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フェイスブックの使い過ぎをブロックしてくれるChrome拡張Facebook Nanny

Facebook Nannyは、ナニー(子守)の名前が示すように、あなたのフェイスブックの利用度合いを見張って、フェイスブックにはまり過ぎないように見張ってくれるというChromeのブラウザ拡張です。

この拡張をインストールしたChromeブラウザでは、

  1. フェイスブックを開いた時、届いている通知1件につき1分間が与えられます。通知が無ければ15秒
  2. 上記の時間が過ぎたら、他の通知が来るまでフェイスブックはブロックされます。
  3. メッセージ・プロフィールにはアクセスできるので、新たにメッセージを送ったり、新規に近況を書いたりはできます。

要は、目的がはっきりしている作業はできるけれども、自分に充てたわけでもないタイムラインをなんとなく眺める、という作業はできなくなるということですね。

時間が経つとこのように、「Akky、仕事しないといけないんじゃないの?」というメッセージが出てブロックされます。

仕事に集中するためのよくある対策として、hostsファイルを書き換えて特定のドメインをブロック、というのがありますが、この拡張であれば、仕事の連絡とか自分宛の呼びかけにはちゃんと対処できますし、1つの要件を1分で済ませなきゃ、ということで集中力も上がったりするかもしれません。

# 他のブラウザを使ってでもFacebookにアクセスしちゃえば、効果ないですが。

自分を律することができればこんなもの要らない、という厳しい意見もあるでしょうけど、いろいろな機能があるwebサービスで、必要性や重要度の高い機能だけアクセスできるようにする仕組み、というのは、ものによってはサービス自体が搭載していてもいいのかもしれないな、などと思いました。

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ネットのサービス

フェイスブックやツイッターでの政治的なコメントを全部ネコ画像に置き換えるChromeブラウザ拡張Unpolitic.me

Facebookに流れてくる赤ちゃん画像を全部ネコ画像に差し替えるChrome拡張 Unbaby.me の作者が今回作ったのは、赤ん坊ではなく政治に関するコメントを見えなくするChrome拡張 Unpolitic.me

この拡張を入れた状態でFacebookを閲覧し、そこに政治関連のキーワードがあると、こんな風に猫の画像が表示されます。

前回の赤ちゃんブロックと同じアイデアではありますが。アメリカの大統領選が間近なので、さぞかしアメリカ人のFacebookやTwitterでは、やれオバマがとかロムニーがというコメントが飛び交っているんでしょうね。

ツイッター上ではこんな風になります。つぶやき元のユーザー名が”Politics Blocked”(政治はブロック)という名前になり、「代わりに動物の写真でも見ようよ」とリンク。

ブロックされた元の政治的なツイートをチェックしたければ、 @undo をクリックすると、元のツイートが表示されます。

Chrome拡張のオプション画面で、どういうキーワードを「政治的」とみなすかがカスタマイズできます。日本語でも動いたので、日本語のそういう単語を登録しておけば、全部ネコ画像に置き換わって表示されるでしょう。

もちろん、ネコじゃなくて犬がいい人は、犬の画像が出てくるRSSフィードを登録することで、差し替える画像を犬にできます。

つまり、「政治をネコに」と言っていますが、好きなキーワードをブロックし、好きな画像で差し替えられる汎用的なブラウザ拡張でもあるということです。

このChrome拡張、既に1万人以上がインストールしています。ソーシャルメディアで選挙や支持政党の話は見たくない、という人や、友達ではあるけど「この話題は聞きたくないなあ」という友人がいる方は試してみてはどうでしょうか。

via Google Chrome Extension Blocks Your Idiot Friends' Political Rants From Your Facebook And Twitter Feed | Geekologie

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ネットの事件

デザイン系の人気Facebookページが「著作権問題」で閉鎖

The Cool Hunterは、かっこいい建築やファッションなどのデザインを豊富な写真で紹介する英語圏の人気ブログですが、そのThe Cool Hunterによる78万人のファンを集めていたFacebookページが、公式から停止されたようです。

The Cool Hunter側で今回の経緯を説明していますが、Facebookページは8週間前に、前触れなく突然存在しなくなったということです。毎日1500-2500人のファンが増え、1万人以上がページ経由でブログに訪問していたということですから、ブログメディアとしてはビジネス的にも大打撃だったでしょう。

The Cool HunterはFacebook側に問い合わせしたようですが、「著作権侵害が繰り返されていたため」という返答を受け取っただけで、どのテキストや画像が著作権侵害なのかといった具体的な情報は得られず、一旦はコンテンツがすべて消えた状態で空のページだけが復旧したものの、それも5日後でまた停止されてしまったとか。

以前にもFacebookが他のFacebookページを「著作権侵害との報告を受けた」として突然無効化したことがあるそうで、この時はやりとりの後に復旧したページもあるようなのですが。

ウェブでデザイン系の画像を紹介するブログ、ともなれば、そこには多数の画像が絡んできます。元記事にリンクをつけての引用ならOK,とするブログも多いですが、実際には個々のオリジナルの作者や撮影者によって、何を許して何を許さないかというポリシーはバラバラでしょう。The Cool Hunter側は2件については確かに侵害があったようだ、と言っていますが、その2件が本当に問題とされたのか、誰がその著作権侵害をFacebookに通知したのか(本当の著作権者か、著作権者のふりをした第三者か)、など、不明なことが多すぎます。

また、実際問題として、Facebookのような巨大なプラットフォームで、運営側がどれがどう違反しているのか調べ上げて教えてくれる体制を作れるとも思えません。このあたりはYouTubeでも起こっている問題だと思いますが。The Cool Hunterは、まだ70万人ものファンがいるからこうやってニュース化して、ページを復活させるように働きかけてくれるファンもいるでしょうけれど、もっと小さなところが同じようなトラブルに陥ったら、まず打つ手はなさそうですね。

The Cool Hunter の本体はブログで、FacebookページはFacebook上でのファンや読者を増やす出店だったでしょうから、今回の事件ですべてをいきなり失ったわけではないでしょうが、本体のドメインやブログを持たずにすべてをFacebookで活動しているようなサイトは、著作権について突っ込まれるようなコンテンツを載せないようにしたり、著作権侵害だという報告をされないように注意しないとリスクが高そうですね。

TwitterやGoogle+であっても同様ですが、人が集まっているソーシャルメディアで活動しないとファンは増やせないし、かといってソーシャルメディアに依存してしまうと今回のようなトラブルで一気にウェブ上での存在感を失ってしまうリスクがあったりと、判断の難しいところです。このあたりは自分のドメインでブログを運用するか、大手のブログサービスでブログを書くか、といった選択でも過去に悩んだ方は多いかと思いますが。