐらいの人気を博しています。僕の購読リストの中では、毎日必ず読むブログには入ってませんが、いつも読むリストを巡回しても面白いネタが見つからなかった時にはチェックするブログという扱いです。

今回、このDuncan Rileyさんが、家庭の事情でこのThe Inquisitrを売却したい、と言っています。このブログの売却希望価格とかページビュー、売り上げやライターのコストなどの、普段出てこない生々しい数字が公開されていて参考になるのでご紹介します。
まず、サイト自体について。ブログの投稿数が17,723件。3年間でこの件数だと、一日18記事ですか。結構な量ですね。

ページビューは月間700万pv。月間訪問者は150万人。Facebookぺーじのファンが3000人、ツイッターのfollowersが5500人。CMSとしてはWordPressを利用。たった3年でこれだけのブログを作るなんてすごいです。

それにたいして、Rileyさんが希望している売却価格は$300,000(3300万円) (2400万円(21万8160ドル))
運営費は、サーバーの維持費が月$800(8万8000円)(6万5千円)。ちなみにサーバーはRackspaceとAmazon Web Serviceの組み合わせです。毎日18記事を本人が書いているわけではなく、ライターチームを雇って書かせています。これが、変動が大きいものの月にならすと$5000(55万円)(40万円(3636ドル))。自分で記事を書くことは最近はめったになくなっているそう。

それに対して収入はというと、荒利が月に$15,449(169万9390円)(125万円(1万1362ドル))。全部が広告収入で、それらの内訳も公開されています。

収入源 金額(ドル。12ヶ月の合計)
Technorati Media 132756.69
グーグルアドセンス 3056.17
アマゾンアフィリエイト 714.35
Buy Sell Ads 6367.5
Kontera 9321.21
Meebo 3084.67
Text Link Ads 19814.28
Valueclick Media 2234.14
Outbrain 8044.42

で、年間収入が18.5万ドル(2035万円)。12で割ると$15,449(169万9390円)ということになるようです。

この情報、英語ブログや英語サービスを広告モデルで運営するときに(アジアジンもそうですが)、どこから広告を引っ張ってこれて、どれぐらいの収入になるのかがわかっていいですね。

実際のサイトでどこにどのサービスからの広告をどのように貼っていたか、でぜんぜん違ってくるとは思いますし、それはInquisitrというサイトが今も運営中なので確かめることはできるのですが、このブログでは、Technoratiメディアからの収入がかなり大きな割合を占めているのですね。テクノラティなんて、日本ではもうほとんど聞かなくなったブランドですが、アメリカではブログ広告をネットワークしていたんですね。

さて、これだけのメディア、そのまま運営し続けられると年5%の収益ということになりますが、海外に発信したくてお金がある会社なら、このへんポンと買っちゃったほうが、PR会社とかに支払うより安かったりするかもしれないですね。

カテゴリー
ネットの事件

Wiiのもらえるトイレ我慢大会で水中毒死者が

カリフォルニア州サクラメントで、水を飲んでいちばんおしっこを我慢した人は任天堂の新ゲーム機Wiiをもらえるというラジオ局のコンテストに参加した女性が、帰宅後に死亡したというニュースが。(CNN, YouTube)

# Wiiとおしっこ(Wee)をかけた大会らしい。なんかアメリカっぽいコンテストだな

死因は「水中毒」ということらしい。水だって飲みすぎれば中毒死してしまう、ということか。

毎週毎週、「ナントカを食べれば体にいい」みたいなテレビを見て、次々と別の食品に群がってる人たちがいるみたいだけど、水ですら取りすぎで死ぬんだから、何だって集中して摂取しちゃ体に悪いよなあ。など思ったり。

[追記 2006.01.16] BBC Newsで、水の過剰摂取でどんな問題が起こるのか、なぜこの女性は死に至ったのか、が解説された

[追記 2006.01.17] いろんなところで報道されてるようだが、このラジオ局が事件に関連して10人の局員を解雇したとのこと。