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ネットのサービス

lofi.co – 集中できる作業環境をブラウザで提供するフリーミアムサービス

lofi.co は、ブラウザで開きっぱなしにして使うBGM & 生産性向上ツール群というサービスです。

Lofi.co の入り口ページ

Lo-Fiの定義はWikipediaを読んでもよくわからなかったのですが、長時間再生できる作業用BGM を Lo-Fi と呼んでることもあるので、ここではそういう意味かなと思います。

Lofi.co で画像を選ぶ

無料で使える範囲は、カフェの背景画像、3種類の音楽ジャンルのBGM、都市のノイズ、雨だれ、タイピング音のようです。

Lofi.co の料金表

毎月$2.99(220円) の有料プランを購読すると、背景画像や音楽の種類が増え、さらにポモドーロタイマー・メモ・計時ログ・ToDo リストなどの生産性ツールが使えるようになるそうです。

ブラウザのウィンドウ一つでこのサービスを常時表示しておき、そこで自分の作業環境に関わる多くを賄おうということでしょうね。

こういったブラウザで BGM + 環境音というサービスはたくさんあり、過去にも紹介したことがあります。参入者はとても多いのですが、人気が出てスケールした時にどうやって儲けるのか、という疑問は常に出てきます。

Lofi.co は定額課金という方式で来たわけですが、たとえばBGMなら YouTube で作業用BGMを検索して掛けっぱなしでも同じことは達成できるわけで、有料ユーザーがそんなに取れるのかな、とも思います。定期的に出てくるこういうサービス、どれもいい感じで発見した時は楽しんでるのですが。

Lofi.co は ToDo や タイマー等と併せることで課金を狙っているわけですが、この方向で普及するのか、それともまた来月は別のこういう新サービスをみんながいじっているのか。

via Hacker News

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バグ

And. を5回続けて書くと Google Docs が落ちるバグが見つかる

Google Docs の公式サポートフォーラムで、不思議で面白い(中の人にとってはたいへんかもしれません)バグが報告されています。

“And. “を5回続けて書くことで、Google Docs で編集中のページがクラッシュしてしまうというのです。

Google Docs サポートフォーラムより、再現されたエラーのスクリーンショット

Chrome, Firefox で再現したというコメントがあるので自分も試してみたのですが、どうしても再現しません。今朝4時頃(日本時間で)のレポートに対して6時頃には Google の人が確認し修正中だと回答しているので、もう直っているのか、何か条件が違うのか。Google アカウントの言語は英語にして試しているのですが。

より詳細な再現手順は、”And. And. And. And. And.”と書き、改行してからページのリロード、ということ。”and. ” と A を小文字にしてはダメで、ピリオドの後にはスペースを入れないといけないそう。

また、”But. “5回でも起こるそうですが、だからといって大文字で始まるどんな英単語でも起こるというわけではないということ。

Hacker Newsのコメントでは、Also, Therefore, And, Anyway, But, Who, Why, Besides, However などの英単語を使っても再現したそう。

特定の英単語でしか発生しないことから、英語に関する機能、つまりスペルチェッカ―が原因ではないか、という話が出てきています。実際、And. And. を打った時点でスペルチェックの青波線が出ていますね。メニューから Tools の Grammar suggestion をオフにするとクラッシュしなくなるという話も。(自分で再現できていないのでもどかしいです。)

via Hacker News

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ネットの事件

地図表示ライブラリ Leaflet がウクライナ支援を呼びかけ

OpenStreetMap を使ってウェブサイトに地図を表示できる JavaScript ライブラリ Leaflet のトップページがいつもと違う掲示になっています。

通常のドキュメントやダウンロード、プラグイン情報などはこちらに退避され、トップページ全面にてウクライナ支援に関する作者/メンテナー一同の意見表示が行われています。

Leaflet の作者はウクライナ・キエフ市民のウラジミル・アガフォンキンさん(Vladimir Agafonkin) @mourner

ロシア軍の爆弾が降り注いでいるため、家族と共にキエフは脱出したところだそうです。

このページに署名している「Leaflet メインテナー一同」は、Leaflet ユーザーに対する、各国の政治家への働きかけや平和を求める活動への参加、Safelife.in.uaウクライナ赤十字への寄付の呼びかけなどを書いた上で、

「人道に関する訴えがあなたに効かないのであれば、あなたの利己主義に働きかけましょう。ウクライナ市民の将来は Leaflet の将来でもあります。」

If an appeal to humanity doesn’t work for you, I’ll appeal to your egoism: the future of Ukrainian citizens is the future of Leaflet.

言いたくてこんなことを書いてるわけではないでしょう。戦争で家を追われた作者の悲痛な気持ちが伝わってきます。

GitHub 上のソースコードのReadmeも同様に書き換わっていますGitHub はロシアからのアクセスを遮断しないことを表明しました。これも賛否あるかもしれませんが、ロシア国内のLeafletユーザーがこの主張を目にするだろうことを考えると、遮断で見えないよりも情報量はありますね。