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データ可視化

Commute Time Map – 一定時間内にたどり着ける範囲を示せる地図サービス

「ピカデリーサーカスから電車で20分」と「ブリクストンから車で10分」の2つを指定した地図。すべての条件が成り立つ領域だけを表示させたりすることもできます。

いわゆる「等時間地図(isochrone map)」と呼ばれるタイプの地図で、地図上の地点間の所要時間を大量に集めないと描けないものです。

徒歩で指定した時は、時間内で行ける範囲は円形に近い形となります。

「東京駅から電車で30分」、絶対にこれは違いますね。電車利用は線路沿い、自動車は高速道路沿いにそって大きく伸びそうなものですが、時間を伸ばしても思ったほど距離が伸びてないような気もします。

「ロンドン中心部から電車で30分」だともう少しそれっぽい範囲が出てくるので、このサービスが使っているIsoline APIが日本の電車に未対応なのでしょう。残念。

ある一か所から一定時間内でどこまでいけるかだけでなく、複数地点からの到達を条件にできることで、どんな使い方が考えられるでしょうか?

別々の会社で働く3人の友人が、徒歩・徒歩・自転車でランチを食べに集まるとして、全員が同じぐらいの時間がたどり着けるのはどこか、みたいなのを可視化することができるかもしれません。

また、同棲カップルがお互いの職場からの時間ができるだけ短くなるところをみつける、みたいなのに使えるかもしれませんね。通勤時間が同じになる場所をみつけて、そこで賃貸物件を探す、とか。

電車での速い移動がもっと正確にでるようになれば、日常的に使える便利サービスになるような気がします。

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fun

OKグーグル、東京からベトナムまで徒歩で行きたい – 出てきたルートは?

Googleマップで「東京→ハノイ」を検索すると、飛行機で6時間ぐらいと出るのですが、

移動方法を徒歩にすると、こんなルートが出てきます

キレイに中国を避けてますね。距離にして1万6000km、3163時間は眠らずに歩き続けたとしても4か月以上。

八戸~苫小牧、宗谷海峡、間宮海峡はフェリーを使うようなので完全徒歩とは言えませんが。元ネタではウラジオストクからハノイになっていて、こちらはすべて徒歩ルートです。最近なにかとニュースになるアフガニスタンのカブール周辺も通りますし、簡単な道程とは言えません。

「Googleマップが中国に対応していないから?」 と、「北京→上海」を入れてみると、ちゃんと結果が表示されます。

reddit の議論では、中国の地図情報データの安全保障上の規制でデータ利用が制限されているからではということでした。特に国境周辺の地図情報は得られなかったり、利用するとまずいことになったりするんでしょうかね。

「新型コロナウイルスで入出国が禁止されているからでは?」という意見もありましたが、COVID-19以前からGoogleマップでの中国国境の扱いはこんな感じだったと反論がありました。

via reddit

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ネットのサービス

3D地図をマンガ調に変換表示する Manga Map サービス

Manga map は、OpenStreetMap のデータから MapBox でマンガ調(カートゥーン調?)に変化させた地形を表示するwebサービスです。スティーブ・アトウェル氏 (Steve Attewell)の作品。

これはレインボーブリッジ。面を塗る色数を減らしたり、境界線を強調したりするトゥーン・レンダリングの技法で、独特の見え方に変換されます。

ビルのデータは含まれていて高さを含めて出てきますが、土地の高低や直方体以外の建物については形が面白くなってしまうことも。

検索から地名や観光ポイントの名前を入れることで、世界のいろいろな場所をマンガ調にできます。

via Maps Mania